自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2022年記事 ホンダ
 & 

フィット(ガソリン)試乗評価
「5」燃費とリアシート周辺

間違いいっぱいの自動車選び。フィット(4代目)の試乗レポート。

5ページ目です!

「燃費と内装(リアシート・ラゲッジスペース)」

ホンダ
  • グレード:“ベーシック”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:156万円
  • デビュー年:2020年2月〜
フィットの内装インパネフィットの内装2

試乗時の参考燃費

4代目フィット・試乗時の燃費1

フィットに試乗し、「テーマを定めた燃費チェック」を行いました。
交通量の減った夜間、不確定要素をなるべく減らして燃費チェックを行っています。

今回のテーマは、「タイヤ空気圧を変えたら燃費変わる?」という内容。動画を撮影しながら、クルマの特徴を口にしながら走ってきました。

タイヤ空気圧を変えたら燃費変わる?

定めたコースを2周します。1周目を車両指定の空気圧、2周目を+0.2キロの空気圧で走ります。

外気温は3〜5度、乗員は2名乗車、エアコンOFFの暖房ON。

  • 1周目・・・24.2km走って16.7km/L (Fタイヤ2.4キロ、Rタイヤ2.3キロ)
  • 2周目・・・24.2km走って21.2km/L (Fタイヤ2.6キロ、Rタイヤ2.5キロ)

※圧力単位はkgf/cm2。2.4kgf/cm2は約240kPa。

できる限り同じように加速し、同じ速度で巡航、しての結果です。3.5km/Lの燃費差がでました。

3代目フィットハイブリッドだと?

エンジンルーム

先代のフィットハイブリッドでも、同じ道を同じ様に、燃費チェックしてみました。

乗員は2名乗車、エアコンOFFの暖房ONで、表示された燃費は29.0km/Lでした。

先代はi-DCDというシステムのハイブリッドです。乗り味はマニアックに素敵です。

燃費の感想

割合にして約2割!予想以上に燃費が伸びました。運転した感覚でも、発進がラクで、アクセルOFF時もよく転がります。
この転がりを上手く利用し、燃料カット領域を多く使えたことが大きいと予想します。特徴を活かす乗り方ですね。

エンジンルームその分、快適性は大幅に悪化!もともとタイヤの固さを感じる時があったので、それが空気圧増加によって、かなり固くなりました。

微振動は増え、ザラザラが目立つ乗り心地というのが最も不快な部分で、段差でのショックではリアタイヤの固さが目立ちました。さらに路面からのノイズが増え、静粛性も悪化しています。

経験則から、大きなクルマより燃費の増分は多く、一方で快適性の影響も大きかったです。

普通に走った時の燃費

4代目フィット・試乗時の燃費2

昼間の市街地走行をメインに、夜間の幹線道路を走った時の燃費です。
車載燃費計の計測で、燃費15.5km/L。

103km走って燃費15.5km/Lの燃費が表示されました。

ボディデザイン斜め前上の車体とは別の車体です。年式とグレードは一緒です。

ODDメーターが示す距離が異なります。2021年式フィット(ガソリンモデル)

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

内装:リアシート

4代目フィット・リアシート

単純な寸法は意味薄く、着座姿勢と一緒に考えたいのがリアシートスペース。広さはもちろんですが、座りやすさが進化しています。

リアシート着座感

膝前が広いだけならN-BOXだって広いし、アップライトに座るクルマはだいたい広いです。ライズとかね。

リアシート1リアシート2

フィットが良いのは、着座姿勢。シート高は適度な高さで、座面と背もたれの角度も違和感を感じません。
座面は柔らかく快適で、それでいてお尻の位置は安定してます。

リアシート3

以前のフィットは広いだけで座りにくかったりもしました。

お値段は上がったけど、こうしたスペックに出ない部分も進化しています。

リアシート4リアシート5

敢えていうと、ベルトのキャッチが出ていると体にあたって痛い事があります。飛び出ていたら押し込みましょう。
あと、ヘッドレストは座る時に伸ばすタイプ。こちらも使用したら、降りる時には縮めるのが気配り上手かな?

リアシートスペース

リアシート6不満なく座れるシートが用意された上で、足元のスペースも確保されています。
ヤリスと比較すればコブシ1個分くらい広いイメージです。

頭上は身長172cmの筆者には評価できません(追って182cmがチェックします)。

前方と外側の視界、開放感だって悪くないです。

リアシート7リアシート8

フロントシートのヘッドレストがちょっとだけ気になるかな。そんな形状をしてます。

軽いドア開閉

リアドア

フロントドアは少し重め、リアドアは少し軽め、わかりやすい差をつけるのがフィット流。

差が大きかった3代目と比較すればバランスされ、締めた時の音は同じ様に。それでも、4代目も差があります。

リアシートはおじいちゃんおばあちゃん、お子様、いろいろなゲストが座るだろうし、そもそも軽いのは長所。機能に問題なければね。
問題なんてあるわけないから、良いと思います。

内装:ラゲッジスペース

4代目フィット・ラゲッジスペース

センタータンクレイアウト最大の特徴といえば、開口部が広くて低いラゲッジスペース。低ければ良いってわけでもありませんが、ありがたい時も多いです。

ラゲッジスペース2

ハッチ開けると開口部が広い事に気づきます。

無意識に「広い空間」と認識しますし、ギリギリサイズの荷物を積む時に、楽だと思います。

ラゲッジボードやデッキボードと呼ばれる2重底にしなくても、使いやすくフラット感も高いです。

写真ありませんが、リアシート倒した際の段差は小さめです。

ラゲッジスペース3ラゲッジスペース4

ラゲッジスペースの奥行きは手寸で70cm。コンパクトカークラスでは60〜65cmというイメージですから、広いと思います。

テールゲート

テールゲートの開閉はまずまず軽い、もしくはそれなりに滑らか。

不便を感じない開閉感覚です。
(個体差はあるかもしれません)

どうしても気になる部分

試乗中、最も困ったのが、ラゲッジスペースを照らすライトがないこと。ルームランプはありますがシートバックの影になりますので、役に立ちません。

ラゲッジスペース1

返却後に調べれば、フィットのガソリンモデルには全グレードで、トランク照明は省かれているとのこと。

加えてオプションでも用意されないらしいです(ネット調べ)。

筆者はスマホで照らしてトランクルームを使用しました。片手埋まっちゃうんで無駄すぎる行動すぎです。

ホンダ様がハイブリッド推しなのはわかりましたが、あからさま過ぎw コレができるからこそ、生き残っていけるんでしょうけれどもね。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

メーター(昼間)メーター(夜間)

動画:燃費とエンジン&ミッションの印象

テーマを定めた燃費チェックと、エンジン&ミッションの印象を動画にまとめています。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“ベーシック”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2021年式
  • 型式:GR1
  • 新車価格:156万円

エンジン概要

  • 排気量:1300cc
  • 型式:L13B

その他概要

  • ボディサイズ:3995×1695×1515mm
  • 車重:1070kg
  • 発売開始時期:2020年2月〜

FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。

試乗レポ・ライター

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