自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2019年記事 全8ページ

C-HR(ハイブリッド)試乗評価「7」
リアシートとラゲッジ

間違いいっぱいの自動車選び。C-HR(前期)の試乗レポート。

7ページ目です!

「内装質感(リアシート)とラゲッジスペース」

トヨタ
  • グレード:“S”
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約265万円
  • デビュー年:2016年12月
C-HRの内装・インパネ1C-HRの内装・インパネ2

試乗:リアシート

C-HRのリアシート

4代目プリウスと特徴が似ているC-HRのリアシート。座面が低く、頭上も低く、狭くはないけど閉鎖感が強い印象です。

C-HRのリアシート乗降性

上手く隠されたドアハンドルを握り、リアシートに乗り込みます。

リアシート・ドアハンドルリアシート・乗降性

乗り降りは、SUVの中ではしやすい方。降りる時はちょっと足が浮いちゃうけどね(短足ですw)

リアシート・3リアシート・4

リアドアの開口部は狭くなく、シート座面が低いのが効いてる様子。

リアシートのスペース

身長172cmの筆者がドラポジを取った状態で、その後ろに座りました。

足元はちょっと窮屈

リアシート5・足元のスペース

足元はフロントのシートレールが邪魔をして、やや内股に座るカタチ。筆者の場合、つま先が八の字になる。

フロントシートが後ろまで下がる弊害かもしれないから、一長一短かな。

シートレースがもうちょっと開いているか、支点が前だったら良いんだろうけど、最近のトヨタ車で多いカタチ。

膝前のニースペースは十分!

リアシート5・膝前のスペース

膝前は筆者のコブシ(小さい)で2個半

極端に狭いって言われるC-HRのリアシートだけど、全然そんな事無いスペース。

これで文句言ったら、コンパクトカーは乗れませんw

リアシートの着座感

座面が低くて薄い

リアシート6・座面

C-HRのリアシートはフロントシートに対して座面が低い。理由は座面が薄い様子。

またクッションは柔らかめで、長時間の走行ではお尻が痛くなっちゃうような座り心地

座面は低いけど、頭上のスペースは狭く、もうちょっとで天井に髪の毛が当たりそう。身長高い方はダラッと座るしかないけど、足元にそこまで余裕がないからシート裏に膝が当たるかも。

圧迫感が強い〜

言われるほど狭くないC-HRのリアシートだけど、圧迫感というか閉鎖感はまるでクーペのリアシート。狭くないけど座りたくないリアシートです。

リアシート7・ヘッドレストリアシート8・リアドア

(左の画像)リアシートからの視点はフロントシートのヘッドレストが遮る。一体型シートみたいな圧迫感。
(右の画像)頭の横は、ほとんど壁。

前が壁だからって、横を見ても壁w 護送車じゃないんだからって...なんて思っちゃダメです。

こっちもなかなか(ヤリスクロス)

リアシート8・リアドア

左の画像は、ヤリスクロスのリアシート。

正確には、リアシートに座った時の、フロントシート背もたれです。

形状の問題なのかサイズの問題なのか?筆者としてはこっちの方が圧迫感を感じます。

リアシートは使わない設計?

リアシートに座って思ったのは、C-HRってリアシートおまけの設計なんじゃない?って事。

リアシート9・アシストグリップリアシート10・腕の置き場

(左の画像)なんと!アシストグリップがありません!
(右の画像)腕の置き場も考えられてません。場所悪いし、ドリンク置いたら腕が置けない。

アシストグリップは上位グレードでは付いてるのかな?盲蓋がないから期待できないかも。

筆者としては、アシストグリップがないリアシートには座りたくありません
とか言って、女の子のクルマだったら座っちゃうけどねw


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

シートベルトのノイズ対策

段差を通過する時、内装からのカチャカチャしたノイズが気になったので、使われていないシートベルトと内装の隙間をチェックしてみました。

前後のシートベルト構造を確認

フロントシートベルト

フロントシートベルト

まず、フロントのシートベルト(バックル部分)。

かなりしっかりと隙間が作られ、ノイズ対策がされていた。

これはきっと大丈夫。

リアシートベルト

リアのシートベルトは、クーペみたいな形状でで内張りを沿っている。

使用する際に引っ張りやすい形状です。

リアトシートベルト1リアトシートベルト2

ベルト下の内装には大きな段差が付いていて、バックルが引っかかる構造。

段差は画像で見るより深く、勝手には下がってこなそう。ということは、きっちり吸い付いてる。日常的な走行ならノイズはでにくそう。

まとめ。C-HRのベルトはしっかり考えられてました。

10年前の同価格帯トヨタ車だと...

10年前のトヨタ車だとC-HRみたいな気配りはなかった。高級車だとBピラー内張りが軟質素材だからノイズがでないけど、そうじゃないクラスは普通にカチャカチャとノイズができる。

マークXジオ

画像は所有していたマークXジオ。価格は280万円ほどで、C-HRと価格は近い。

でも、ベルトのノイズは普通に出て、買ってから気付きました。

試乗:ラゲッジスペース

C-HRはクーペルックのSUVだから大きな期待はできないけれど、ラゲッジも見てみました。ラゲッジは他のSUVもそんなに使いやすくはありません。

ラゲッジのスペース

奥行きが広くて、天地方向は狭いです。

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

奥行きはボディ全長に対して標準的な長さ。横方向はボディ全幅に対してちょっと狭い。

ラゲッジスペース・開口部高さ

わかりきったことだけど、ラゲッジのフロアが高いよね。

最低地上高は普通車って感じだけど。

ラゲッジスペース3

そのぶん、ラゲッジ・アンダートレイは深さがあって実用的

小物が転がらなくていいよね。ここならノイズもでにくいです。

開けにくくて閉めにくいテールゲート

テールゲートとかハッチゲートと呼ばれるハッチのドア。
SUV全般でありがちだけど、C-HRもけっこう開け締めしにくい。

チカラが入れにくい!

開けるときも、締めるときも、手が触れる部分が高すぎ!

ラゲッジスペース4ラゲッジスペース5

開ける時はスイッチを押して引き上げるわけだけど、肘と同じくらいの高さにグリップがある。これじゃあ当然、チカラが必要です。

ナンバープレートがバンパーに装着される、少し古いクルマだったら違ったよね。

締める時も、ハッチの位置の高すぎます。
トノカバーの角度を見てください!こんなに開く意味あるの?ってくらい高く開きます。ガレージで上が当たっちゃうよw

渋くて固い!重い!

ハッチのダンパーが渋すぎます。もう新車じゃないのに、ギスギス動いて抵抗感が凄い。

ラゲッジスペース6ラゲッジスペース7

これもチカラが必要な理由。特に開ける方が渋いです。

右の写真は、開ける途中。手を離しても途中で止まっちゃう。トヨタ車だとたまに見かけます。

ハッチバックボディは、ラクに開閉できてこそ長所を活かせます。でないと、セダンのトランクの方が断然便利です。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

C-HRメインメーターC-HRメーター(夜間)

12Vバッテリーがエンジンルームに!

目立たないけど大きなポイント! 12Vバッテリーがエンジンルームに搭載されていました。

12Vバッテリー

トヨタのハイブリッドだと車内(トランクルーム)に設置されることが多い。

この場合は、高価な室内用バッテリーを使わなきゃならない。

例えば3代目プリウス用で2万〜2.5万円。C-HRなら普通か普通に近いタイプが選べそう。12Vバッテリーも交換が必要です。

トヨタ C-HR

トヨタ

C-HR (シーエイチアール)

  • 試乗グレード:“S(ハイブリッド)”
  • 型式:ZYX10
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約265万円

概要

  • 排気量:1800ccハイブリッド
  • エンジン型式:2ZR-FXE
  • 車重:1440kg
  • ボディサイズ:4360×1795×1550mm
  • 発売開始:2016年12月
試乗レポ・ライター

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