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アクアとヤリス比較「2」乗り味の違い

当ページは2ページ目です!

特徴、主に乗り味に関する違い

2022アクア&ヤリス比較2022年執筆のトヨタ・アクアとヤリスの比較

同じクルマのようで異なるキャラクターと棲み分け。違いを感じる2台の比較。

アクア&ヤリス比較

「2ページ目・乗り味の違い」

  1. デザインに関する違い
  2. 今ここ!乗り味に関する違い

2022年執筆 この記事を書いたのは?

4.乗り心地が異なります

aqua

 

サスペンション印象

一言で表せば、アクアのほうが柔らかく重厚感もあります。ヤリスの方が硬くキビキビしています。

アクア・助手席ヤリス・助手席

フロントサスペンションもリアサスペンションも、特徴はけっこう違います。

まずアクア

多少カチャカチャしますが、好ましいゆったり感を出してくれるのはアクアのフロントサスペンション。
入力の小さい低速時、タイヤが硬く感じないくらいに乗り心地良いです。低速域でゴツゴツしにくい乗り心地は、最近では少なくなってきている特徴だと感じています。

続いてヤリス

フラット感高くてカチャカチャしにくくて、動き良いなって感じるのはヤリスのリアサスペンション。
ただヤリスのフロントサスペンションは、普通のお姉様向きとは思えない固さというか、ギリギリ許容くらいの感覚だと思います。

リアシート

リアシートはどちらも良いんですが、乗り味に違いがあります。

アクアは普通の感触で乗り心地良くて、ヤリスは足元がスルスル動いているような、TNGAっぽいフラット感。
一口に良いといってもけっこうな違いを感じます。

アクア・リアシートヤリス・リアシート

違いは空間的な広さ。足元はアクアの方が広いです。比べなくてもわかるだけの差があります。

アクアはボディ全長で10cm、ホイールベースで5cm長いのですが、その大部分がリアシートレッグスペースに当てられていると予想できます。

アクア、体型選んじゃうかも

アクア・リアウインドー

ただ、手放しで褒められない部分もあります。

着座姿勢とかシート設計に気になる点があるのはどっちも一緒なのですが、アクアの方がより気になります。

一つは窓のデザインから、小柄な方ですと埋もれた感じになると思います。
もう一つは座面の作りから、やっぱりこっちも、小柄な方には辛いかなと思う点があります。

つまり、大柄な方とかジュニアシート使うならアクア、小柄な大人はヤリスのリアシートが快適かなと思います。

5.減速感が異なります

yaris

 

ブレーキペダルのペダルタッチとかコントロール性という部分では、どちらも扱いにくさを感じます。トヨタ式ハイブリッドだから仕方なし、な部分です。

アクア・ペダルレイアウトヤリス・ペダルレイアウト

それでも細かく見れば、ちょっと違いを感じます。

ブレーキフィールの違い

違いはフロントサスペンションの動きやすさ。これによって、クルマ全体で見た時のコントロール性に違いを感じます。

柔らかいアクアは動きやすいので、より丁寧な操作が求められます。

ヤリスの方が動きにくい関係から、想像と違った挙動になっても、ぴょこぴょこしにくいです。

アクア・タイヤヤリス・タイヤ

アクアはリアシートに乗員(オモリ代わり)乗せて、バランスとろうとしたんですが、大きな変化は確認できませんでした。

むしろ、筆者が思ったとおりに減速できず、想像外にピッチングが出て、「ごめん」と声が出ちゃったことが何度かありました。

サイドブレーキの違い

アクア・サイドブレーキヤリス・サイドブレーキ

アクアは足踏み式サイドブレーキ。ヤリスはハンドタイプのサイドブレーキ

どちらも電動パーキングブレーキではありませんが、シンプルでわかりやすく、耐久性の不安も最小限というメリットが思いつきます。
ヤリスの方はスポーティ走行時のメリットを踏まえてでしょう。

こうした機構なのでどちらも、ブレーキホールドがないのが残念です。

6.ハンドリングが異なります

aqua

 

アクアはゆったりラグジュアリーなハンドリング。特別なことはないですし、乗りこなしたいなんて欲がわいてくるタイプではないんですが、普通に乗りやすいです。

アクア・ステアリングスイッチ左アクア・ステアリングスイッチ右

ヤリスはキビキビ感があって、クルマの動きもわかりやすく、さらにはパワステに、クセっぽい気になる部分もあって、通好みのハンドリング。

クルマの動き、どっちに行きたがってるかを感じやすいので、時にはクルマに合わせ、時にはクルマに逆らって走行。いなして滑らかと走りやすいです。

ヤリス・ステアリングスイッチ左ヤリス・ステアリングスイッチ右

ただちょっと、電気的に中心に戻そうとするチカラを感じるのですが、ここをどう捉えるからですね。

アクアとヤリスのハンドリング、どっち選ぶかといえば自分だったらアクアです。乗り心地とのバランスでレベル高く、回し心地も素直でゆったり。乗用車として好ましいです。

でもタイヤの位置を5cmの範囲で寄せたい調整したいとか、対向車の位置や走行ラインを見て、自車のラインを調整していくとか、スポーティカーみたいに走らせたければ、ヤリスかなと。

この場合筆者だったら、ヤリスのガソリンを選びます。

8.バッテリーの違いはわかりませんでした

yaris

 

アクアはニッケル系、ヤリスはリチウム系。バッテリーのクラスでいったらヤリスの方が上と思われますが、実際に試乗して明確な違いは感じません。

アクアのバッテリーは話題の新型。バイポーラ型のニッケル系バッテリーです。

同時比較しなければわからないくらいの差

「どうだったっけな?」「こんな感じだったっけな?」そんな、勘違いかもと思えるくらいの違いに感じました。

例えば走行中のエンジン停止、始動とコントロールしようとしても、他の条件の方が大きく影響していると思えるくらいの違いです。

アクアのグレード「B」

トリビア的な部分ではグレード「B」だとバイポーラ型ニッケル水素ではないそうです。なんと、ヤリスと同じリチウム系とのこと。
理由が気になりますが、燃費スペシャルグレードとして、使い分けているのかもしれませんね。

比較印象まとめ

基本的には同じクルマといっても、キャラクターはかなり分けられています。場所によっては、意図的に差別化を強めたと感じる部分もあるほど。

アクア・ボディリアヤリス・ボディリア

価格みても、ほぼ同価格でありつつ上位クラスらしさを感じるアクア。スポーティグレード的位置づけのヤリス。
クルマ選びを楽しませてくれるだけ、しっかり棲み分けされています。

アクア・ボディフロントヤリス・ボディフロント

どっちが選ぶかのポイントは、リアシート使うならアクアでしょう。使わないならプライベート感強いヤリスが美しいかと思います。

乗り味は、多くの方に好まれるのはアクアだと思います。逆に運転好きな方とかこだわりをお持ちの方にはヤリスという感じです。

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