3代目フィットRS・P3/車内スペース広さ、居住空間

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(2014年記事 ホンダ フィットRS
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

フィットRS(GK5)試乗「3」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。3代目フィット(GK系)の試乗レポート。グレードは1500cc「RS」。評論家様から評価の高い1500ccモデルに試乗。

当ページは3ページ目です。「車内スペースと参考データ」など掲載。

フィットのインパネコクピット2
ホンダ
  • グレード:“RS”
  • 型式:GK5
  • 車両価格:185万円
  • デビュー年:2013年9月〜
  1. 分割page - フィットRS試乗「1-1」エンジン・ミッション・内装評価
  2. 分割page - フィットRS試乗「1-2」ハンドリングと快適性(乗り心地や静粛性)
  3. このpage - フィットRS試乗「1-3」車内スペースと参考データ
  4. 分割page - フィットRS試乗「1-4」競合車比較1
  5. 分割page - フィットRS試乗「1-5」歴代フィットや競合車比較2、総評

※内容は辛口評価です。試乗時にチェックしたいポイントを重視!

居住空間のスペース

フィットRS:リアシート

フィット最大の特徴と言えば、やっぱり広さ!小さなクルマこそ、狭い空間はイヤァ。

フロントシート、カップルディスタンスが広がった!

前席シート間距離フロントシートのスペースは運転席、助手的ともに広く、特別気になる点はない。着座姿勢も無理にアップライトに設定されていない点が嬉しい。

ここでぜひ触れたい優れた点が2点。一つはカップルディスタンスの広さ。左右シート間の距離ね。実測で17cm。けっこう広いよ。同性同士で乗る機会が多ければ無視できないポイント。

そして2つ目。フロントシートを一番後ろに下げていても、リアシートに人が座れる点。最後部にセットしても、リアには十分なスペースが残ります。だから余計な心配はいりません。

リアシート、単純な広さはストリーム2列目以上!

リアシート1リアシート2

広さについて、細かな説明は必要ありません。相変わらずライバルより圧倒的に広いんです。
日産の2代目ノート、同じくらいの広さを持つものの、フィットよりボディ全長が20cm近く長い。コンパクトカーのメリットである駐車場の対応力を考えればこの差はデカイ。また軽自動車だって前後方向のスペースは広いけど、横幅が狭く、フィットと比較すれば無駄に広いといってもいい。開いた足の余裕は、横幅が重要。

2代目フィットから進化した点は、座りやすくなった。どうもそわそわして落ち着かなかった2代目、まともな姿勢で座り続けるのは苦痛。それと比べれば普通に座っていられる。次期型ではさらなる座りやすさを期待。
変わらぬ良さとしては、シート下部が出っ張っていない。起こした姿勢で座り、それに合わせて普通に足を置ける。他車だと、上半身の姿勢からは明らかに不自然な位置にしか足が置けないことは普通にある。

次、細かな欠点を上げると、お尻の大きな方は座面後部の幅が足りず、シートベルトも締めにくい。細身の男性や子供なら大丈夫。フィット君、3人座れるように欲張っちゃったか?

広ければ快適、それだけじゃないよ...

グレード「RS」では、乗り心地や静粛性という快適性はかなり厳しい。少しでも路面が荒れていれば、まるまる素通りしてくるようなロードノイズには閉口もの。
決してスポーティなタイヤを履いてる訳じゃない。でもうるさい。音質的にも低周波のコモリ音で不快。乗り心地に関しては想像の通り。

リアシートでドライブした感覚では、短時間ならなんとかなっちゃう。辛くなるのは乗車30分を過ぎてから。お歳を召されたお父さんお母さんだとどうだろう?せっかく広さがあっても、長時間ドライブではゲストを呼びにくいのは残念。

リアシート、ヘッドレストは伸ばして座るタイプ

リアシート・ヘッドレストリアシートのヘッドレストは、伸ばして座る、最近流行のタイプ。これの長所は、ヘッドレストを外さずにリアシートをたためること。

しかしヘッドレストを伸ばして上げないと、マトモに座れません。首や背中が痛くなる。他車比較ではスイフトやマーチほど酷くはないけどね。

だからリアシートに座るときは、ヘッドレストを伸ばしてから座って、シートベルトをする。そして降車時、伸ばして座ったんなら、やっぱりたたんで降りるのがスジってもんじゃない?面倒くさいよね。

それからクルマに詳しくないゲストをお呼びした時、いちいちドライバーが説明したり、事前に自分で伸ばさなきゃいけない。いくら広いと言っても、セダンとは違うことを実感する瞬間。

バックカメラあれば伸ばしっぱなしでも

最良の方法は、常にヘッドレストを伸ばしておくこと。視界はバックカメラを付けていれば問題無い。ちょっとカッコ悪いのだけが難点かな。

そういえば初代フィットは上に飛び出たタイプだった。いろいろ考えると3代目フィットのこの方式、短所の方が大きいんじゃない??

ラゲッジスペース

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

通常の状態と、シートバックを倒した状態。ラゲッジスペースは相変わらずデカイ。リアバンパーをギリギリまで平らに削って、実質的な使えるスペースを増やしてるのもフィットらしい長所。バンパーの役割?聞かないでw。

  • ラゲッジ寸法 奥行き69cm、幅1015cm、入り口最低地上高60cm
  • アンダートレイ寸法 奥行き19cm、幅52cm、高さ18cm

ラゲッジスペース3相変わらずのこのスペース、ほとんどCセグメントに近いよね。リアシートを寝かした状態では、段差が小さいのが長所。

この状態でのスペース的にはヴィッツやデミオなどとギリギリの攻防。ここを気にするならフィットシャトルなんかが用意されてる。

参考データ1:中間加速チェック

同乗者による手元のストップウォッチでフィットの中間加速力を計測してみました。

計測した条件と結果

計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み満タン。風はほぼなし。タイヤ空気圧F/Rともに2.2キロ。道路は直線。タイヤ・ホイール共に純正。シフトポジションは「S」レンジとMTモード。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 5.09秒 MTモード1固定4.92秒
  • メーター読み時速30kmから80kmまでの加速タイム ・・・ 6.11秒 MTモード2固定5.77秒
  • メーター読み時速50kmから100kmまでの加速タイム ・・・ 7.53秒

現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータになります。

正確性はさておき、強引に段を設けたMTホールドモード時の方が加速が良好という結果に。数値差はわずかでも、体感上の差もある。CVTの長所を消してるんじゃない?

なお、5ATを搭載するホンダ・ストリーム1800cc、車重の差より排気量差とギヤ比の違い。条件次第だけどフィットより速い場面多かった。

巡航時のエンジン回転

  • 時速80kmの時 ・・・ 約1500回転前後
  • 時速100kmの時 ・・・ 約1800回転前後

CVTなので微妙なアクセルペダル踏み加減でけっこう変化します。

参考データ2:車内静粛性

市販の騒音計を利用して、ノイズを計測してみました。単位はdB。(dBについてはネット検索して下さい)。
騒音計ということで音圧に対して補正が掛かっていますが、人間が感じる不快さとは違います。耳障りな音とか気になりにくい音とか、そういった感覚は含まれていません。

計測時の周囲の騒音 環境ノイズ / 52.8dB〜53.3dB
  • 「エンジンOn」アイドリング時の車内騒音 エンジン回転数・・・800rpm 
    Fシート・・・42.8dB Rシート・・・41.7dB
  • 「エンジンOff」
    Fシート・・・ - dB Rシート・・・ - dB
荒れた路面での計測 環境ノイズ / 52.8dB〜53.3dB
  • 巡航時の車内騒音・荒れた路面、細かなデコボコが多い道路 時速50キロ走行時 / 
    Fシート・・・72.5dB Rシート・・・73.3dB
状態の良い舗装路での計測 環境ノイズ / 48.3dB〜51.3dB
  • 巡航時の車内騒音・綺麗な路面、比較的新しい舗装の道路 時速50km走行時 / 
    Fシート・・・67.2dB Rシート・・・67.3dB
  • 上記同様の道路 時速90キロ走行時 / 
    Fシート・・・70.5dB Rシート・・・71.1dB

参考データ3:各部寸法

手元のメジャーを利用して気になる部分の長さを測ってみました。

各部の寸法

  1. ステアリング直径 35cm
  2. ダッシュボード中央手前からガラスまでの長さ 52cm
  3. Fシート、フロアから座面先端 リフト最大時34cm、リフト最低時28cm
  4. Rシート、フロアからシート座面先端 37cm シートバック高さ 57cm
  5. センターコンソールまたは左右シート間の距離 17cm
  6. シート座面の長さ F・51cm、R・47cm
  7. リアシート開口部、座面先端〜ドア内張までの最短距離 35cm
  8. 左右ドアミラーいっぱいの長さ 198cm
  9. ラゲッジ寸法 奥行き69cm、幅101cm、入り口最低地上高60cm
  10. アンダートレイ寸法 奥行き19cm、幅52cm、高さ18cm

数値からわかること。センターコンソールの幅、つまり運転席と助手席の間は広め。またドアミラーの端から端いっぱいの長さは兄貴分ストリームとほとんど一緒。アンダートレイは仕切りがあって、奧にはパンク修理キットなどが入っている。整理すればもっともっと広く利用できる。

試乗時の参考燃費

試乗時は約1000km走行して、燃費は最終的に14km台。数値は車載の燃費計。
走行パターンとしては市街地3:開けた郊外5:クネクネ道2

なぁ〜んも燃費のこと考えず走ってこの感じ。

積算燃費計を見ていると、細かいスパンで変わっていくタイプ。それをもとに判断すると、渋滞する市街地で9km〜12kmを表示。最初、意外に悪くてびっくり。

ドライバーがアジャストしなければということで、停車する時間が長くなりそうな時のみアイドリングストップを使用。アクセルペダルとスロットル特性の関係にも慣れてきて、無駄も減りつつある。

そうして運転していると、開けた郊外での表示は15km/Lを越えて上がっていく。エコランを心がければもっと良くなること間違いなし。瞬間燃費計を見ていると良い数値で走っているから、こうした場面では18kmくらいはいきそう。

クルーズコントロール

好奇心よりクルーズコントロール(通称クルコン)を高速道路で使ってみました。緩やかな上り下りがある路線で試してみれば、速度をキープするための加速はなかなかマイルド

大排気量車のクルコンだと、速度をキープするために一瞬、強い加速を行ったり。この編は、無意味な速度キープよりリラックスした効きが良いよね。

話題の前走車追従型クルコン(ACC)でも、発進や停止のフィーリングはいろいろ。役立つタイプもあるし、使うと不快なタイプもあります。
筆者が試した限りでは、ホンダのACCはもうちょっと。使いにくいです。2代目フリードで使用しました。

メーター(昼間)メーター(夜間)

車内スペースとカップホルダー

身長172cmの筆者がドライビングポジションを取った状態でリアシート2列目をチェック。

  • 身長172cmの筆者 ・・・ ヒザ前 コブシ 3個 / 頭上 コブシ 1個
  • 身長182cmの男性 ・・・ ヒザ前 コブシ 2個 / 頭上 コブシ 0個 

カップホルダーの数

  • フロント 5個 / リア 2個

カップホルダーはドアポケット含む数値。運転席右前、使いやすい位置にカップホルダーあり。ショートなドリンクや、灰皿を置いても使いやすい。先代と異なり、少しだけ収納できるようになった。畳んでいる時は、タバコホルダーに。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“RS”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2013y
  • 型式:GK5
  • 新車価格:185万円
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」監修のもと「ヒラリー男爵」がお届けします。
元自動車整備士ヒラリー男爵

 
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運転席から左右を見た感じ。試乗中、右側はものすごく死角が気になった。購入思考中なら要チェック。左側は寄せやすい。


7インチタイプと8インチタイプが用意されている。 エアコン操作部は静電式タッチパネル。


7インチに機械スイッチだとセンタークラスターはこんな感じ。


前席シート間距離。適度に離れていた方がいい。デート中でもムラムラは貯めておけるw


使っていないシートベルト、音が出にくいように浮いてる。トヨタ低価格車では無視されるポイント。

ドア最大開度


相変わらずのシートアレンジ。


リアシートサイドシルの段差は普通にあり、幅も広い。降車時サイドステップに足が当たる。



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