間違いいっぱいの自動車選び。フィット・ハイブリッド(後期)試乗レポート。
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ホンダ・フィット(3代目GP5)グレード「ハイブリッド無印」です。マイナー後2019年式、後期最終形の3代目フィット。
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”フィット3”とも呼ばれる3代目フィット。小さくても広い、だけじゃない攻めたコンパクトカー。
今回のハイブリッドは小さくて広いにプラスして燃費良好!ガソリンモデルより5~10km/Lくらい、燃費の上乗せを感じました。
さらに乗り味も、ガソリン(登場初期モデル)と比較すれば、全然良好です。
試乗車は2019年式のフィット「ハイブリッド無印」。車両型式はGP5です。
オドメーターが示す走行距離は約3万km。
グレード「ハイブリッド無印」はフィット・ハイブリッド中で最もベーシックなグレード。i-DCDと呼ばれるこの時代のホンダ式ハイブリッドを搭載し、車両価格は173万円。
3代目4代目フィットは「フィット3」「フィット4」とも略します。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
小さくても広くて、燃費も良くて、内外装だって安っぽくない!次の4代目フィットと比較しても、比較対象になりえるような良さを感じます。
存在感高い内外装に、特定ユーザーを狙ったようなパワートレーン。
リコールなんて想定の範囲内...かどうかは知りませんが、相当に気合入ったモデルだったと思います。
この試乗レポートはフィット4発売後の2022年。
今出してくる事には理由があります。
同じ3代目フィットでは、デビュー初期の「13G」と「RS」に試乗してます。
その2台は乗り心地は気になるし、ハンドリングはクセあって運転しにくいし、ミニバン的な妥協を強いられれるような感覚でした。
それがこの2019年式ハイブリッドでは印象かわり、乗り心地は良くはないけど悪いってほどじゃないし、ハンドリングも乗りやすくはないけど走りにくいってほどじゃない。
広いという特徴考えればこのくらい?と思えるようなバランスでした。
熟成が進んだのかハイブリッド優先なのか、そんな印象です。
乗り心地の滑らかさではフィット4が1枚も2枚も上手。
助手席のスペースや快適性でも上です。 さらには装備だってもちろん上位。でも...。
ボディデザインでいうとフロントマスクの意匠違い。
デビュー時は派手で尖ってるように感じられたフィット3の顔つきも、今見たら全然普通。
落ち着いたフィット4と比較すれば、こっちに新しさを感じたって不思議じゃないです。
ボディ全体の統一感とか、乗り味との統一感を感じるはフィット4。でも評価って、それだけじゃないと思います。
内装だって少なくてもパッと見は、フィット3の方が立派に見えなくもない、かな?
複雑に、そして大きく見せるフィット3。対してスッキリしたお部屋みたいなフィット4。凝り具合で選ぶか、新しさで選ぶか。
「包まれ感」から「開放感」へのデザイン変化が、よくわかる2台。フィットだけではないホンダの流れです。
フィット3の末期モデルにお乗りの方が、フィット4に乗り換えるかと思えば相当悩むんじゃないかと感じます。
それは前述の内外装に加え、ハイブリッドシステムの違い。
フィット3に搭載されるストロングハイブリッドは、「エンジン+モーター+ミッション」という、代わりがないような魅力。
しかもコンパクトで軽量なフィットだと、i-DCDの特徴が強く味わえます。これ気に入っちゃったらもう、乗り続けるしかなさそうです。
試乗したのは冬の昼~夜間。外気温は0~5度くらいが表示されていて、暖房はずっと付けていました。
この3代目フィット・HVと、4代目フィット・ガソリンモデル、同じ条件で同じコースを走り燃費チェックを行いました。
大人2名乗車、エアコンOFF、暖房ON。交通の流れに左右されにくい夜間に走行しています。
結果は下記の通り。
24.1km走って燃費29.0km/L。動画撮影しながら、頭をそっちに使っての走行でしたので、燃費走行に集中したわけではありません。
それでも予想以上!筆者的には十分な燃費だと思っています。
試乗時は合計で350~400km走行し、リセットしない区間での燃費はこのくらいでした。
左の写真は燃費24.8km/Lが表示されていて、平均時速はだいたい27km/h。撮影したのは別の時です。ごめんなさい。
この後は都内から山猿を見かけた山道まで走行しまして、車載燃費計で20km/Lを割ることはありませんでした。
ずっと暖房使っての燃費です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
同じコースを同じ様に走って燃費を比較してみました。クルマはフィット3ハイブリッドとフィット4ハイブリッドです。
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エンジン質感 | ![]() |
個性は強い、質感は音や振動がとってもダイレクト。 |
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足回りの質感 | ![]() |
ガソリンモデルよりバランス良好! |
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内装の質感 | ![]() |
まるで大きなクルマのよう。ベースグレードから立派感。 |
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外装の質感 | ![]() |
好きか嫌いかハッキリしそうなアクの強さ。 |
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快適性 | ![]() |
エンジンと外からのノイズ、静粛性がきつい。 |
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パッケージング | ![]() |
やっぱり、fitだね! |
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自然な乗り味 | ![]() |
ガソリンモデルよりバランス良好! |
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お買い得度 | ![]() |
ライバル他車が値上げされたことで相対的にお得感アップ。 |
ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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