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トヨタ・シエンタHVとホンダ・フリードHV比較

当ページは2ページ目です!

比較:内装の違い(1〜3列目)

2023・シエンタHVとフリードHVの比較2023年執筆のシエンタHV、フリードHV乗り味比較

燃費が良いコンパクトミニバンの比較です。ハイブリッドモデルで快適性と走行フィール、内装を比較します。

シエンタとフリード乗り比べ(比較)

「2ページ目・内装(フロント〜リアシート)」

  1. 乗り心地や静粛性、ハンドリング
  2. 内装
  3. HVシステムと加速減速

※2023年・執筆 この記事を書いたのは?

6.内装(インパネ周辺)

インパネの写真は上がシエンタ、下がフリードです。

シエンタ:内装インパネ1

フリード:内装インパネ1

スターティングプライスの差を大きく感じるのは内装、インパネの作りです。

木目調パネルに関係なく、フリードの方が凝ってるなと感じます。逆にシエンタはシンプルで道具的なイメージが、クルマに合っていて好印象です。

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シエンタ内装1インパネ全体 フリード内装1インパネ全体

シエンタ内装2ダッシュボードフリード内装2シートなど横から

シエンタ内装3メーターフリード内装3メーター昼間

シエンタ内装4夜間フリード内装4メーター夜間

クリックで拡大します。

それぞれの印象

質感高いフリードのインパネ

木目調パネルの質感はそれなりだけど、大きな装飾で凝ったインパネ。メーター内に装飾用の照明が備わったり、ステアリングスイッチも凝っていたり、エアコン操作部は相当に立派。

エアコン操作パネルの質感はステップワゴン以上かも?

フリード:内装エアコン操作パネル

全体的に、曲線で無駄に個性を演出することなく、ミドルクラスに迫る質感はコンパクトっぽくないです。
シフトセレクターは電子制御タイプ。ナビは大きいもの付けられるけど、けっこう高いです。

軽快感高いシエンタのインパネ

軽快感あって、道具的なかっこよさ(シエンタの場合は褒め言葉)。デビュー時期が新しい事はデザインからも感じられます。

最廉価グレードを除き、ディスプレイオーディオとコネクティッドナビ5年分が付いてきて、音声エージェントなども使えます。

シエンタ:内装インパネ2

使い勝手としてはフリードよりメーターが近く、文字が見やすい。コンパクトカー的に体に馴染んで緊張感を感じません
シフトセレクターはストレート式。細かなところで、tripのリセットはメーターから飛び出た棒で行います。

フロントのシートについて

取り上げたいのはシートバック(背もたれ)。背骨を支える膨らみが両車で異なります。

シエンタ・シート1フリード・シート1

シエンタは腰骨のあたり、低い位置が膨らんでいて、座りやすいし、シートとの密着感が高い。クルマの挙動掴むのに重要な部分。

フリードはもっと高い位置。筆者の場合は背中の中央あたり、ここが大きく膨らんでいて、おへそを前に出す姿勢を取らされます。座りにくいというのが率直な意見。

フリード・シート2ちょっとやり過ぎとも思うけど、フリードは撥水機能付きのシート表地が優秀そう。

ザラッとしてるんだけど、座ってつっぱりを感じないのが良いです。

ちょっとした部分

ドアのグリップ位置

シエンタ・ドアグリップシエンタに関する部分。ドアのグリップがドアトリム上部についています。

ほんとは通常の位置にも穴があればよいのですが、そこにはございません。

ドリンクホルダー

フロントシートのカップホルダー。どちらも使いやすい位置に用意されるけど、少し違いがあります。

シエンタ・ドリンクホルダー1フリード・ドリンクホルダー1

フリードは中央にも用意されます。シエンタはドアに1.5Lサイズも入ります。

運転席前の収納トレイ

フリードはわかりやすい(見えやすい)ですが、シエンタもしっかりついてます。

シエンタ・収納トレイフリード・収納トレイ

両車ともにティッシュボックスを入れて蓋をすることができます。

比較対象車はこんな感じ

ともにハイブリッドの中ではもっとも安価なグレード。開始価格の差は大きいです。

シエンタ(MXPL10)ハイブリッド
新車価格:242万円

2023年登録でグレードは「ハイブリッドX・7人乗り」。

レビュー!シエンタHV試乗レポート

フリード(GB7)ハイブリッド
新車価格:269万円

2022年登録の後期フリード。グレード「ハイブリッドG」。

レビュー!フリードHV試乗レポート

7.内装(2列目リアシート)

シエンタ:内装リアシート1

フリード:内装リアシート1

端的にまとめると、2列目はシエンタの勝ち!3列目はフリードの勝ち!

座りやすさと快適性含めての印象です。

2列目リアシート

着座感やスペース的な部分

大人がしっかり座れるのはシエンタの方です。これはシート座面高の関係と、前席下へ足の入りやすさ。この関係によってです。

写真は左がシエンタ、右がフリード

シエンタ・リアシート1フリード・リアシート1

正確には、フリードの座面がお子様向けくらいの座面高で、大人が座るには高さが足りないのと、フロア前方が盛り上がっていて、足が置きにくいし入れにくい。

シエンタ・リアシート2フリード・リアシート2

スペースにはフリードの方が広いかもしれませんが、一番後ろまで下げないと座りにくいのが惜しいです。

ベンチシートとキャプテンシート

フリードは6人乗りと7人乗りと選べ、シエンタは5人乗りと7人乗りが選べる。
つまりフリードだと2列目キャプテンシートが選べます。

シエンタ・リアシート3フリード・リアシート3

キャプテンシート=左右独立シート。両側にアームレストが備わり、見た目にもリッチで、3列目へのアクセスもラクです。

スライドレールに関する比較

シエンタ・リアシート4乗車する時、もし足を引っ掛けてしまったらつまずいちゃうくぼみ。

筆者のスニーカーで、フリードは足先が入る、シエンタは入りにくい。その位の差がありました。

走行中の快適性

シエンタ・リアシート52列目はシエンタHVの方が快適です。着座感、揺すられにくさ、静粛性の部分で勝ります。

シエンタはフロントシートに近い快適性、フリードはリアサスにバタつきを感じる時があるので、フロントシートとの快適性の差を感じます。

8.内装(3列目リアシートとラゲッジ)

シエンタ:内装ラゲッジスペース1

フリード:内装ラゲッジスペース1

3列目は片方出しておくと、小さな荷物も置きやすかったです。

シエンタ

シートを出すのが意外と面倒だったり、シートが小ぶりだったり、収納して使う事が重視されている様子

シエンタ・ラゲッジ1シエンタ・ラゲッジ2

実際にドライブしてみても、フリードよりエマージェンシー的な印象でした。

足元のスペースはあるものの、座面クッション性と静粛性の部分でフリードに部があります。

シエンタ・ラゲッジ3シエンタ・ラゲッジ4

ラゲッジはシートが完全に隠れますし、大きなアンダートレイもあって、ワゴン車的に使いやすいと思いました。

シエンタ・ラゲッジ5シエンタ・ラゲッジ6

3列目シートはハッチから乗車することも可能です。

フリード

ちょっと重いものの、手軽に用意できる3列目シートで、シエンタよりラクでした。
上に持ち上げるチカラは必要ですが、トータルで考えたらシエンタよりサッと出せる。

フリード・ラゲッジ1フリード・ラゲッジ2

シエンタですと、2列目シートやラゲッジに置いておいた荷物をどかしながらでないと、3列目シートが出せません。そこも大きいと思います。

フリード・ラゲッジ3フリード・ラゲッジ4

その分、荷室としては跳ね上げた時に邪魔になるかもしれません。代わりにフロアは低く、ハッチから乗り込むのも普通にできます。

フリード・ラゲッジ5フリード・ラゲッジ6

ドライブしてみれば座面が衝撃を吸収してくれて、2列目キャプテンシートなら閉塞感も最小限。隙間に膝を逃がせるのも良いです。

動画:シエンタHVとフリードHV比較

当HPのYouTube公式チャンネルで、動画を公開しています。

シエンタとフリードの比較

 


次のページに続きます!

次のページは「加速感と減速感、印象まとめ」です。

フリード・シフトセレクターシエンタ・シフトセレクター

 

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