自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事
著:ヒラリー男爵&もと車整備士

ヤリス・ハイブリッド試乗「3」
乗り心地や静粛性

「間違いいっぱいの自動車選び」。2021年式ヤリス「ハイブリッドX」の試乗レポート。

当ページは3ページ目です。

「快適性(乗り心地・静粛性・動的質感)」

トヨタ
  • グレード:“ハイブリッドX”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:200万円
  • デビュー年:2020年2月〜
ヤリス・内装1(昼)ヤリス・内装2インパネ(昼)

試乗:乗り心地の印象

ヤリスハイブリッド・乗り心地

2021年式のヤリスハイブリッドに試乗し、乗り心地で感じた印象です。

ヤリスファミリーの中で最もバランス良い乗り心地

ヤリスガソリン、ハイブリッド、ヤリスクロスのガソリン、ハイブリッド、この4台の中で最も好ましく感じたのが、このヤリスハイブリッド
操縦性と乗り心地のバランスや、ボディ上下動と衝撃のバランスが良く、そうした部分が好印象でした。

フロントサスは普通

フロントシートフロントサスペンションは普通です。硬すぎるわけじゃないけど、しっとりとか柔らかいといった感じはありません

なので影響を大きく受けるフロントシートでは、乗り心地は普通です。

リアサスは動き良好

リアサスはボディの揺れ少なく、それでいてサスペンションは伸縮する感触が伝わってきます。

リアシャシー上下動は少なくて、足元だけ上下している感覚に近いです。

この際、多少のフリクション(抵抗感)があるから逆に、動いている感じがわかりやすい。

なんの抵抗もなければ、段差が平らになっちゃうわけだけど、そこまでじゃないです。わずかにコトコトする感触があって、サスペンションが動いてる感触が伝わってきます。

最近のトヨタ車、TNGAらしいリアサスの動きで、これがヤリスでも変わらずというのが凄い!
片側のタイヤだけ段差を踏んでも、反対側でも同じ様に感じられるのだけが残念ですが、ボディサイズ的に仕方ないですよね。

こうした良さを感じやすいのがヤリスハイブリッド

シフトセレクターヤリスクロスまで含め、この良さを最も感じられるのが、このヤリスハイブリッド

他のモデルでは、単純に硬かったり、柔らかいけどユサユサしたり、ガチャガチャとノイズが目立ったり、違いがあります。

試乗車の個体差という僅かな差ではなく、大きな違いとして、このヤリスハイブリッドが好バランスと思います。

アクアと比較したら?

価格はほぼ一緒。内容も同じクルマのようなアクア。でも乗り味では、大きく差別化されています。

アクア乗り心地とステアフィールに関する部分では、キビキビ系のヤリスに対して、ゆったり系のアクア。

デビュー時期の違いもあり、現在(2022年春)ではアクアの方が、質感高い走行感覚と感じる場面が多いです。

 


※内容は辛口評価です。試乗時のチェックポイントを重視!

試乗:リアシートの乗り心地

ヤリスハイブリッド・リアシートの乗り心地

リアサスの動きが良ければ、リアシートの乗り心地は良いです。リアタイヤの上に座るようなモノですから、当然ですね!

リアシートの乗り心地、は、良好

リアシートリアシートに試乗すれば、こうした良さがしっかり味わえます。

ふわふわしすぎないフラット感の高さと、衝撃を吸収してくれているのが想像できるサスペンション

そして柔らかく動いているのに、ストロークに起因するノイズが気になりません

使いにくいのが惜しい!

乗り心地に問題なくても、実際には使いにくいのが惜しい!

リアシート・スペースヤリスのリアシートは、フィットを除くライバル車と比較して、極端に狭いわけじゃないけど、やっぱり狭い。

視界が狭く圧迫感強く、背もたれは立っていて座面角度と合っていない着座感
これらによって、座れないことはないけど、ないけど...となってしまうのが残念です。

タイヤも柔らかい

装着されていたタイヤが柔らかく、これも乗り心地に効いていました。

リアタイヤ試乗したヤリスはODDメーター1万kmでしたので、たぶん新車時装着タイヤと思われます。

車両指定の空気圧2.5キロ(kgf/cm2)に空気を入れましたが、想像するほどに乗り心地が悪化しません

2.5キロって、普通ならタイヤの硬さを感じ始める空気圧です。細かなゴツゴツが気になってきたり、跳ねやすくなったりと違いが出始めます。

シチュエーションは、寒かった〜

※試乗したのは寒い日で、空気圧を調整した時の気温はマイナス4度。もしかしたらこれも関係しているかもしれません。

フロントタイヤ厚みがあって、空気量が多くて、走行中に空気圧が上がりやすいタイヤも、気温の関係から温度が上がりにくい?

もしかしたら走行中に空気圧の上昇が少なかったのかもしれません。

薄いタイヤの方が乗り心地良いというのはよくありますが、それに近いシチュエーションだった可能性があります。

なお「パスカルの原理」や「シャルルの方式」というのがあります。「圧力=押す力/面積」とか、「温度が上がれば体積も上がる」いうアレですね。
詳しくはよくわかりません。気になったら乗り心地との関係など、検索されてみて下さい。

試乗:静粛性

ヤリスハイブリッド・静粛性

気にしたら負け!くらいにいろいろなノイズが聞こえてくるクルマでした。でも、うるさいけどノイローゼになりそうな音質ではなく、気になりにくい音質だったのはトピックス!

エンジン停止中も、始動中も!

200万円もするハイブリッドでうるさいと書いたら怒られちゃいそうですが、最も近い言葉はうるさいでした。

ボディデザイン・リア試乗したヤリスのグレードは低いですが、上位グレードでも劇的に改善することはないだろうという静粛性です。

そんな静粛性は、走行中の外からのノイズが大きくて、エンジン始動しても、うるさく感じない程です。低速時にエンジン始動すればエンジンノイズがうるさいですし、巡航中は外からのノイズが大きいです。

特に停止中にエンジンかかると、通常のガソリン車より高い回転数で回り、慣れないとびっくりしちゃう位のノイズを出します。発電効率など考えたら仕方ないんでしょうけどね。

このあたりは「お兄ちゃん的存在として差別化された」という2代目アクアが気になりますね!

エアコンノイズが静か

トヨタ車に試乗するたびに思うんだけど、エアコンのファンに起因するノイズが小さいです。正確に言えば、一目盛り、二目盛りで風を出した時、少しだけ風が出せます。微調整が効くともいえますね。

エアコン操作部1エアコン操作部2

もっとも、他メーカーでもミドルクラス以上になればほんの少しの風が出せますし、耳障りな高周波のノイズは控えられている傾向。

なのでトヨタ車だけの長所というわけじゃないんですが、コンパクトクラスでは少ない気がします。

ハイブリッドだから静か、というわけじゃないです

停止中やごく低速時は、エンジンノイズが大きく聞こえてきます。振動も乗員に伝わってきます。

エンジンルームまた強い加速時も、エンジンノイズは大きく、筆者的には微妙と思える音質のノイズが響きます

例えばプリウスクラスなど、もう少し上のクラスになれば、ハイブリッドが静かなイメージです。

それでもいろいろありますので、一言で静かとかうるさいとか言えることじゃありません。ただ、静粛性=車格次第と思うわけでございます。

ヤリスハイブリッドは特に、静粛性より高燃費を重視したモデルでしょうから、ガソリンモデルと同じくらいもしくはハイブリッドモデルの方がうるさく感じられるかもしれません。

感覚の部分も大きいので、ぜひ試乗されてチェックされてみて下さい。

ヤリス・メーター1(昼)ヤリス・メーター(夜)

この静粛性が、ヤリスHVの魅力を活かす

ボディデザイン・斜め後ろ防音/遮音材たくさん積んだら、重くなっちゃいますからね。ヤリスの存在意義が薄くなっちゃいます。
ヤリスはトヨタを代表し、最高燃費を争うモデルですからね。

「静粛性を求める事が間違い」、かと思いました。

こうした部分、2代目アクアが気になります。初代は燃費スペシャルなモデルとしてデビュー。2代目は快適性を重視した上級コンパクトを目出しているように感じます。

トヨタ ヤリス・ハイブリッド

トヨタ

yaris (ヤリス)

  • 試乗グレード:“ハイブリッドX”
  • 年式:2021年
  • 型式:MXPH10
  • 新車価格:200万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式: M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:3940×1695×1500mm
  • 車重:1050kg
  • 発売時期:2020年2月〜
  • 新車価格帯:140万円〜

車両型式

  • KSP210 - 1000cc FF
  • MXPA10 - 1500cc FF
  • MXPH10 - 1500ccHV FF
試乗レポ・ライター

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