評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。フィット(2013年式)「RS」。
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ホンダ・フィット(3代目GK系)グレード「RS」1500ccの試乗レポートです。
試乗車は2013年式のフィットRS。1500ccのCVTモデル。ボディカラーは明るいイエロー。昼間運転すれば目立ち、スイフトドライバーからの視線が熱いwww
エンジンは「L15B」という型式になり、新しいフィーリングを持つエンジンに変更。CVTの制御特性もガラッと変わり、サスペンションの印象も大きく変化。
どれも特徴深く個性的。特にエンジンとハンドリング特性、万人向けというより好き嫌いが分かれそうなテイスト。
フィットは売れてるのに主張もって登場!個性強めて登場!
さすがホンダ、クルマ選びが楽しくなります!
自動車のモデルチェンジって、大きく変化する場合と、見た目以外はあまり変わらない場合があります。
今回のフィットでは、広い室内という特徴はそのまま、フィットらしい弱点が大きく改善。
新しいコンポーネンツで大きな変化は、アクが強くて主張強いボディデザインにも表れる。
ホンダの”変わり身の術”って、良い時はホントいい。サクッと大変身。
先代と比較すれば、例えばフィット独特の乗り心地は普通の感触に。これだけで十分に買い換え理由になるんじゃないのかと。
走行感覚はフィットらしい弱点は残りつつ、それでも総合的な質感は通常のモデルチェンジの枠を越えてレベルアップ。
滑らかな発進、ノイズのカット感覚など見えにくい部分も含め質感上昇。
お値段もレベルアップし、車両価格は185万円。オプションの純正ナビゲーションも18万円or21万円とレベルアップ。
ご参考までに先代RSはデビュー時の価格で157万円でした。
ことあるごとの値上げはフィットに限ったことでないのが救い?
ライバルのヴィッツでは、2014年7月現在で同様のグレード(RSアイドルストップ付き)が199万円です。
値上げされたといっても、ライバルよりはお得な価格設定です。
RSは上級グレード。内装は、いいじゃな〜い!と思える立派な印象。
フィットに限らず、クルマ本来の走行感覚はモデルチェンジの度に上がったり下がったり。だけど内装は年々進化。
デビュー時期が新しいクルマほど、見せ方がうまかったり、流行の処理をしていたりで魅力的です。
フィットのインパネ造形は、運転席から助手席に向かって奥行きが強調されるようにつながる。適度な奥行き感で、助手席側は開放感、運転席は包まれ感も感じさせる。
ホンダといえばワイドで立体感ある造形。好評だしきっと手慣れているはず。本当はもっと奥行き取れるんだったら、ホンダらしい世界になるのだろう。
先代フィットと比較すれば生活感減り、パネルの質感も多少上がった。そして流行を取り入れたボリューム感高い造形。ライバル車と比較すれば質感は低くない。
良いと思える点。センタークラスターのテカテカパネル。面積大きくデザイン上はお下品。
でもわかりやすいよね、ドカーンと。
良いのは表面処理。邪魔にならないだけの反射防止が考えれている。
エアコン表示部やナビゲーションディスプレイも含めて反射が目立ちにくい。アフターパーツでテカテカに飾ることもできるけど、アレって慣れるとまぶしい場面があったり。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
評論家の皆様から評価の高い1500ccエンジン(型式L15B)、カタログスペックは132馬力。質感など試乗感をまとめます。
純粋に一般人である私ヒラリー男爵、評論家様とは違った表現をさせて頂きます。
一言で言うと、「荒っぽさがヤミツキになるエンジン」。
実用エンジンとしてはかなり個性が強い!注目は音!ボォーという音よりガァーと鳴る。この音が頭に残ってしょうがない。
そして無意味にアクセル踏みたくなる。飽きるまで楽しめそう。
※追記:1回目のマイナーチェンジでフィットの静粛性が大幅向上したらしい。未試乗ながら予想すると、エンジン透過音が小さくなって魅力が下がってしまった可能性が考えられます。
アクセルレスポンスがいい。「N」レンジに入れて軽く開けてみる。微妙な操作に反応してくれ、足指をゴニョゴニョする動作にも反応してくれる。回転上がった後、落ち始めるまでも適度に早い。
きっと電子制御スロットルが進化したんだよね。スイスポやコルトラリーアートといったエンジンがウリのライバルより印象イイから、これはMTのシフトチェンジも楽そう。
エンジンレスポンスはいいけどタコメーターの反応は悪い。
レスポンスの良さ、針は動かず音でわかる。残念。
高回転型エンジンと言われているがちょっと違う。低回転スカスカ型エンジン。例えば上り坂での発進や、バックで軽い段差を越える時、予想以上にアクセル開けて〜回転上げて〜。となっちゃう。
それからMTモード時、3000回転以下での再加速はままならず。アクセルペダル開度20%辺りからトルクが付いてこない。
高回転型エンジンと言うには、弾ける高回転とかもっとスポーティな感触が欲しい。
VTECだなんだって騒がれているが、以前のDOHC-VTECとは全然違う。低回転余裕あって高回転最高。音は6気筒のように粒が揃ってレスポンスは鬼。さらには燃費も悪くない傾向。
アイドリングや低回転では乗員に振動を感じさせず、エンジンマウントが快適性を考えた硬度であることが想像出来る。この領域ではトヨタ車みたいに静かだし、車外で聞こえる音はBMWみたいなカラカラした音。
アクセル踏んでいけば、5000回転から6800回転に向かって、盛大な振動が伝わってくる。RSというグレードらしく走りたいなら、質感はまだまだ。
注:なんだかんだでエンジンについて触れたいことがいっぱい。これぞホンダだね!
CVTの質感や特性は、先代フィットなどと比較し、大幅進化&大幅変化。
ゆっくり運転する限りは、他車と比較しても悪くない。
パッセンジャーを気遣った”ゆっくり発進”では、驚くほどスムーズに発進できる。
むやみにエンジン回転を上げず、ステアリングやペダルに余計な振動を伝えず、さらにスロットルワークにも神経使わず。
それでも、前走車に合わせて加速しようとすれば、やはりショックはあるから、良くできたATのように完璧じゃないよね。
ホンダ車でスムーズに発進できるクルマって、未試乗のヴェゼルを除くと、他にはアコードハイブリッドくらい?この勢いでホンダの5ATも大幅改良して欲しい!
走行時の変速キャラクターも大きく変わった。従来はアクセル全開にすると、一定の回転数をキープしながら速度だけ上がっていくタイプ。
今回は、アクセル開度に応じて基準回転数が変化し、後は速度に合わせて上がっていくタイプ。
どっちがいいかはわからない。絶対的な加速力では旧タイプだろうし、自然な加速感では新タイプでしょう。
「D」レンジ巡航中からの再加速時は、加速が始まる時に唐突なショックがあり同乗者は不快。ダイレクト感と唐突さ、レスポンスをごちゃ混ぜにして進化したかも?
CVTらしく一瞬の踏み込みは回転数上昇に使われ、加速がワンテンポ遅れたりダイレクト感ないのは他車も一緒。だったらもう少しだけでも滑らかに加速したいなぁと。
シフトセクレターは軽くて渋い。ホンダの2000cc以下クラスではお馴染みの欠点。
安っぽいだけなら問題無いけど、操作性悪すぎ。チカラ加減になれないと行き過ぎます。毎回触る部分だから、ここにお金掛けて欲しぃ〜。
評論家様から評価高いスポーティグレード、RS・1500ccモデル!
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
グレード「RS」と、「イエロー」の組み合わせは、デビュー初期のみ用意されていたという、貴重な組み合わせ。
このボディカラーは思いっきり明るい黄色。強いツヤを感じ、グリルなど黒い部分とのコントラストが強くメリハリが強まりまります。
フィットだとフロントもサイドもリアも、ボディデザインの特徴が強調されます。
FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。
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エンジン質感 | |
質感は特別高くない。でも、荒々しいフィールがヤミツキ。 |
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足回りの質感 | |
Fシートでの評価はgood!2段式のようなダンパーで欧州車のような質感。 |
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内装の質感 | |
デザイン性も質感もアップ。 |
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外装の質感 | |
アクが強い&無駄が多そう=安っぽくない。 |
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快適性 | |
ドライバーのみ満足な快適性。 |
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パッケージング | |
やっぱり、fitだね! |
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自然な乗り味 | |
やっぱり、fitだね! |
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お買い得度 | |
ライバル他車が値上げされたことで相対的にお得感アップ。 |
海〜。黄色が似合うじゃないw。RSの黄色はデビュー当初だけの設定らしい。その後はハイブリッドに。
タイヤはダンロップ・SPスポーツ2030。名前は立派だけど、ただのフツーのOEMタイヤ。グレードによってはエナセーブとかになる。
アースドリーム?いつだか聞いたような??
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。