間違いいっぱいの自動車選び。ヤリスクロスHVの試乗レポート。
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トヨタ・ヤリスクロス(型式MXPJ10)グレード「ハイブリッド・X」2021年式です。
狭くて圧迫感強いリアシート。乗り降りは普通にできるリアシート。
ヤリスクロスのリアシートを一言で表すとそんな感じです。
狭いから乗り降りも大変そうなヤリスクロスのリアシートですが、乗り降りだけは普通です。
よく「足抜き」なんて言葉が使われますが、降りる時に足が引っかかるのは最小限。足をそれほど高く上げなくても降りられます。
シート高の高いSUVだからというのもあるでしょう。
素のヤリスやノートではきつかったです。
シート表地はツルツルでよく滑ります。
それによって、スルッと滑るように乗り込めます。これが気持ち良い!
きっとね、お子様も喜びます。
スペースがクーペ的ならばシート形状もクーペ的。
シートバックの中央部分が凹んでいて、立派な感じを受けます。
走行中、機能的な良さは体感できませんでしたが、見た目が素敵です。
それでもシート表地や着座感、質感的には最小限なので、グレード選びに悩みそうです。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
身長172cmの筆者でも、レッグ/ニースペースはタイト。コブシ1個が入りません。
足元はシート下にしっかり入りますので大丈夫。ここは28cmサイズのスタッフでも問題ありませんでした。
また筆者ですと、頭上も問題ありませんし、着座姿勢の関係から、かかとの部分も構造物が邪魔になる事もありませんでした。
フロントシートの形状から、圧迫感は半端ありません。
筆者の目線でこれくらいなので、女の子だったらきっとたいへん。M適正ある方に合わせ過ぎですw
実際は、大きさはさほどでなくて、視覚的な影響かも。
そして後ろ振り向けば金属むき出しの部分が。
ヤリスクロスが200万円前後のクルマという事を考えると、コストダウンの大変さが伝わってきます。
「どこを削ろう?どうやって削ろう?どこまで許される?」会議はそんな感じになっちゃうのかな?
コンパクトカーってきっと、軽自動車よりたいへん。
買う方としては、安い方が良いですよね!
グレード「X」のフロントシートはモノフォルムタイプで、デメリットが目立ちます。
これ、オプションの「ターンチルトシート」を装着するとセパレートタイプになるそうです。
また上位グレードの「G」「Z」ですと、それぞれ別のシートになるそうで、リアシートの圧迫感が軽減されるかもしれません。
上位グレードでは便利に使える機能が多いものの、グレード「X」はシンプル。普通のラゲッジスペースです。
特別なことはないですが、コンパクトカーと考えれば広いスペースです。
奥行きは80cmほど。リアシートが狭い代わりといえるかもしれません。
一クラス上のC-HRでもラゲッジ奥行きは同程度。代わりにリアシートのスペースが広いです。
「はいれ」って言われて入るなら、ヤリスハイブリッドを選びます。
押し入れで寝たい願望、ある人いるよね?狭い方が好き??
床の部分はちょっと貧弱。割れることはなさそうだけど、ペカペカです。
上位グレードを選ぶと、2段階の高さ調節可能なラゲッジボード(デッキボード)に変わります。ヴィッツ時代からの伝統ですね!
ハッチ(テールゲート)の開閉は重め。まだクルマが新しいからかな?と思い、別の車体でも試しましたが一緒でした。
ていうかSUVって全般的に重いよね!?
でも、ヤリスクロスにはオプションでパワーテールゲートが用意されているそう。
ハリアークラスは標準化が進んでますし、このクラスも用意はされるのですね!
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
どっちがお得?価格考察と共に、HVとガソリンの負担するコスト面を比較・試算してみました。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。