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自動車比較・メンテナンス「エンジントルクダンパー」

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エンジントルクダンパーをFIAT500につけてみた!

FIAT500のエンジントルクダンパーFIAT500ツインエア、お馴染み2気筒900ccにターボ過給器を付けた動力源を持つクルマ。

2気筒だけにエンジントルクダンパーの効果もわかりやすいはず?という仮定の下、実際に取り付けてみました。

エンジントルクダンパーをFIAT500で使ってみた

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取り付け作業したクルマはこちら!FIAT500

この記事を書いたのは?

2気筒エンジンのFIAT500に取り付け

今回エンジントルクダンパーを装着した車両は「FIAT500」。2気筒エンジンで笑っちゃうくらいの振動が心地よい?自動車。

FIAT500・アバルト500

回転を上げれば振動が多いのにも関わらず、アイドリング中はステアリング等に振動が伝わってこないという、ちょっと不思議な一面を持つ。
よくよく考えれば「エンジンマウントが柔らかいクルマ」ってことだね。

新車時の状態では、前後左右、丁寧にアクションを起こしてもエンジンの揺れは大きめ。

エンジンルームが立派なFIAT500

写真はFIAT500のエンジンルーム。

FIAT500のエンジン

向かって左側のプラ製ヘッドカバーの下あたりにエンジントルクダンパーは装着される。

それにしてもコンパクトカーと思えないほど立派で満足感さえ感じるエンジンルーム。ボンネットダンパーが付いていても驚かないかな。

装着は多分どの車種でも、2カ所をネジで固定するだけだから、基本とっても簡単。ちょっとやりにくい場合は薄口のストレートメガネなど、工具が充実している方がやりやすそう。

エンジントルクダンパーって?

「エンジンとボディを繋ぎ、エンジンの揺れを軽減」。これを期待して取り付けるパーツ。

FIAT500の内装

エンジントルクダンパー自体はちょっと伸縮性のある棒のようなもの。

エンジンとボディを繋ぎ、突っ張って、揺れを抑える

エンジン側はつり上げ用アンカーなどにボルトで締め付け、ボディ側も適当な穴に締め付けます。

間違いやすい点が2つ

  1. エンジントルクダンパーはエンジンの「揺れを抑えるもの」。振動を吸収するものじゃありません。
  2. ダンパーといっても「オイル封入じゃありません」。ウレタンやゴムの抵抗を利用した構造。

1つ目、これ重要です。先にお伝えしたいのは、乗員に伝わる振動は増えます

2つ目、ダンパーといえばオイルが入ったオイルダンパーを想像しますが、違います。もしくは違う場合が多いです。

ビックリしないで下さい。目的に合わせて最良の構造なはず。ウレタンやゴムがダンパーロッドの先に付いていて、これが抵抗を生み出している。

多くの場合で、ほとんど棒のようなもの。手間のネジでイニシャルは調整できそうだけどね。

体感的な変化はある?

エンジントルクダンパーを付けたら、日常でも体感的な違いを感じる事ができるか??

いくら安いパーツといっても、モノを考えれば割高と感じられるパーツだから、付けたら違いを感じたいものです。ファッションパーツとしては目立たない機能パーツですしね。

違いはあったか?答えは超YES!良いか悪いかは別にして、大きな変化が感じられました。

オーナーのインプレッションと筆者の感じた変化をまとめます。

良くなった点

  • 加速・減速・コーナーリング時、どれも運転しやすくなった。
  • アクセルオン、オフ時のエンジンの揺れが軽減。
  • シフトチェンジ時のエンジンの揺れが軽減。
  • ハンドルを切るのが楽に。

1つ目!神経質な部分が減って、エンジンの揺れを考慮してのアクセル操作が、一定レベルのラフな操作を許容してくれるようになりました。

2つ目!急に駆動力を抜いても、ボディは前のめりになりにくい。トルクダンパー装着前はシフトタイミングに合わせてアクセルを抜く・入れるという動作が必要だったけど、装着後はどっちでもよくなった。

3つ目!FIAT500はクルマが小さくて背が高い、エンジン搭載位置も高そう。そしてエンジンマウント柔らかい。
いくら軽量エンジンといっても、無神経にハンドルを切れるわけではない。手前から丁寧にハンドルを切ってもグラッとしやすいけど、エンジントルクダンパーを付けたら楽になりました。

悪くなった点

  • エンジンの振動が大幅に伝わってくるようになった。
  • アイドリング時はものすごいブルブルする。
  • もしからしたら各部ネジが緩んだり、ステーが折れたり、心配してしまう

結局、なんの為のパーツか?

エンジントルクダンパー、繰り返しになっちゃうけど、「振動を抑えるパーツ」ではなくて、「揺れを抑えるパーツ」。という訳。

FIAT500のエンジントルクダンパーで、何を期待して装着するパーツかといえば、間違っても快適性をアップさせるパーツじゃあ、ありません
(事実オーナーは1ヶ月で取り外した)

エンジントルクダンパーは、走りやすい方向に変化させ、運転する楽しみをアップさせるためのパーツだと思う。

効果は絶大。でも、あまりにも大きなデメリットが残念。価格だって1万円以上〜はする。

どちらかといえば、クルマ好きを自他ともに認める方にピッタリ。

一人でドライブに行くのが好きな方や、3ペダルMTのFIAT500にお乗りの方、ミニサーキットに逝かれる方に最適と思われる。

エンジンマウントを固くするのと同じような効果

ここまで見てきて、「なんだ、強化エンジンマウントに交換するのと同じようなものじゃないか」と思った方はサスガです。
エンジントルクダンパーは実際にそんな感じがその強力版といったところ。

強化エンジンマウントとは、新車時装着のエンジンマウントより硬質なゴムを採用したエンジンマウント。

ではなんで、強化エンジンマウントじゃなくてエンジントルクダンパーを付ける?

答えの一つは手軽だから。何しろ、強化エンジンマウントはD.I.Yで簡単にとはいかないから、工賃が掛かる。FF車なら3万〜4万円は必要だったりする。

エンジントルクダンパーなら価格1万円で自分で取り付けできる。強化エンジンマウントよりデメリットが目立っちゃうかもしれないけれど、このコストパフォーマンスは超魅力。
余裕があるのなら、両方付けてみるのもいいかもしれませんね。

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