自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事 全6ページ
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ヤリス・ハイブリッド試乗「1」
特徴概要とTHSシステム

間違いいっぱいの自動車選び。ヤリスの試乗レビュー。

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「加速感などパワートレーンの印象」

トヨタ
  • グレード:“ハイブリッドX”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:200万円
  • デビュー年:2020年2月〜
ヤリス・内装1(昼)ヤリス・内装2インパネ(昼)

試乗車概要:ヤリス(2021年式ハイブリッドX)

ヤリスハイブリッド・ボディフロント

2021年式のヤリス、ガソリンモデルに続きハイブリッドモデルに試乗しました!

車名も中身も大変身!

車名が新しくなり、プラットフォームも新しく。新世代が強くアピール。

車体はコンパクト用TNGA(GA-B)、エンジンは新しい3気筒1500cc、ハイブリッドはTHS2。バッテリーはリチウム系と言われています。

車体も動力系も新しい

内装プラットフォームとエンジンが同時に新しくなることは稀で、車名まで新しくなっているのですから大変身!

このあたり、しばらくは大きく変わらない可能性。
つまり、とってもお得です!多分!

実際は、新プラットフォームの分だけ、車両価格が上がっていると思われます。

試乗したヤリス

ボディデザイン・フロント斜め

試乗車は2021年式のトヨタ・ヤリス。グレードは「ハイブリッドX」

3気筒1500ccエンジン+モーターで駆動するTHSのバージョン2。THSはトヨタ・ハイブリッド・システムの略だそうで、実はそのまんまw
新車価格は約200万円です。

オドメーターが示す走行距離は10000km。新車から各部が馴染んで、サスペンションの動きが美味しい時期だと思います。

 


※内容は辛口評価です。試乗時のチェックポイントを重視!

クルマのキャラクター

ヤリスハイブリッド・ボディデザインリア

安っぽくなくてスタイリッシュなボディデザインに、最強を争う燃費性能。価格は200万円スタートと安くはないけれど、燃料代の安さが武器。

ハイブリッド分の価格は30〜40万円

ヤリス・ガソリンモデルガソリンモデルの1500ccエンジン搭載車は160万円〜なので、差額は40万円。

また1000ccエンジン搭載車の中心価格は145万円と、差額は55万円。
(実際は減税により差は縮まります)

ガソリン価格が高ければ元が取れちゃうけど、安ければ難しいという絶妙な価格設定。

乗り味にも違いあり

そんなヤリスハイブリッド、ガソリンモデルよりマイルドな乗り味で、ここにも特徴を感じます。
筆者が試乗したヤリスクロス、ヤリスクロスHV含め、最も好印象だったのはこのヤリスハイブリッド

以下、こうした部分を始めとする試乗レポートをまとめていきます。

ハイブリッドシステム

ヤリスハイブリッド・エンジンルーム

エンジン型式は「M15A-FXE」。ダイナミックフォースエンジンと新しいエンジンの3気筒1500cc版です。

今も進化中のトヨタ式ハイブリッドシステム

モーターも出力向上が図られ、駆動用バッテリーも新開発のリチウム系とのこと。充放電特性の優れたバッテリーこそ、システムを活かす重要ポイント。
乗れば力強さもEV走行時間も素晴らしいと感じられます。

モーターを活かすも殺すも、バッテリー次第ですからね。もちろん、電子制御系も進化していると思います。

エンジンの質感・音

エンジンルーム爆発間隔の長い3気筒に、圧縮比が高そうな粒の強さ。ゆるさはなくてキッチリした音が聞こえてきます。

「ボボボボボ」ではなく「ボッボッボッボッ」という力強い音。お好きな方でしたら気持ち良いでしょうし、そうでなくても力強さを感じさせます。

エンジンの質感・振動

ボディデザイン・フロントただ質感でいうと、目立つ振動は気になります。停止中や低速走行中にエンジン始動すると、背中や腰、フロアにペダルに、振動が響いてきます。

このあたり、エンジンの主張が強いです。ハイブリッドって静か?スムーズ?そんなの妄想と感じるくらい、クルマらしい感触です。

ハイブリッドシステムの加速感

シフトセレクター一方で加速感はハイブリッドの恩恵がハッキリ得られます。
以前みたいに、ハイブリッドは遅い!なんて感じません。

特に踏んだ瞬間、モーターの存在が感じられ、加速力がグッと立ち上がります。アクセルペダル踏力が半分なら0.5秒後、全開なら1秒後、しっかりした加速を始めてくれます
びっくりするような瞬発力はないけど、走行中ありがたいレベルの瞬発力。

またトヨタ式ハイブリッドの長所である、伸びもしっかり。時速100kmまで、弱まりを感じることなく、むしろ伸びるように加速します。

EVらしさ弱め

ボディデザイン・サイド純ガソリンエンジンの魅力は、違和感を感じにくいジワッと立ち上がる加速感。

ヤリスのハイブリッドはEVらしさは弱めで、ガソリン車の延長線的に運転できるバランスです。他のトヨタ車と同じ感覚ですね。

3種類の走行モード

ドライブセレクター

ドライブモードはエコ・ノーマル・パワーと一般的な3種類。

ノーマルを基準にすると、パワーモードは踏んだ瞬間のモーターアシストが強く感じられます。「ハイブリッド車に乗ってる!」という感覚がいつでも味わえて笑顔です。

エコモードは差が大きく、スロットル特性が大きく変化。実走行での燃費も開きが大きいです。
ノーマルとパワーモードでアクセルが早開き、ちょっと踏んだだけで出過ぎちゃうと感じたらエコモードが走りやすいです。

なおディーラーでの試乗時は、パワーとエコを試されると、短時間でも違いがわかりやすいと思います。

THS2の魅力

ボディデザイン・リアエンジンが駆動も発電も柔軟に行う「シリーズパラレル式もしくはスプリット式」と呼ばれるハイブリッド。

発電用モーターと駆動用モーターの2つを持ち、特徴的な動力分割機構を介して駆動します。走行しながら充電もこなし、最適解にミックスされる、高度なシステムと言われます。

THS2と呼ばれる最近の世代では、高い速度でもエンジンが停止するようになり、従来より柔軟に制御されているように感じられます。

またヤリスクロスHVで試したところ、バッテリー残量が多い時にはEV比率70%オーバー!を確認してます。走行時間の7割が、バッテリーのみで走行したということになります。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

ヤリス・メーター1(昼)ヤリス・メーター(夜)

ヤリスの試乗動画

ヤリスハイブリッドに試乗して感じた印象をまとめました。全体的な印象、乗り味、内装、ちょっと気になる部分などです。

トヨタ ヤリス・ハイブリッド

トヨタ

yaris (ヤリス)

  • 試乗グレード:“ハイブリッドX”
  • 年式:2021年
  • 型式:MXPH10
  • 新車価格:200万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式: M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:3940×1695×1500mm
  • ホイールベース:2550mm
  • 車重:1050kg
  • 発売時期:2020年2月〜
  • 新車価格帯:140万円〜

車両型式

  • KSP210 - 1000cc FF
  • MXPA10 - 1500cc FF
  • MXPH10 - 1500ccHV FF
試乗レポ・ライター

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適合バッテリー

ヴィッツ・ヤリスのバッテリー適合詳細


ヤリス

MXPH10 - M15A-FXE 1500cc 2020年〜
確認中

 
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国産車バッテリー

比較評価
動力系質感 5段階評価

質感より実用性能重視!

足回りの質感 5段階評価

TNGAらしいリアサスの動きかつ、ノイズも少ない。

内装の質感 5段階評価

走り優先、その分内装は、上級クラスとの差別化はしっかり。

外装の質感 5段階評価

パーソナル感強くてかっこいい。

曲がりやすさ 5段階評価

フィールは人工的。でも、舵角が一発で決まる

お買い得度 5段階評価

アクアデビューで立場厳しいかも。



試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
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