間違いいっぱいの自動車選び。2代目アクアの試乗レビュー。
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トヨタ・アクア(2代目MXPK11)、2021年式グレード「X」です。
2021年にモデルチェンジした2代目アクア、ラグジュアリーとも感じられる乗り心地とハンドリングが魅力です。
ゆったり走行が気持ちよく、低速域で優れる乗り心地、さらに話題の快感ペダルを装備し、燃費はもちろん最高クラス!
走行性能の部分で評価の高いTNGA。プリウス、クラウン、カムリからヤリスなどサイズや駆動方式に合わせて数種類が展開されています。
どれも同じような良さを感じて、一方で同じような気になる点も感じました。
で、アクアに試乗して思います。どんどん進化していると。
アクアには、以前のトヨタ車が持っていた良さが戻ってきました!
ベースはレベルアップしているので、1段上のレベルで走行的質感を持ちつつ、トヨタらしいゆったり感。
燃費良いクルマはどんどん増えてます。
そんな中で自分が、アクアの魅力として上げたいのが、こうした乗り味です。
試乗したのは2021年式の2代目アクア「X」。車両型式はMXPK11。
オドメーターが示す走行距離は6000km。
グレード「X」は主力グレード中では最もベーシック。
ACCついてLEDヘッドライト付いて、車両価格は209万円。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
高燃費コンパクトの代名詞的存在、アクア。運転すれば静粛性除いて高いまとまり。
ボディデザインは逆に、「攻めてる色気出してる」と感じる部分も強く、存在感が優先されているように思います。
アクアは低速時の乗り心地が良いです。タイヤが柔らかく感じられ、基準空気圧も燃費優先ではありません(230・220kPa)。
乗り心地とバランスが取られている部分に、2代目アクアの方向性を感じます。
「燃費は十分だから、快適性を高めていこう」。察するにそんな感じでしょう。
フロントシートもリアシートも同じ傾向で乗り心地良好。コーナーでも落ち着いた動きが好印象。乗りやすさも、あくびが出ちゃうほどイージー。
初めて運転した瞬間から体に馴染むハンドリングです。
アクアはフロントシートでの圧迫感が強く、ヤリスはリアシートでの圧迫感が強い着座感。
リアシートはアクアの方が広いです。乗り心地はどちらも異なる良さを持っていて好印象ですが、スペース的な違いがあります。
このあたり、ボディデザイン優先のクルマではないでしょうから、気になる部分。
アクアの運転席は、男性が座ったらちょっと窮屈。Aピラーやルームミラーが迫ってきます。逆にリアシートは身長180cm弱まで対応のスペース。
決め手はリアシート使う頻度でしょうか?わかりやすくキャラクター分けがされています。
アクアとヤリス、共にベーシックグレードです。
左:アクアの内装 右:ヤリスの内装
アクアはLEDヘッドライト標準ですので、ヤリスハイブリッドとは実質的に同価格。それでいて、見える部分の質感はアクアが勝り、ボディサイズも大きく、乗り味にも重厚感があります。
見えにくい部分でコスト調整(バッテリー?)されているのでしょうけど、単純にお得!と感じるのはアクアです。
強く傾斜したフロントウインドーやルーフ形状から、空力的な良さを連想してしまうアクアのボディデザイン。
前面投影面積も小さそうですし、先代から続くコンセプトを感じます。簡単に言えば先代からのキープコンセプトモデルですね。
中身は新設計新開発のオンパレードなのに、外見は安心安定のアクアらしさ。
先代アクア比でいえば、全体的に丸みが増して、厚みも増して、優しい印象になりました。
サイドビューには遊び心も感じられ、ダイナミックなウエストラインが目を引きます。
シャキーンと切れ上がったリアの窓ガラス。
視界が悪いなんて批判は百も承知、かどうかは知りませんが、強いインパクトを持って登場しています。
実用車でこのアプローチは悩ましい気もします。自分がお客でないからそう思うのかもしれません。実際にお金出すお客様の気持ちになれば、こうした個性も必要なのかと想像できます。
快感ペダルという言葉も合わせ、アクアの攻めてるポイントだと思います。
バンパー周辺のラウンド形状は、最近のトヨタらしい形状です。
きっと空力的な効果も踏まえての形状なのでしょう。
上位グレードだとバンパー開口部の縁に、差し色が入ります。
ヘッドライト上部は、アイラインが惹かれたかのように、黒いラインが走ります。飛び出したデザインということもあり、質感を感じる部分です。
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アクア
MXPK11-M15A-FXE 1500cc 2021年〜
専用タイプ
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国産車バッテリー
エンジン質感 | |
グスングスンと体を揺する振動。質感という評価だと厳しい。 |
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足回りの質感 | |
質感は普通っぽくも乗り心地良好。タイヤの柔らかさも感じられる。 |
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内装の質感 | |
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外装の質感 | |
先代から続くアクアらしさは満点。細部で攻めている部分を感じる。 |
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静粛性 | |
エンジン停止中はまずまず。始動時はガマンの静粛性。 |
低速での乗り心地 |
目をつぶって運転すればアクアとは思えない、そんな乗り心地。良いです! |
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お買い得度 | |
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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