自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2020年記事 全7ページ
&桃花

ライズ試乗レポート「4WD/6」
リアシートとラゲッジ

間違いいっぱいの自動車選び。ライズ「G・4WD」の試乗レポート。

6ページ目です。

「リアシート質感とラゲッジスペース」

トヨタ
  • グレード:“G 4WD”
  • 年式:2020年式
  • 車両価格:約213万円
  • デビュー年:2019年11月
ライズ内装1インパネライズ内装2インパネ

試乗:リアシート

ライズのボディデザイン(フロント)

リアシート座面はお尻が痛くならないクッション性が確保され、コンパクトクラス中では使いやすいリアシート。静粛性やスペースは異なるものの、フロントシートと同じような乗り心地が確保されています。

リアシートの質感

侮れない乗り心地の特徴

フロントシートとリアシートの差が少ない!これはライズの長所だと思います。

リアシート1リアシート2

前後で差が少ないサスペンションと、シートの質が確保され、フロントシートとそう変わらぬ乗り心地

リアシートの乗り心地は妥協され、「フロントシートに座りたい!」なんてクルマが多いし、クラウンなどでは明確に「リアシートは乗り心地重視」な味付けがなされています。
どこ座っても同じ様な乗り心地って、多人数で乗る時に良さを感じるんじゃないかな。

なお、後述の静粛性や振動の関係から、シートが良くても長時間ドライブは苦しいのが残念。

静粛性

静粛性はコンパクトカーの上級グレード同等と思えるから、悪くはないです。

リアシート3ただ気になる点があって、目立つ音域があるのと、リアホイールハウスあたりから気になるノイズが常時聞こえてきます。
お子様が喜んじゃいそうな面白い音です。

4WDだから??目立つ振動

リアシート4そして致命的なのが、振動。シートやフロアがブルブルするクルマは珍しくないけど、ライズはかなりの振動を乗員に伝えます

フロアの中心付近を触ると振動が目立つから、もしかしたら4WDによる影響かもしれません。FFモデルは未試乗です。

ライズのリアシートスペース

スペース的な広さはそれなりです。だらんと座ったり足を組んで座るスペースはありませんが、普通に座れるスペースは確保されています。

身長172cmのスタッフ

リアシート5リアシート6

身長172cmのスタッフ(ヒラリー男爵)がドラポジを取った状態で、そのままリアシートに

シート深くにきっちり座った状態で、膝前にはコブシ1個半。足先はフロントシートのシートレール間に置く形で、お股は閉じ気味に座ります。

身長182cmのスタッフ

リアシート7リアシート8

同じ状態で身長182cmのスタッフ(もと車整備士)が座ります

コブシは押し込んで1個。ヒラリー男爵とはコブシの大きさが異なります。大きいですw

リアシート9リアシート10

つま先はキツく、スペース的には不足しています。想像するに小柄なユーザーに合わせてあるのでしょう。

もと車整備士の体型でも、着座姿勢はよく、シートバックのサイズも対応しています。
太ももの裏も、あまり浮き上がらず、スライドドア系のリアシートより座りやすいスペースになっています。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:細かな長所短所

試乗してわかったトリビア的な長所短所

ドアロックの解除

試乗中、鍵なくしちゃったかもー!?みたいな事がありました。もしくはインキーしちゃったかもって。

理由はそう、ドアハンドルに手を入れてもロック解除されなくて。

ドアロック解除1ドアロック解除2

焦りましたが答えがわかりました。ロックするタッチスイッチでロック解除も行う方式

このあたり、機械的なプッシュスイッチで操作するダイハツ式っぽい感じ。ただ、メッキだしタッチ箇所のマークも一緒だし、一般的な解除方法かと思っちゃいました。

間欠ワイパー?

間欠ワイパー

間欠ワイパーの使い方がよくわかりませんでした。

わかんない部分は、間欠の時間調整。多分、車速連動のオートだと思うんだけどね。

雨滴検知は良いんだけど、車速感応の欠点は小雨の時。オートに任せておくと早すぎてゴリゴリ鳴っちゃうかも。

これだとね、手動でon-offすればいいじゃんって気になっちゃう。どうしても気になる場合は、ダイヤル式の調整パーツも販売されています。

ドアのカップホルダーは2連!

カップホルダー

フロントドアのカップホルダーは片側2個。

ドリンクあるの忘れて、また買っちゃう時ってありません?そんな時に便利だと思います。

距離も適切に離れてて、使い勝手も問題ありません。

試乗:ラゲッジスペース

ライズのボディデザイン(テールゲート)

ライズのボディ全長からすると、ラゲッジスペース(トランク)は広いです。

ライズ・ラゲッジスペース

簡単に脱着できるトノカバーに、大きめのスペアタイヤが収納できるアンダースペースも備え、使いやすいラゲッジスペースだと思います。

ラゲッジのスペース

メジャーで大雑把に測ったところ、前後方向が71cm、横方向が有効範囲で80cmくらい。

ラゲッジ広さ1ラゲッジ広さ2

コンパクトクラスの前後方向は60cmくらいが一般的ですし、広いと言われるフィット(奥行き69cm、最大幅1m)と比較しても同レベル!

ラゲッジ広さ3

リアシートを寝かした場合は、フラットとは言いにくいスペースで、実用性はあるのかないのか、そんなスペースができました。

良いと思ったのは、元々それなりの奥行きがあるので、めったにお世話になることは無いだろうという点。

リアシートは前に倒すだけ。複雑なシートアレンジを持つクルマより単純明快です。使用頻度が低い操作部分は、単純な機構が好ましいです。

脱着簡単なトノカバー

トノカバーとはラゲッジ内を外から見えなくする仕切り。最近ではオプションだったり装着されない事も増えてきました。

ライズはこのトノカバーが、便利な作りをしてます。適当に掴んでグイッっと引っ張れば外せます。

トノカバー1トノカバー2

変形する素材で出来ていて、引っ掛けてあるだけです。外すのも付けるのも簡単。同時に、カタカタとノイズが出る心配もなさそうです。

柔らかい素材なので、空間を分離するという機能は今ひとつ。ラゲッジ内に転がる荷物を入れておいたら、ゴロゴロ聞こえてきそうです。

開閉しやすいテールゲート

ハッチドアとかテールゲードなどと呼ばれる部分。ライズはここの作りも良くて、開閉は軽く滑らかな方です。

テールゲート1テールゲート2

トヨタ/ダイハツ車らしく、ハッチは金属ではなく樹脂を主な素材にしている様子。軽量で遮音性も高いです。

テールゲート3これにより、ハッチの開閉も滑らか。開ける時はスッと開き、閉める時は軽く。引っかかりも感じさせません。

あえていうと、もっと軽く滑らかな車種もあるのと、ハッチが高くまで開きすぎるのが厳しい。
身長160cmだと背伸び気味で、身長170cmでギリギリくらいの感じです。

 


ライズはロッキーの兄弟車。SUVタイプで個性が強められたコンパクトカー。

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。

メインメーター(昼)メインメーター・タコメーター重視(夜間)

ヘッドレストががががが...

意味はないけどビックリした点。ヘッドレストが抜けませんw

ヘッドレスト

抜けないっていうのは、天井につかえて抜けないという意味ね。逆にいうとこれだけ伸ばすこともできちゃうという。

どれだけ高身長対応なんですかww
こんな人いたら、きっと半端ない胴長...いや独り言ですw

トヨタ ライズ

トヨタ

RAIZE (ライズ)

  • 試乗グレード:“G 4WD”
  • 型式:A210A
  • 年式:2020年式
  • 車両価格:約213万円

概要

  • 排気量:1000ccターボ
  • エンジン型式:1KR-VET
  • 車重:1040kg
  • ボディサイズ:3995×1695×1620mm
  • 発売開始:2019年11月
試乗レポ・ライター

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