1ページ目です!2022年執筆のトヨタ・アクアとヤリスの比較。
同じクルマのようで異なるキャラクターと棲み分け。違いを感じる2台の比較。
※2022年春・執筆 この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
「同じようで同じではないアクアとヤリス」乗り味など特徴の違いを比較します。
アクア(MXPK11)X 1500ccハイブリッド
新車価格:209万円(198万〜)
ヤリスの上級車的雰囲気も漂うアクア。ハイブリッド専用でLEDヘッドライト付いてヤリスとは実質的同価格。
ヤリス(MXPH10)X1500ccハイブリッド
新車価格:200万円(140万〜)
スタイリッシュなボディデザインが魅力のヤリス。1000ccガソリンモデルからラインナップあります。
モデル・グレード | アクア | ヤリス |
---|---|---|
X | ハイブリッドX | |
全長 | 4050mm | 3940mm |
全幅 | 1695mm | 1695mm |
全高 | 1485mm | 1500mm |
ホイールベース | 2600mm | 2550mm |
車重 | 1120kg | 1050kg |
※グレードによる違いや年式で異なる場合があります。
デザインって設計という意味。ボディデザインのハナシじゃなくて、クルマ的なデザインに違いを感じます。
上がアクアで下がヤリス。ボディカラーが被ってしまい申し訳ございません。
アクアがリアシート優先、ヤリスがフロントシート優先。
内外装デザインからそうした印象を受けます。
別の見方すれば、ファミリー感強いアクア、プライベート感強いヤリス。
アクアは、前から圧力かかったデザイン。
フロントシートで圧迫感を感じる反面、リアシートに余裕があります。
ヤリスは逆に、後ろから圧力かかったデザイン。
フロントシートは普通で、リアシートに圧迫感。というかちょっと狭いです。
運転席からの見え方にも違いがあります。
大きな場所では、ドアミラー周辺とリアウインドー。
アクアはフローティング構造がハッキリで、ヤリスはボディに近いです。
ドアミラーは窓ガラスなどの形状違いから、どっちが良いかと判断は難しいです。三角窓の有無やウエストラインの違い、インパネとドアとの接点にも違いがあります。
運転しやすさでいえば正面とか左前方が重要だと思うんですけれど、どちらも普通に良いです。
アクアもヤリスもクルマをコンパクトに感じられて、助手席側を余らせちゃう不安がありません。
特に何かが優れているとかじゃないんですが、試乗するたびに左前輪の感覚が取りやすいと感じています。
正面は、ボンネットはほとんど見えません。
こっちはカンか運転支援系を利用してという感じです。
下の写真はアクア。アクアのリアウインドーからは色気が感じられます。目視のしやすさで考えたらヤリスです。
ダイナミックに盛り上がるウエストラインを特徴にしている分、リアインドーは天地方向に薄く、位置も高いです。
混雑する市街地で斜め後ろを目視しようとすれば、よく見えません。
同乗者いたら尚更です。
同乗者いたら目視よりドアミラー優先なのはみんな一緒かな。
逆に言えば、ドアミラーを信用すれば気にならないわけでありますが、アクアのキャラクターやイメージからすると、実用性を取ってくれたら嬉しかったかな、とも思います。
※上がアクアで下がヤリス
アクアはハイブリッドらしい先進的スタイル、ヤリスは伝統的なノーマルスタイル。電制式VSストレート式でしね。
まず、位置的に好ましいのはアクアと感じました。直接視認しやすい位置にあるので、安心感が高いです。
これはドライブモードの切り替えもそう。アクアは見える位置にスイッチがレイアウトされているので使いやすいです。
特に、話題の快感ペダルを使うためには、パワーモードに変える必要があります。そんな関係からも、すぐ見える位置へレイアウトされているのは嬉しいです。
シフトセレクターは乗車すれば必ず触れる部分ですので、違いは大きい一方、多分どちらも慣れちゃうと思います。
補足としては、アクアのシフトセレクターは操作感に抵抗があって、重みがあります。
よくある軽々しい感覚とは違ってずっしりしていますので、安心感もって操作できます。
ここ筆者の、お気に入りのポイントです。
インパネで質感を感じるのはアクア。でもちょっと形状に個性を感じます。
またインパネが立派な代わり、ドアトリム(ドア内装)はそっけない。
ヤリスはアクっぽさを感じないけど優先順位は低かったようなインパネ。代わりにドアトリムは凝った形状をしています。
敢えて差別化したような違いを感じなくはないですが、意外と面白い部分だと思いました。
なおドアトリムは、ヤリスがかっこいいですが握る場所を探しちゃったりします。
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