自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2022年記事 ホンダ
 & 

フィット(ガソリン)試乗評価
「2」ハンドリングと乗り心地

間違いいっぱいの自動車選び。フィット(2021y)の試乗レポート。

2ページ目です!

「ハンドリングと乗り心地、静粛性」

ホンダ
  • グレード:“ベーシック”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:156万円
  • デビュー年:2020年2月〜
フィットの内装インパネフィットの内装2

試乗:乗り心地

4代目フィット・乗り心地

日常速度でしっとり柔らかい乗り心地はライバル車にない魅力!市街地でのゆっくり巡航や、流れの良い幹線道路でのクルージング、そうした場面で快適な乗り心地を味わえます。

単純に柔らかい!プラスしっとり!

前後サスペンション共に、柔らかくて、しかもブカブカでなく、しっとりした動き方

乗り心地得意と思える速度域(60km/h前後)では、多くの人に好まれるような乗り心地を体感できます。

もうね、ああだこうだ言わなくても、乗り心地良いです!

もちろんね、車格的(サイズや車重)に、限界はあるようで、例えば入力が強い時とか、大きく沈んだ時はゴツゴツします。

それでも日常の大部分で、しっとりした乗り心地を得ることができると思います。

リアシートの乗り心地

リアシートリアシートだって乗り心地悪くないです。

フロントサスペンションとは異なり、リアサスの突っ張りが気になりますが、かなり柔らかくてボリュームあるシート座面がサポートしてくれます。

これによって安っぽいガタガタ、ブルブル、ブワンブワンは最小限。ちょっと跳ねるくらいの乗り心地です。

今までフィットのリアシートといえば、広いけど座りにくかったり、クラス的に仕方ないよね?なんて部分がありました。

そうした部分も進化していて、体勢など含め、座り心地も良いです。

ディーラー試乗だとゴツゴツに感じるかも?

リアタイヤ4代目フィットにはハイブリッド含め数台に試乗してまして、ディーラーでも試乗させてもらいました。

そこで思うのは、ごく低速時にはゴツゴツを感じる時もあること。

評論家様の試乗レポートでは皆様、乗り心地良いと言われていますから、アレって思う時もありました。

タイヤの硬さや車重によって仕方ない部分かもしれませんが、いずれにしても少し速度を上げた時に、柔らかい乗り心地とか、しっとりした乗り心地を味わえます。

ヤリスのハイブリッドだと逆に、低速時にタイヤの柔らかさを感じました。でも総合すれば、フィットの方が乗り心地に優れるといった印象です。

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:ハンドリング

4代目フィット・フロントタイヤ・ハンドリング

素晴らしい乗り心地、その反面...とくるのがハンドリング。といっても直進時に不快だったりするわけではないので、正確にはコーナーリングフィールです。

1人乗車では気になる部分がありましたが、リアシートに乗員がいると、断然バランスが良くなりました。差は大きく、違いを体感できるのが楽しいポイントです。

苦手科目はハンドリングと見切り

ステアリングゆっくりご近所専用というのなら、気にしなくて良いすし、幹線道路の直進がメインの方も全く気になしくて良いと思います。

むしろハンドルは軽くて敏感なので、キビキビと感じられるくらいです。

逆に、クネクネ道を走ることが多い方は、少しだけ気にしてみてください、という内容です。

ちょっと違和感あるコーナーリングフィール

ポイントはステップ的に3つ。後ろに行くほど、気にされる方は少ないかな?という内容です。

  1. 1つ目:ロールが大きいです。
  2. 2つ目:軽くて敏感なハンドルと合ってないようなロール感。
  3. 3つ目:感覚と気持ちよさ。ロールとステア、タイミングとスピード

4代目フィット・ハンドリング印象

1つ目:ロールが大きいです

単純に、ロールが大きくて左右に大きく揺れます。そんなに速度上げなくてもです。キビキビ走ろうとすればグラつきが気になって、運転が難しいです。

2つ目:軽くて敏感、からのロール感

ボディデザイン・フロントゆっくり走っていると、ハンドルは軽くてキビキビ感さえあります。でも、コーナーでハンドル切ると、フロント内側が伸びて外側が縮んでクルマがロールし、そしてヨーが立ち上がる。

ハンドルは切れているんだけど、ワンテンポ置いて曲がり始めるような感覚を受けます。

3つ目:感覚と気持ちよさ

ボディデザイン・リア2つ目で述べた印象の延長線。クルマがロールした時に、体とルーフがズレてロールしているような感覚。

実際にはそんな事ありえないから、曲がるチカラとロール感に違和感がある感じ。

エンジンが左右に揺れる感覚か、ロールセンターなどジオメトリーによる感覚か、もしかしたらそのあたりかも。
平たく言えば、ハイトワゴンで感じる感覚。フィットも頭上が広いですしね。

ほんとは完璧かも?

フロントタイヤ

上記のような印象を受けるのは、速度より舵角。舵角が大きくなると、気持ちよくない感触です。

ただ、ほんとは完璧で、筆者の運転が悪いだけかもしれません

机上論ではなく、理想値を元にしたプロドライバーによる調整が行われ、商品として完成しているはずです。

複数人乗車で印象一変!

リアシートに大人が乗車すると、ハンドリングは全く異なりました
フロントが安っぽくフラフラする感じがなくなり、蛇の反応は穏やか、サスペンションの動きもゆっくりかつ小さくと変化

なるほど理解しました!センタータンクはバランス変化が大きいという可能性と、4名乗車に最適化されたかもしれないフィットの乗り味。

フィットは、ファミリーユースこそ魅力を最大に活かすかもしれません。

なおこの差は変化が大きいのですぐに体感できると思います。違いを体感するって、クルマの楽しみですね!

ハイブリッドモデルだと?

フィットハイブリッド

ハイブリッドモデルはおよそ44万円高。価格差は大きめですが、その分、ワンランク上みたいな印象を受けます。

内外装の差は僅かですが、乗り味の差が大きいです。

乗り心地はよりスムーズでしっとりといった方向に変わり、ハンドリングもクセと感じる部分は影を潜め、またタイヤも柔らかく感じられるような乗り味です。

試乗:静粛性

4代目フィット・静粛性

静粛性はグレードによって異なる可能性もありますので、ガソリン・ベーシックに限る感想です。

普通に感じる静粛性、内装からのノイズもわずか

静粛性路面からのノイズは常識的に気になります。コンパクトカーとして標準的な感覚です。
低い低周波の帯域が目立ちますが、不快な音質ではないですし、ガチャガチャしたノイズもわずかです。

試乗したフィットではインパネ周辺がカチャカチャしてましたが、多分個体差です。

最も目立つのはエンジンノイズ

最も気になるノイズはエンジンノイズ。音質的に刺激的な事もあり、2000rpmくらいからははっきり目立ってきます。

「クォーン」と吠えるような音質を奏でるエンジン。お好きでしたら満足感高いでしょうし、ハイブリッドなら静粛性でも良さが味わえます。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

メーター(昼間)メーター(夜間)

ブレーキのフィール

ペダルレイアウト

ブレーキペダルのタッチは軽く、ここもクルマに合っています

減速中の車体の動きも、フロントサスの沈み込みは早いものの、ペダル踏力に対する特性は気になりませんでした。

そして付け加えたいのが、ブレーキホールドからの発進が滑らかという点。完璧じゃないけど衝撃やカクつきが目立ちにくく、良い感じで発進してくれます。

なおペダルレイアウトは、かなり左寄り(中央寄り)に感じます。またハイブリッドだと電動ブレーキブースターの関係から、異なるタッチになります。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“ベーシック”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2021年式
  • 型式:GR1
  • 新車価格:156万円

エンジン概要

  • 排気量:1300cc
  • 型式:L13B

その他概要

  • ボディサイズ:3995×1695×1515mm
  • 車重:1070kg
  • 発売開始時期:2020年2月〜

FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。

試乗レポ・ライター

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