2025年執筆のたくさん乗ったらどう変わる?どう運転する?知っておきたいこと5選。
4人5人と乗ったら「何が変わる?どう変わる?」そして「運転のコツ」。
※2025年執筆 この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
なるべくわかりやすく、項目ごとに、状況に合わせてと語っています。
まず変わってくるのが、運転席からの視界。乗員により、真横と斜め後ろが見えにくくなります。
クルマのサイズ、車内広さにもよる部分で、コンパクトなクルマほど、影響を受けやすいです。
以下写ってるのは従兄弟と従兄弟の子ども。筆者ヒラリーは独身です。だれか助けてw
真横は2人乗車でも変わってくる部分。シートを後方にグッと下げられれば、視界の妨げになりくいですが、アップライトに座るクルマほど影響を受けやすい傾向です。
リアシートに人がいて、シートを前に出さなければならない時。例えば写真のような状況ですと、窓の半分かそれ以上が埋まってしまいます。
斜め後ろも一緒です。窓の形状によっての違いが大きいので、乗員が気にならない時もあります。
コンパクトな3列シート車は2列目を前に出さなければ3列目に座れませんから、そうした場合に視界が悪くなります。
目視できない部分はドアミラーでカバー。もっとドアミラーを信用しましょう。ということでその第一歩は、死角をなくすように、適切に調整。合わせてドライバーの除き方で死角をほとんどなくす手法があります。
死角をなくすためには、ミラーにボディが写らないように調整すること。
ボディが写っている時は、だいたい死角が存在しています。死角を認識していれば、ミラーを信用できません。
死角を認識できてない場合は、停止状態で確認してみてください。きっと、ゾッとします。
とはいっても、わずかでもボディが写っていないと、位置感覚が把握しにくいかもしれません。そうした場合は、頭を前に出して、もしくは身をかがめて覗き込む。
こうすると、ボディが写らない状態が作り出せます。それによって死角が減ります。とっさの時でも、顎を引くくらいのクセがあると、安全運転に貢献すると思います。
タイヤが真円でなくなる!重量に耐える空気量が必要!
タイヤ空気圧っていつでも重要で、これだけで良いクルマが良くないクルマに感じられるほど。左右輪で揃ってないとうまく運転できないものですが、多人数乗車ではより明確に違いが出ます。
具体的には、増した重量を支えられるだけの空気が必要です。クルマは動いている中で、タイヤごとの荷重が変化します。例えばブレーキかけると、フロントタイヤに重さが乗ってくる。
そうした重量に耐えなければなりません。
タイヤが凹む=応答性が悪くなる=接地圧も変化。というのもあります。操作に対して反応が悪くなれば、なめらか運転は難しくなります。限界性能も落ちます。
もうひとつ。真円率の変化。
重量増でタイヤが凹む=接地部分がたわむ=いびつな円形になる。
つまり、走っていてゴロゴロ感が伝わってきます。特に低速時に顕著で、時速20〜30kmでゴロゴロ感を感じる時は、タイヤがいびつな状態がありえます。
速度を上げたり、空気を入れてスッキリ時はだいたいこれ。
以前は新品から真円率低そうなタイヤがあったけど、今はどうなんだろう。空気圧の低下する期間もタイヤによって異なります。
フロントシートに座ることが多いとわからないのが、リアシートでの挙動の違い。同じ運転でも前席と後席では、感じ方が異なることが一般的です。
同乗者を気配りした運転ができてるかどうかは、リアシートに座るとよくわかる。
理由は、クルマの挙動が、ワンテンポ遅れて唐突に感じやすい。ちょっと遅れてその分、変化がグッと伝わってくる。
特にヨーやロールという横方向や左右傾き。人間は唐突な変化って刺激的です。楽しいかもしれないし、不快かもしれない。クルマに関していうと、普通は不快だよね。
気を使った運転が大事。じゃあ何に気を使ったら良いのかと。
一つ上げるならハンドル操作。「動かし始め」と「動かし終わり」をゆっくり操作する。扉の開閉と一緒。切り始め、切り終わり、戻し始め、戻し終わり。ここをゆっくり丁寧に。
この間は素早く操作してもそこまで不快じゃない。そのために、切り始める位置や戻し始める位置、操作速度を考える。運転の楽しい部分であり醍醐味でもある。
ただこれが、言葉でいうほど簡単じゃない。
ゆっくり操作してる間にもクルマは進む。つまり今より手前から操作を始めなきゃいけない。
ゆっくり過ぎたり、切りすぎたりと出てくる。
クルマによっても違いが出てくる部分で、反応をしっかり返してくれたり、予想通りに動いてくれるクルマですと、遠くからゆっくり操作するハンドルさばきがやりやすいです。
続いて加速感の変化。排気量やトランスミッションにより、違いがわかりやすかったり、わかりにくかったり。
同乗者が増えて最も影響を感じるのは、3ペダルMT車。続いてDCT車やAGS車。その後にステップAT車がきて、もっとも影響を感じにくいのはCVT車。
国産車はほとんどCVTなので、日常で重さを感じる部分は少ないと思う。ちょっとしたアクセル開度の変化でも、ギヤ比や回転数を変えて、必要な加速力を出してくれる。
MTだったら、半クラッチを気持ち長めにとか、DCTやATだったらクリープを気持ち長めにとかは工夫できる。停止から動き始める瞬間が、もっとも重量の影響を受けやすいからね。
アクセル全開での加速力が悪くなる。これは仕方ないので合流加速は早めに。全開以上に加速する手段はありません。トルクつまり排気量の影響をうけやすい部分です。
アクセルを少し踏む加速で重さを感じたら、それはドライブモードの出番。エコだったらノーマル、ノーマルだったらスポーツ。
モードを切り替えることで、同じアクセル踏力でも、もっと深く踏んでる状態にしてくれます。
上手なドライバーって、同乗者が不安に感じるであろうポイントを、前もって声で教えてくれる。慣れるドライバーなら会話の切れ目とかで上手く伝えてくれる。
筆者はコレが重要だと思ってきたので、今では無意識に行えます。
例えば黄色信号、「加速するね」「止まるね」とか、合流時の加速とか、自転車を交わす時など。
人間は0.1秒あれば物事を認識できるそう。だから一瞬言葉にするだけでぜんぜん違う。
ドライバーは脳内で、どうするか決めてるわけだけど、同乗者はわからないからね。
ブレーキは制動力に問題が出るほどの車種はないはず。ただ弱く踏んでいるときのフィーリングの変化は、少なからずあります。
ほんのわずかな制動力変化も、わずかな違いでオットットとなりがちなのがブレーキ。前がつまった時など体感しやすいです。
であれば、余裕をもって緩く長く減速するのがもっとも重要。次点で、踏みはじめを気持ち強く。ゆっくり抜いて操作する時間を長くとるイメージ。
古いクルマだと、ペダルが奥まで入っちゃうことも多い。エンジンかけて目一杯踏んでみて、ペダルがフロアに付きそうな場合は、最優先でメンテナンスをオススメします。
多人数乗車で豪快な運転をされる方は少ないだろうけど、余裕は確実に減っているのは間違いない。最終的にはクルマによる違いもでてきます。
現実問題、いきなりコントロールが効かなくなるわけじゃありません。普通は反応が曖昧になってその後、曖昧や唐突な動きが出てピーキーになる。
心配しすぎて緊張しちゃうくらいなら、もっとクルマを信用しようというのが持論。
ただ、性能的な余裕は減ります。普通に飛ばせると思ったら急に...みたいなね。
あとは緊急回避の場面。右に左にスパスパとハンドル操作する時には、クルマの動きは急に大きくなる。なので異変には、少しでも早く気づきたいところ。
まとめれば、緊張しない速度で流れに合わせて、遠くを見るように走れば大丈夫。
「人は緊張すると、ありえない行動をしてしまう」。緊張することで普段通りに運転できないことはよくあるでしょうし、それが危険に繋がります。
それには同乗者も、余計なことを口にしないことが重要。緊張通り越してイライラしちゃったら、それこそ危険。
慣れないことに緊張するのは誰でもそう。なので日常の一人でドライブするときから、イメージトレーニングしたり、滑らか運転を磨いたり、できることはいろいろ。
筆者は同乗者の首が揺れるのを見たり、いろんなハンドル操作を試して意見聞いたり、そうして同乗者に優しい運転を考えてきました。
試乗レビューをしていると、理想的な運転がしやすいクルマ、しにくいクルマ、両方あります。
気になったら試乗レビューもぜひ、ご覧ください。
意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転。
受け売りでなく、紹介ではなく、レビューです。
評論家との違いは、自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。