間違いいっぱいの自動車選び。スイフト試乗レビュー。
1ページ目
スズキ・スイフト(2024年式ZCEDS)グレード「ハイブリッドMX」の試乗レポート。ハンドリングと内装が質感高いコンパクトカーです。
関連ページ
2024年1月登場のスズキ・スイフト(5代目ZCEDS)。質感高いサスペンションや高剛性ステアリング、ラグジュアリーな内装。ずば抜ける長所と同時に現状だと強い短所も。
車重940kg、燃費は25.4km/L(WLTCモード燃費)。マイルドハイブリッドでありながら高い燃費性能を誇るスズキのコンパクトカー。
クルマ好きに支持される走りの良さは今回も健在。めちゃくちゃ良い部分があって、でもまだ、熟成待ちと思う部分も。
今回、プラットフォームは継続、エンジンとCVTが新しいコンポーネンツに変わっています。
試乗車は2024年式スイフト。グレード「ハイブリッドMX」。
オドメーターが示す総走行距離は6000km。
グレード「ハイブリッドMX」は、中間グレードで、192万円。ボディカラーは「キャラバンアイボリーパールメタリック」。ベージュとかアイボリーと呼ばれるお色です。
中間グレードですが装備的にはベーシック。スイフトは便利機能より、内装造形や足回りが重視されたクルマという印象です。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
スズキ・スイフト(5代目ZCEDS)。乗って感じた特徴をサクッと一言で。
詳しくは続くページで述べていきます。
バネは硬いです。でも、サスペンションは質良く合わせよく。ショックアブソーバー(サスペンションダンパー)がすごい。
突っ張らず、フワつかず、狭い領域で衝撃を吸収。
部品としての質が高いですし、クルマとしてのまとめ、合わせていくバランスもイイ!
乗り心地良いとは別ですが、質高いサスペンションです。
細かな操作への応答性能は、めちゃくちゃ高いハンドリング。
飛ばす人や運転好きだけでなく、誰でも凄いと感じるであろうハンドリングは、1クラス上と言っていいレベル。現状のライバルコンパクトカーを大きく引き離します。
それでも操舵力は軽く、反力も弱め。普通に使いやすい味付けです。せっかくの魅力がもったいない位に軽い。
3気筒だから質が低いと言うつもりはないです。反応が悪い。
アクセルペダルの踏んだ量と加速減速の特性。ここの煮詰めがもうちょっと。
反応の良い部分と悪い部分、体感的な特性。アトキンソン領域やEGR制御など、ちょっと燃費優先すぎない?ってくらい。
加えれば、エンジン振動。まだ新しい3気筒だからか、ライバルの3気筒エンジンより振動面でも厳しいです。今後、改良されていくはずです。
インパネの質が高い!素材的な質感は普通ながら、造形と色使いによる見せ方が上手すぎ!
横幅狭くも、高級輸入車みたいなラグジュアリー感を感じさせてくれます。
内装全体に生活感ないのがいい!リアシートとラゲッジはそこそこです。
シフトセレクター操作感、メーター切り替え、各種機能の設定、こういった部分はコストダウン的。実用性で良いのはカップホルダーとあとえーと。
こうした部分が他の国産コンパクトと異なる部分。長所と短所が普通と異なるというか、むしろ逆。スイフトが面白い所以です。
5代目スイフトの価格とグレード(2025年価格)。
スイフトのグレードは3つ。上の2つがマイルドハイブリッドで、最上級はディスプレイオーディオ標準というのが大きな特徴。
一般的には中間グレードのお得感が高いものですが、スイフトではちょっと異なります。中間のMXは、中間というよりハイブリッドの安い方という位置づけ。装備類はベーシックです。
スイフトで装備望めば最上級のMZ。ディスプレイオーディオとナビを付けたとすると、MXにプラス12万円程度になります。
この12万円で得られる装備は大きく、電動パーキング&ブレーキホールド、本革ステアリング、アダプティブハイビーム、USB給電ポートなどが付いてきます。
ただ、お得感を追いかけるとキリ無いです。どこかで明確に線引しないと、ズルズルいっちゃいます。
スイフトのボディデザインで思うこと。
ひとクセある可愛らしさ、先代の面影を残すも、フロントマスクの個性はより強調されています。
大きな特徴はグリルとヘッドライトの位置関係。そしてエンジンフードのパーティション。
ボンネットはサイドの回り込んだ位置で切られ、この隙間も存在感があります。
日本市場以外への意識が強いのか、馴染むのに時間かかりそう。フロンクスみたいにシャープな路線だったら、もっと注目度高そうなのにねと思ったり。
真横から後ろは、スイフトらしい安心の形状。ひと目でスイフトとわかり、他の国産コンパクトと似てない。
リアのドアハンドルはオーソッドクスな形状になりました。Cピラーは光沢ある塗装です。
起伏あるリアパネルもやっぱりスイフトらしいポイント。それでいてスッキリしているところに品の良さを感じます。
パネルは空力的に考えればスムーズな方が良いんだろうけど、起伏で性能落とさないように考えられてるとのことです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。
走行フィールから内装までまとめた総合レビューです。細かくはテーマ別の動画をアップしています。
準備中です。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
エンジン質感
振動や音質だけでなく、レスポンスやギクシャクも厳しい
駆動系質感
進化したけど、ドライバビリティ的な部分で今ひとつ
足回り質感
硬めの足でダンパーの質高く、合わせもいい!
内装質感
ラグジュアリー感つよい造形と色使い
快適性
ハンドリングの良さから、長時間走行での疲労感は少ない
お買い得度
ハンドリングと内装に相当な魅力。燃費も良好
ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビューを展開中。