間違いいっぱいの自動車選び。ヤリスHVの試乗レビュー。
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トヨタ・ヤリス(型式MXPH10)グレード「ハイブリッドX」2021年式です。
見えないところにお金かかって、見えるところはクラスなり。そんな印象を受けるヤリスの内装です。
ハンドル握った時の魅力は、小さいからこその魅力があって、高価で大きなクルマと好みで選べるようになりました。同格に選べるとさえ思えるくらいです。
逆に内装は、トヨタのピラミッド構造をしっかり感じさせる部分。カローラなど上位クラスとの差は大きく、クラスを感じさせます。
先代モデルとなるヴィッツと比較すれば、造形的に凝ってますし、大味な造形は影を潜めました。
でもやっぱり、内装パネル表面の質感はそれなりです。
良いのは夜間のインパネ。細かく光るステアリングスイッチなどイルミネーションが良い感じ!細かく=大味の反対。これがトヨタの上級車種と同じようなイメージですから、安っぽさを感じにくいです。
メインメーターはオーソドックスな二眼式タイプ(画像はページ下部にて)。
グレードによっては独自形状の二眼タイプに変わります。下の画像はヤリスのガソリンモデルとヤリスクロスのハイブリッド。
個性的でスタイリッシュなのでしょうけど、映り込みが気になります。光が当たると白っぽく光りますので、敏感な方ですと気になりそうです。
筆者は気になってダメでした。ヤリスハイブリッドのオーソドックスなメーターが好みです。
ハイブリッドXのフロントシートは、モノフォルムタイプと呼ばれるヘッドレスト一体型。シート表地もコストの限界を感じさせる、なかなかに微妙な質感です。
率直に言ってチープな見た目ですし、着座感としても滑りやすいです。
その代わり、スルッと滑るように座れ、問題を感じない位置に体が収まります。もしかしてコレが狙い??
見た目にはチープでも、調整機能はしっかり。ハイトアジャスターはしっかり機能しますし、チルト&テレスコピックも付いてます。
見た目より機能性!このあたりがヤリスの特徴をハッキリさせてます。
上位グレードまたはオプションで、一般的なシートに変わります。
ステアリングスイッチ左側は各種設定に使用するスイッチ。上下左右と決定・戻るといったあたり。
ステアリングスイッチ右側はADAS系。クルーズコントロールに関する機能がメインです。
ドアトリム(ドア内張り)は、シンプルな中にドアハンドル周辺だけは凝った作り。
でもここの作りが美しい!曲線美とボリューム感が良いです。
ドアハンドルの握る位置を、迷っちゃう時もあるけどねw
センタークラスター下部は小物置き。定番のデザインですね。
クッション性のある滑り止めでも置けば、便利に使えそうです。
ここは初めて見た時からずっと気になってました。
難しくコストに左右されるといわれる部分であるからこそ、気になっちゃう部分。
ヤリスの弱点が内装質感というのはよく言われるポイント。ですから、ワイドボディのグレードとか、欧州仕様のヤリスとか、もしくはマイナーチェンジで形状変更されるか、気になります。
※内容は辛口評価です。試乗時のチェックポイントを重視!
助手席に座った時の印象は、フロントシート優先であろうという印象。それが一番強いです。
シートは前後のスライド量が大きく、ギリギリ座れるくらいから、後ろの方までスライドします。
着座感も、シートを最も後ろに下げて、背もたれを寝かせ気味にして、そうして座った時が一番しっくりきました。
左の画像はマツダ2の助手席。
もしかしたらマツダ2の方が後ろまで下がり、足を投げ出して座れるかもしれません。
でもヤリスだって、窮屈とは感じない着座姿勢で座れます。
あと、アップライトに座るタイプより、傘を置くのも置きやすいと思います。
広くないし圧迫感強いし、座面とシートバックの角度はチグハグだし...。でも乗り心地は悪くないヤリスのリアシート。
スペースに関しては座ればすぐわかるので、「広くない」という点だけお伝えさせて下さい。
気にしてご確認頂きたいのは、乗り降りに関する部分。筆者ですと足抜くはキツく感じました。この部分、ヤリスクロスの方がラクに乗り降りできました。
そして圧迫感に関する部分。
このグレードだとフロントシートがモノフォルムシートなので、リアシートの圧迫感は強いです。
逆に好印象だったのは、座面と背もたれのくびれ。乗員が座る部分がはっきり凹んでいます。
座り心地がどうこうというわけじゃないけど、視覚的に立派に見えます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
ラゲッジ底面のスペースは手寸で、奥行きで60cm強、幅で100cm。
ラゲッジスペースに関しては、ヤリス・ガソリンモデルの試乗レポートに記載しています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。