間違いいっぱいの自動車選び。C-HR(前期)の試乗レポート。
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トヨタ・C-HR(型式ZYX10)「S・ハイブリッド」2017年式。プリウスクラスのコンパクトSUVです。
トヨタのコンパクトSUVがC-HR。コンパクトな全長(4360mm)にワイドな全幅(1795mm)というディメンションに、アクの強い個性派ボディデザインが特徴です。
動力源は1200cc+ターボと、1800ccハイブリッドの2種類。
安価なのは1200ccモデルで、価格は230万円〜。
ハイブリッドモデルは262万円〜。4代目プリウスと同じシステムで、今までのハイブリッドよりパワフルでもちろん低燃費。
試乗感は最近のトヨタ・ミドルクラスらしさがそのまんま。なので、プリウス(252万円〜)を考えると価格的な魅力が高い。
プリウスがちょっと割高というのもあるんだけど、C-HRはどちらも選んでも価格が魅力的です。
試乗車は2017年式のC-HR。グレードは「S」、ハイブリッドモデルです。
オドメーターが示す走行距離は28000kmと進んでいて、タイヤが少し摩耗してきています。
3年落ち中古車くらいの感覚ですね。
このC-HRで200km走行しました。適度に混雑する市街地から高速道路をメインに、夜間の山道も試乗。レビューをまとめます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
一番の特徴は複雑な形状をしたボディデザイン。これでもかというほどアクが強い仕立てが目を引きます。
でも試乗して感じるのは、ボディだけデザイン優先という真逆のイメージ。
あれ?ってくらい、乗り味は全然普通です。
試乗すれば「長所=短所がない」「短所=長所がない」くらいの普通っぽさ。
トヨタらしい方向で、道具としてのクルマと評価すれば、レベル高くまとまっています。趣味性は低めだけどね、マジメって評価が良く似合う仕上がり。
たまに気になるのは、SUVらしさが演出されたであろう乗り心地と、コストダウンを連想する部分。でも運転中の半分以上は、しっかりミドルクラスしています。
乗り味だけじゃなくて、運転席周りのスイッチも使いやすくレイアウトされています。
例えば、ハザードスイッチとかエアコンスイッチの位置。それからステアリングスイッチの形状など。
(写真左)自然にドラポジを取った状態で軽く手が届くセンタークラスター。
(写真右)押すというより引っ掛ける感じで操作できるステアリングスイッチ。
C-HRは派手だけど尽くしてくれる女の子!って感じかもw 良いよね!
アフターマーケットのエアロパーツでドレスアップしたようなC-HRのボディデザイン。ボディキット、着けちゃいました!みたいなね。
ヤンチャというかコテコテというか、繊細とかシンプルとは真逆の方向で凝ったデザイン。サイドから見れば未来的な感覚にも見えるかな。
レクサスUXという正統派の兄弟がいるからこそ、のデザインなんでしょう。C-HRは狙ったような演出がきっちりです。
カタチは正統派が好きな筆者も、C-HRのボディデザインは好みではないです。ライバルのヴェゼルに魅力を感じるけど、C-HRは写真撮影が楽しかった!
特に夜間の光が当たるスポットでは、コントラストが強く毎回表情を変える。
まるで曲面が多用された上級クーペを撮影しているよう。
試乗する前と後でC-HRのイメージが変わりました。
軽いローダウン&インチアップでカスタマイズでクーペ的な魅力はさらに上がりそうです。そんな楽しみ方もありだよね!?
C-HRのハイブリッドシステムでは、エンジンの存在感が弱く、モーター的な走行感覚が強調されます。
これはモーターやインバーターの音が大きいのもあるけど、エンジンノイズが静かなのが要因。
走行中、エンジンの停止している時間は長いし、回っているか停止しているかわからないほどの時間も長い。
例えばカムリとか、うるさいハイブリッド車もあります。C-HRは、ハイブリッド=静かと感がれる方の期待を裏切らないと思います。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
C-HRハイブリッドモデルの試乗レポート動画です。
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動力質感 | |
元気良い味付けのハイブリッドシステム。 |
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静粛性 | |
Cセグクラスでは静粛性が高い。インバーター等の電子ノイズは目立つ。 |
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足回りの質感 | |
良い時は良いけど、バタバタもする。 |
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内装の質感 | |
複雑な形状かつ大人っぽいインパネはデザインに質感を感じる。 |
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外装の質感 | |
複雑な形状だけど、質感とは異なるコテコテ。 |
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運転しやすさ | |
普通に走れる。官能性能は薄い。運転する楽しさが不足。 |
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お買い得度 | |
プリウスのSUVと考えればお得感高い。 |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。