自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2022年記事 ホンダ フィット
著:元お車整備士&ヒラリー男爵

フィット(ガソリン)試乗「3」
エンジン&ミッション、見切り

「間違いいっぱいの自動車選び」。フィット(2021年式)ガソリンモデルの試乗レポート。

当ページは3ページ目です。

「エンジン&ミッション、ボディ見切り」

ホンダ
  • グレード:“ベーシック”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:156万円
  • デビュー年:2020年2月〜
フィットの内装インパネフィットの内装2

試乗:エンジンの印象

4代目フィット・エンジンルーム

エンジン型式は「L13B」。ベーシックな4気筒1300ccエンジンです。カタログスペックは98馬力(6000rpm)・12.0kg・m(5000rpm)。

純エンジンらしさが魅力

高回転で伸びる、純エンジンらしい特性。個性的な音を響かせながら、ぐわ〜んと伸びていく感じでテンション上がります

言葉変えると、低回転はかったるく、アクセル開度も大きくなりがち。 回転上がって下がってとちょっと忙しない。

このあたりフィットに限った事じゃなく、排気量的に仕方ないもしくは楽しい部分。エンジンを操ってる感覚の強さ、小排気量車の魅力です。

そしてキビキビ走っても極端に燃費が落ちないというのも利点。
アクセル踏んだ瞬間に、お財布が頭をよぎるクルマより、気持ちよく走れます。

個性と質感も魅力

音が個性的

まず個性。エンジンノイズとかエンジンサウンドといわれる音ですが、エンジンが発する音が個性的です。

「くぉーん、くぉーん」と、耳に残ってクセになっちゃうかもしれない!
そんなエンジン音を奏でます。

サラッとした音質ではなくて粘り気のある音質。中音域の耳が敏感な周波数帯が強くて、印象に残る音質。
うるさいです。かなりのボリュームです。特に最初はうるさいと感じるかもしれませんが、数日後はまた味わいたくなる中毒性

気に入っちゃったらね、中毒になっちゃったらね、ハイブリッドでなくガソリンですね!

振動少ない上質感

続いて質感このエンジンで質感を感じるのは、振動の少なさ。低回転から中回転まで、意識を集中しても振動が気になりません。
合わせて共振や共鳴も気にならず。

エンジンの振動って必ずあるはずですから、どこかで吸収してどこかでシャットアウトしているのでしょうけれども、とにかく乗員は振動を感じません。

ほんと、聞こえてくるエンジン音は、振動が少ないなんて感じゃないです。ガンガン振動が伝わってきそうな音。
でも冷静に言葉で表現すれば、「振動は主張弱く、音は主張強く」

品の良いスロットル特性

ちょっとマニアックにみると、アクセル操作に対するスロットル特性も個性的です。

ちょっと踏んだだけでグッと出ていくタイプではなく、少し踏めばゆっくり出ていくタイプ。ペダルのストローク量が長いかもしれません。

ホンダ車でよく感じる特徴で、どちらかといえば玄人向け
でも、低速走行が多いユーザーにこそ、扱いやすいと思います。燃費走行にも効果的ですしね。

速いか遅いかはアクセル全開時の評価。少し踏んだけで速いっていうのは、内部的に全開というわけです。
ちょっと踏んだらちょっと出る。当然のことと思いません?

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:ミッションの印象

4代目フィット・ミッションCVT

ミッションは無段階変速のCVT。アクセル踏力や速度に合わせ、滑らかに変速していきます。

有段風の変速が積極的

Dレンジで普通に加速中は、回転数保ってCVTらしく加速。そして強い加速中はステップ式AT(例えば6AT)っぽく変速します。
くぉ〜ん、くぉ〜んと、無段階ではなく有段のように、自動で変速していきます。

減速中も有段風変速

ここまでは最近多い変速パターンですが、フィットではブレーキ中も有段的です。

アクセル全開からブレーキ踏むと、くぉ〜ん、くぉ〜ん、くぉ〜んと、有段風シフトダウン。4-3-2にシフトダウンして、再加速に備えるイメージ。

減速時の有段風変速は、もしかしたらSレンジだけだったかもしれません(ごめんなさい失念)。
Sレンジはいわゆるスポーツモード。3000rpmあたりをキープしようと変速します。

Gセンサーで制御を変化

上で述べた特徴は、くねくね道を気持ち良いペースで走っている時の特徴。直線道路で同じ様に減速しても、同じようにはシフト制御してくれません。普通に減速します。

散々悩んだ挙げ句、ホンダ技術者の解説を目にしました。
どうやら、横Gなどを制御変化に盛り込んでいるとのこと。

なるほどなるほど、走っているシチュエーションも考えて、優先順位をクルマが判断してくれるということですね!

素晴らしいです!そして可能なら、選択権をドライバーにも与えて下さい!

アクセルOFFで抵抗少なく転がる

あと付け加えると、アクセルOFF時のエンジンブレーキは弱く、これが抵抗の少なそうな印象に繋がります。エンジンの抵抗とかね。

タイヤの特性もあるけど、CVTも素早く回転数落とし、スーっと転がっていくような制御です。

ホールドモードがない

惜しいのはホールドモード(MTモード)がなかった点。

同世代ではベーシックグレードから付いている事も増えてきました。

フィットは、賢いCVTだから要らないでしょ!?ってスタンスかもしれませんが、あったらまた違った走り方が楽しめると思います。

参考他車

「有段風」でなく「ほんとの有段式」が気になったらマツダ2、ホールドモードが気になったらヤリスクロスやライズ。
どれも違いが大きくて、比較されたらきっと面白いです!

ボディ見切りと車両感覚

4代目フィット・ボディ見切り

コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。

特徴的なAピラー構造

4代目フィットのAピラー(写真の部分)は特徴的な構造です。

手前側の太い部分がメインピラー、奥の細い部分がサブピラー。一般的なモデルとは逆の作りです。

Aピラー1Aピラー2

外からボディを見ても気にならないのは素晴らしいデザイン。でも運転席に座ると意外と圧迫感あります。近すぎるって感じかな。

走行中の死角を考えると、近い事は好ましいです。斜め前、コーナーの先とか横断歩道を渡る通行人とか、確認するのに困ることが少なかったと思います。

Aピラー3筆者のドラポジでは、ちょうど見たい位置が大きな三角窓になって、見えるようになった感覚です。

条件によっては効果的でしょうし、代わりに死角になった部分もあるはずです。ミラー周りかな?

筆者にとっては効果あり!開放感高くて視界は広い!でも根本的には、サブピラーのない形状が最高かなとも思います

前方の車両感覚

どんなに視界が広くても、空ばっかり見えたって意味ありません
筆者にとって最も大事なのは、ボディ4隅やタイヤ位置のわかりやすさ。なんとなくでも掴みやすいクルマってあります。

フィットはここが残念。日々運転しながら徐々に慣れていく感じでしょうか。

Aピラー4Aピラー5

ダッシュボードの奥行きが長くて、位置も高め。加えて個性的なAピラー構造。ミニバンみたいな感覚ですから、「小さくて運転簡単そう!」と思い込みせず、ぜひ試乗して評価されてみて下さい。

付け加えると、左側の寄せ幅はドアミラーで、右側のタイヤ位置は右足の横、が目安になります。左前方はなるべく遠くからイメージすること、ですね。

ここだけで比較すると?

車両感覚のとりやすさで比較すると、同価格帯ではライズ、マツダ2、ヤリスが良いかなって思います。

メーター(昼間)メーター(夜間)

電動パーキングブレーキとブレーキホールド

ブレーキホールド・スイッチ

フィットはベーシック(156万円)で電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能付き

難しい機能はなくても良いけれど、これくらいは欲しいよね!と感じる機能だと思います。

簡単に言うとサイドブレーキが自動です。そして信号待ちでブレーキから足を離しても、停止状態を保持してくれます。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“ベーシック”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2021年式
  • 型式:GR1
  • 新車価格:156万円

エンジン概要

  • 排気量:1300cc
  • 型式:L13B

その他概要

  • ボディサイズ:3995×1695×1515mm
  • 車重:1070kg
  • 発売開始時期:2020年2月〜

FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。

試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」監修のもと「ヒラリー男爵」がお届けします
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