間違いいっぱいの自動車選び。フィット(4代目)の試乗レポート。
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ホンダ・フィット(4代目GR1)「ベーシック・ガソリンモデル」です。
日常速度でしっとり柔らかい乗り心地はライバル車にない魅力!市街地でのゆっくり巡航や、流れの良い幹線道路でのクルージング、そうした場面で快適な乗り心地を味わえます。
前後サスペンション共に、柔らかくて、しかもブカブカでなく、しっとりした動き方。
得意と思える速度域(60km/h前後)では、多くの人に好まれるような乗り心地を体感できます。
もうね、ああだこうだ言わなくても、乗り心地良いです!
もちろんね、車格的(サイズや車重)に、限界はあるようで、例えば入力が強い時とか、大きく沈んだ時はゴツゴツします。
それでも日常の大部分で、しっとりした乗り心地を得ることができると思います。
リアシートだって乗り心地悪くないです。
フロントサスペンションとは異なり、リアサスの突っ張りが気になりますが、かなり柔らかくてボリュームあるシート座面がサポートしてくれます。
これによって安っぽいガタガタ、ブルブル、ブワンブワンは最小限。ちょっと跳ねるくらいの乗り心地です。
今までフィットのリアシートといえば、広いけど座りにくかったり、クラス的に仕方ないよね?なんて部分がありました。
そうした部分も進化していて、体勢など含め、座り心地も良いです。
4代目フィットにはハイブリッド含め数台に試乗してまして、ディーラーでも試乗させてもらいました。
そこで思うのは、ごく低速時にはゴツゴツを感じる時もあること。
評論家様の試乗レポートでは皆様、乗り心地良いと言われていますから、アレって思う時もありました。
タイヤの硬さや車重によって仕方ない部分かもしれませんが、いずれにしても少し速度を上げた時に、柔らかい乗り心地とか、しっとりした乗り心地を味わえます。
ヤリスのハイブリッドだと逆に、低速時にタイヤの柔らかさを感じました。でも総合すれば、フィットの方が乗り心地に優れるといった印象です。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
素晴らしい乗り心地、その反面...とくるのがハンドリング。といっても直進時に不快だったりするわけではないので、正確にはコーナーリングフィールです。
1人乗車では気になる部分がありましたが、リアシートに乗員がいると、断然バランスが良くなりました。差は大きく、違いを体感できるのが楽しいポイントです。
ゆっくりご近所専用というのなら、気にしなくて良いすし、幹線道路の直進がメインの方も全く気になしくて良いと思います。
むしろハンドルは軽くて敏感なので、キビキビと感じられるくらいです。
逆に、クネクネ道を走ることが多い方は、少しだけ気にしてみてください、という内容です。
ポイントはステップ的に3つ。後ろに行くほど、気にされる方は少ないかな?という内容です。
単純に、ロールが大きくて左右に大きく揺れます。そんなに速度上げなくてもです。キビキビ走ろうとすればグラつきが気になって、運転が難しいです。
ゆっくり走っていると、ハンドルは軽くてキビキビ感さえあります。でも、コーナーでハンドル切ると、フロント内側が伸びて外側が縮んでクルマがロールし、そしてヨーが立ち上がる。
ハンドルは切れているんだけど、ワンテンポ置いて曲がり始めるような感覚を受けます。
2つ目で述べた印象の延長線。クルマがロールした時に、体とルーフがズレてロールしているような感覚。
実際にはそんな事ありえないから、曲がるチカラとロール感に違和感がある感じ。
エンジンが左右に揺れる感覚か、ロールセンターなどジオメトリーによる感覚か、もしかしたらそのあたりかも。
平たく言えば、ハイトワゴンで感じる感覚。フィットも頭上が広いですしね。
上記のような印象を受けるのは、速度より舵角。舵角が大きくなると、気持ちよくない感触です。
ただ、ほんとは完璧で、筆者の運転が悪いだけかもしれません。
机上論ではなく、理想値を元にしたプロドライバーによる調整が行われ、商品として完成しているはずです。
リアシートに大人が乗車すると、ハンドリングは全く異なりました。
フロントが安っぽくフラフラする感じがなくなり、蛇の反応は穏やか、サスペンションの動きもゆっくりかつ小さくと変化。
なるほど理解しました!センタータンクはバランス変化が大きいという可能性と、4名乗車に最適化されたかもしれないフィットの乗り味。
フィットは、ファミリーユースこそ魅力を最大に活かすかもしれません。
なおこの差は変化が大きいのですぐに体感できると思います。違いを体感するって、クルマの楽しみですね!
ハイブリッドモデルはおよそ44万円高。価格差は大きめですが、その分、ワンランク上みたいな印象を受けます。
内外装の差は僅かですが、乗り味の差が大きいです。
乗り心地はよりスムーズでしっとりといった方向に変わり、ハンドリングもクセと感じる部分は影を潜め、またタイヤも柔らかく感じられるような乗り味です。
静粛性はグレードによって異なる可能性もありますので、ガソリン・ベーシックに限る感想です。
路面からのノイズは常識的に気になります。コンパクトカーとして標準的な感覚です。
低い低周波の帯域が目立ちますが、不快な音質ではないですし、ガチャガチャしたノイズもわずかです。
試乗したフィットではインパネ周辺がカチャカチャしてましたが、多分個体差です。
最も気になるノイズはエンジンノイズ。音質的に刺激的な事もあり、2000rpmくらいからははっきり目立ってきます。
「クォーン」と吠えるような音質を奏でるエンジン。お好きでしたら満足感高いでしょうし、ハイブリッドなら静粛性でも良さが味わえます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
ブレーキペダルのタッチは軽く、ここもクルマに合っています。
減速中の車体の動きも、フロントサスの沈み込みは早いものの、ペダル踏力に対する特性は気になりませんでした。
そして付け加えたいのが、ブレーキホールドからの発進が滑らかという点。完璧じゃないけど衝撃やカクつきが目立ちにくく、良い感じで発進してくれます。
なおペダルレイアウトは、かなり左寄り(中央寄り)に感じます。またハイブリッドだと電動ブレーキブースターの関係から、異なるタッチになります。
FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。