間違いいっぱいの自動車選び。C-HR(前期)の試乗レポート。
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トヨタ・C-HR(型式ZYX10)「S・ハイブリッド」2017年式。プリウスクラスのコンパクトSUVです。
4代目プリウスと特徴が似ているC-HRのリアシート。座面が低く、頭上も低く、狭くはないけど閉鎖感が強い印象です。
上手く隠されたドアハンドルを握り、リアシートに乗り込みます。
乗り降りは、SUVの中ではしやすい方。降りる時はちょっと足が浮いちゃうけどね(短足ですw)
リアドアの開口部は狭くなく、シート座面が低いのが効いてる様子。
身長172cmの筆者がドラポジを取った状態で、その後ろに座りました。
足元はフロントのシートレールが邪魔をして、やや内股に座るカタチ。筆者の場合、つま先が八の字になる。
フロントシートが後ろまで下がる弊害かもしれないから、一長一短かな。
シートレースがもうちょっと開いているか、支点が前だったら良いんだろうけど、最近のトヨタ車で多いカタチ。
膝前は筆者のコブシ(小さい)で2個半。
極端に狭いって言われるC-HRのリアシートだけど、全然そんな事無いスペース。
これで文句言ったら、コンパクトカーは乗れませんw
C-HRのリアシートはフロントシートに対して座面が低い。理由は座面が薄い様子。
またクッションは柔らかめで、長時間の走行ではお尻が痛くなっちゃうような座り心地。
座面は低いけど、頭上のスペースは狭く、もうちょっとで天井に髪の毛が当たりそう。身長高い方はダラッと座るしかないけど、足元にそこまで余裕がないからシート裏に膝が当たるかも。
言われるほど狭くないC-HRのリアシートだけど、圧迫感というか閉鎖感はまるでクーペのリアシート。狭くないけど座りたくないリアシートです。
(左の画像)リアシートからの視点はフロントシートのヘッドレストが遮る。一体型シートみたいな圧迫感。
(右の画像)頭の横は、ほとんど壁。
前が壁だからって、横を見ても壁w 護送車じゃないんだからって...なんて思っちゃダメです。
左の画像は、ヤリスクロスのリアシート。
正確には、リアシートに座った時の、フロントシート背もたれです。
形状の問題なのかサイズの問題なのか?筆者としてはこっちの方が圧迫感を感じます。
リアシートに座って思ったのは、C-HRってリアシートおまけの設計なんじゃない?って事。
(左の画像)なんと!アシストグリップがありません!
(右の画像)腕の置き場も考えられてません。場所悪いし、ドリンク置いたら腕が置けない。
アシストグリップは上位グレードでは付いてるのかな?盲蓋がないから期待できないかも。
筆者としては、アシストグリップがないリアシートには座りたくありません。
とか言って、女の子のクルマだったら座っちゃうけどねw
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
段差を通過する時、内装からのカチャカチャしたノイズが気になったので、使われていないシートベルトと内装の隙間をチェックしてみました。
まず、フロントのシートベルト(バックル部分)。
かなりしっかりと隙間が作られ、ノイズ対策がされていた。
これはきっと大丈夫。
リアのシートベルトは、クーペみたいな形状でで内張りを沿っている。
使用する際に引っ張りやすい形状です。
ベルト下の内装には大きな段差が付いていて、バックルが引っかかる構造。
段差は画像で見るより深く、勝手には下がってこなそう。ということは、きっちり吸い付いてる。日常的な走行ならノイズはでにくそう。
まとめ。C-HRのベルトはしっかり考えられてました。
10年前のトヨタ車だとC-HRみたいな気配りはなかった。高級車だとBピラー内張りが軟質素材だからノイズがでないけど、そうじゃないクラスは普通にカチャカチャとノイズができる。
画像は所有していたマークXジオ。価格は280万円ほどで、C-HRと価格は近い。
でも、ベルトのノイズは普通に出て、買ってから気付きました。
C-HRはクーペルックのSUVだから大きな期待はできないけれど、ラゲッジも見てみました。ラゲッジは他のSUVもそんなに使いやすくはありません。
奥行きが広くて、天地方向は狭いです。
奥行きはボディ全長に対して標準的な長さ。横方向はボディ全幅に対してちょっと狭い。
わかりきったことだけど、ラゲッジのフロアが高いよね。
最低地上高は普通車って感じだけど。
そのぶん、ラゲッジ・アンダートレイは深さがあって実用的。
小物が転がらなくていいよね。ここならノイズもでにくいです。
テールゲートとかハッチゲートと呼ばれるハッチのドア。
SUV全般でありがちだけど、C-HRもけっこう開け締めしにくい。
開けるときも、締めるときも、手が触れる部分が高すぎ!
開ける時はスイッチを押して引き上げるわけだけど、肘と同じくらいの高さにグリップがある。これじゃあ当然、チカラが必要です。
ナンバープレートがバンパーに装着される、少し古いクルマだったら違ったよね。
締める時も、ハッチの位置の高すぎます。
トノカバーの角度を見てください!こんなに開く意味あるの?ってくらい高く開きます。ガレージで上が当たっちゃうよw
ハッチのダンパーが渋すぎます。もう新車じゃないのに、ギスギス動いて抵抗感が凄い。
これもチカラが必要な理由。特に開ける方が渋いです。
右の写真は、開ける途中。手を離しても途中で止まっちゃう。トヨタ車だとたまに見かけます。
ハッチバックボディは、ラクに開閉できてこそ長所を活かせます。でないと、セダンのトランクの方が断然便利です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
目立たないけど大きなポイント! 12Vバッテリーがエンジンルームに搭載されていました。
トヨタのハイブリッドだと車内(トランクルーム)に設置されることが多い。
この場合は、高価な室内用バッテリーを使わなきゃならない。
例えば3代目プリウス用で2万〜2.5万円。C-HRなら普通か普通に近いタイプが選べそう。12Vバッテリーも交換が必要です。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。