間違いいっぱいの自動車選び。フィット(4代目)の試乗レポート。
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ホンダ・フィット(4代目GR1)「ベーシック・ガソリンモデル」です。
2020年デビュー、”フィット4”とも呼ばれる4代目フィット。小さくて広い!というコンセプトはそのまま、乗り味は快適さ重視という方向に大変身!
装備や用意されるオプションを見れば、ホンダが売りたいのはハイブリッド(e:HEV)なんだろうなと予想できます。
それでも、価格と快適性のバランスではガソリンモデルの魅力も高い!振動少なく滑らかなエンジンを味わいながらドライブできます。
(開始価格はガソリンベーシック:156万円、e:HEVベーシック:200万円)
試乗車は2021年式のフィット「ベーシック」。車両型式はGR1、駆動方式は前輪駆動、ミッションはCVT。
オドメーターが示す走行距離は6000kmほか2台に試乗
グレードは最廉価モデル。1300ccエンジンを搭載し、車両価格は156万円。
4代目フィットは以下、フィット4とも略します。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
重視されたであろうシチュエーションは市街地。それも、市街地特化でしょ!?って感じるレベルでブレなく特化。
乗り心地重視、リアシート重視のBセグコンパクトはフィットだけになってきました。 スペース系コンパクトのオリジナルであり、結局フィットだけという現状。
以前は日産ノートが車内スペースで競っていました。E12型ノートの時代ですね。
そんなフィット、特徴明確で変わらぬスペース優先。最大のコンセプトは変わらず、4代目はその長所が活きるだろうキャラクターに変身しています。
親しみやすいボディデザインに、お部屋みたいな内装イメージ、時速40〜80kmくらいで快適な乗り心地。
ご近所〜郊外のお買い物とか、コンパクトカーに最も重視して欲しいシチュエーションにピッタリ。
現在では軽自動車の得意領域ですが、ワンランク上のコンパクトカーでワンランク上の都市型最適化!そんなクルマです。
見た目と乗り味にブレがないのも魅力。優しいボディデザインから想像通りの優しい快適性。
エンジンも振動が気にならないですし、クォ〜ンと可愛い音質で聞かせてくれます。
で、一つだけ、想像通りに思えない部分もあります。
「ボディ見切りがわかりにくい」。小さいので困りにくいのは事実ですが、前方や斜め前方は感覚が取りにくいです。
市街地特化の中でここは、早くも次期型に期待します。
今までのフィットは、「クセが強かったり」「ハンドリング優先だったり」「不快だったり」広いけどそう、何を優先しているのかわかりにくいクルマでした。
キャッチフレーズだって「1台でなんでもこなすコンパクト!」というもの。
今度は明確!誰に乗って欲しいクルマかっていうのが、すぐわかります。
おすすめもしやすいです。
実際に購入してその特徴にピッタリハマれば、良い買い物したね!って笑顔になれるハズです。
両立したら大きくて高価なクルマ。乗り心地良くてハンドリングも良いコンパクトカーってほんとわずか。
ということでこのフィットは、コーナーでの曲がる感触が苦手科目。
交差点なら気になりませんが、コーナーではフロントの揺れ、ロール、そしてこの感覚に少し、気持ちよくないような違和感を感じます。
コンセプトに合った、乗り味と統一感ある優れたデザイン!
一方で「乗ると良いクルマ」って言われちゃう事実。人畜無害みたいなボディデザインのクルマで、よく使われる言葉です。そしてこの4代目フィットでも言われいます。
凄くもったいない!とか思いつつ、筆者的にも、ラー油とかタバスコを掛けたくなるようなデザインだと感じています。
シルエット的には、スマートでスタイリッシュ!
特徴的なAピラーだって溶け込んでいます。
でも実際にお金出すなら、わかりやすいスパイスが欲しくなるってものです(筆者の趣味ね)。
市場ニーズは「親しみやすさ」より「切れ味」とか「アク」。ほんとに購入される方の気持ちを反映しているのが、販売台数というわけです。
この角度で見れば、スマート(知的)で都会的、そんなイメージを受けません??
でもやっぱり、顔が重要、なのかな。
SNS見ていると、フロントマスクをなんとかして!ってハナシが多いです。
スマートで親しみやすく、快適な乗り味を表現した形状・デザイン。
造り手からしたら最上の仕上がりかもしれません。一方で、優れた形状、受け入れられるかは別問題。というジレンマ。
筆者達はイラストなど各種デザインを行っているんですが、規模違えどやっぱり一緒。
「美しい!」「コンセプトにピッタリ!」
でも売れない。そうした事がよくあります。
形状=好み。無理矢理にでも個性強める事が正解だったりする世界だと、身を持って体験しています。
フィットのデザイン、お好みでしたら、「コンセプトに忠実で素晴らしい」と思います。
写真でもそうですし実車見ても、イメージ変わります!
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
フィットに試乗した時の動画を流しながら、フィットで感じた魅力や特徴をまとめました。長所とか短所とか関係なく、「特徴をわかりやすく」がモットーです。
よろしくお願いします!
FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。
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エンジン質感 | |
振動が気にならない4気筒エンジン。音は目立つが滑らか。 |
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足回りの質感 | |
柔らかいだけでなく質も良好。良さは乗り心地に現れる。 |
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内装の質感 | |
親しみやすくて道具感覚。 |
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外装の質感 | |
親しみやすいけど高級感とは違うかな。 |
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快適性 | |
乗り心地最優先はガソリンモデルでも変わらず。静粛性はHVに魅力。 |
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パッケージング | |
やっぱり、fitだね! |
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ハンドリング | |
乗り心地に対する負の部分。頭上が揺れる感覚が気持ちよくない。 |
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お買い得度 | |
快適なクルマをお探しの方には、かなりのお得感。 |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。