自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

ヴェゼル・ハイブリッド「1」
何年たってもかっこいい!

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「伸びやかで上級感高いボディデザイン!エンジン&ミッション質感」

本田技研
  • グレード:“ハイブリッドX”
  • 型式:RU3
  • 車両価格:259万円
ヴェゼル内装1ヴェゼル内装2

間違いいっぱいの自動車選び。ヴェゼル(2019年式)試乗レポート

ホンダ「初代ヴェゼル・型式RU3」、グレード「ハイブリッドX。2019年式でマイナー後・後期モデルのヴェゼルです。

  1. ヴェゼル「初代1」エンジン&ミッションの印象
  2. ヴェゼル「初代2」乗り心地など走行感覚

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試乗車概要:ヴェゼル

ヴェゼルボディ・リア

かっこいい!美しいボディが魅力の初代ヴェゼル(ハイブリッド)に試乗しました。

2013年12月に登場した初代ヴェゼルの、2019年式。完成度高まる後期生産車です。

申し訳ございません、ちょっと厳しい内容です

2代目ヴェゼルが登場したあと、初代ヴェゼルに試乗しました。

中古で購入しようか志向中ですが申し訳ございません。オーナーの方には気持ち良い内容ではないと思います。

試乗したヴェゼル

2019年式ヴェゼル。グレードは「ハイブリッドX・2WD」です。
オドメーターが示す総走行距離は15000km。年式なりの走行距離、そんな車体です。

車両価格は259万円。ハイブリッドのラインナップ中、下から2番目のグレードです。

クルマのキャラクター

ヴェゼルボディ・フロント

このヴェゼル(RU3)は見どころ満載です。

この時代のホンダならではハイブリッド、「1500ccエンジン+7速DCT+ミッションケース内にモーター配置」。エンジンの音質も印象的です。

乗り味的には3型フィットに近いながら、よりハイペースな走行に最適化されたようなハイペース向け。

イメージするより車両価格は高いのですが、装備が充実しています。

印象はスタイル極振り系

ボディフロント1めちゃくちゃカッコいいボディデザイン!小さいのに小さく見えない存在感!このデザインだけみても、大人気を博したのも納得です。

試乗してみると、ちょっとクセが強い乗り味。3型フィットもそうですが、筆者には合いませんでした。

「カッコいいけどクセがある」もしくは「クセがあるけどカッコいい」どう捉えるかによって、評価が変わると思います。さぁどっち?

何年経っても美しい!

ボディフロント2同時に感じるのは、時間的耐久性の高さを感じるボディデザイン

デビューは2013年。当記事執筆ですでに8年が経っています。ディテールが変わったと言っても根本的な部分は一緒!

正統派で美しいと思えるデザインですから、きっと長く長く、美しいと感じさせてくれると思います。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:エンジンと加速感

ヴェゼル・エンジンと加速感

エンジン型式は「LEB」と呼ばれるタイプで、1500cc+モーターのハイブリッド。7速DCT(ツインクラッチの自動MT)と組み合わされるのが特徴的です。

加速感とエンジン音、質感

2速までの加速が気持ち良い!

アクセルを大きく踏んでの加速時は、1速2速の加速が気持ち良いです。具体的なシチュエーションとしては、速度が低い時の加速か、ギヤをホールドしている時の加速です。

この時は、アクセルを踏んですぐから、力強い加速をしてくれます。

メインメーター(スポーツモード)一方でそれ以上の速度からの加速、巡航からの再加速の場合は、アクセル踏んでから1秒後に加速開始、くらいにレスポンスが悪いです。

なお、モーターアシストが明確なのは奇数ギアとのこと。構造的に奇数段メインの1モーターで、偶数段にもアシストできる構造らしいです。

高回転でのエンジン音が気持ち良い!

エンジンから発するノイズ=エンジン音が気持ち良いです。個性的な音ともいえますが、「クォーン」という優しい音質が響き渡ります。

同世代のフィットRS(純ガソリンエンジン)と同じ傾向、もしくは同じ同じ音質です。

ハイブリッド車でエンジン音が気持ち良いというのは、非常に嬉しいポイントですね!

質感はエンジン始動時の微振動が気になる

発進と同時にエンジンが始動すると、気になる振動が伝わってきます。トヨタ含む他のハイブリッドもそうなので、ヴェゼルの弱点というわけではありません。

この振動は、わずかに走り出してからアクセルを踏み増しするように加速すると、気になりにくいです。

試乗:ミッションは7速DCT

ヴェゼル・ミッション、シフトセレクター

ミッションは7速DCT(ツインクラッチの自動MT)です。有段式の7速ミッションで、シフトチェンジとクラッチ操作が自動化されているMTという感じです。

「DCT」は総称で、ホンダ的には「i-DCD」と呼ぶみたいです。

※i-DCD(インテリジェント・ダブルクラッチ・ドライブ)

自動MTの印象

加速はしっかり有段ミッション

シフトパターンDレンジでも「プオォーン」「プオォーン」とリズミカルにシフトアップしながら加速していきます。

エンジン音もハッキリ聞こえてきますから、めちゃくちゃ気持ち良いです。

シフトダウンもしっかり有段ミッションです。スポーツモード(MTモード)に切り替えて手動でシフトダウンすれば、それはMT運転が上手なドライバーのシフトダウン

スパンと回転数を合わせ、なんのショックもなく、素早くシフトダウンしてくれます。もちろん、クルマが前後に揺すられることもありません。

発進時はガクブルが気になる

変速操作は素晴らしい自動ですが、発進時のクラッチ操作はブルブルが気になります

例えば渋滞時など、ゆっくり発進して極低速で進む場面が苦手な印象を受けました。

スポーツモードでギヤホールド可能

ヴェゼル・メインメーター

シフトセレクターの後ろに配置されるSPORTスイッチを押すと、手動でギヤポジションを選択できます。

メーターリングが赤に変わり、SPORTモードをハッキリと伝えてくれます

この時はメーターに、現在のギヤポジションとエンジン回転数が表示されます。嬉しいことですが表示位置が残念です。

ポジションは左側に表示され、回転数は右側に表示されます。

きっと、超越した能力を持つドライバーでない限り、両方同時に視認する事は出来ないと思います。

なので、メーターに目がいく時間が長くなってしまいます。
右見て左見てまた右見て...。

ステアリングスイッチ

液晶モニターの表示切り替えは、ステアリングスイッチ右下で行えます。

ホンダお馴染みの方式で、使いやすいと思います。

動画:新旧ヴェゼル、乗り味比較

初代ヴェゼルと2代目ヴェゼルを比較しました。内容は乗り心地や静粛性など、走行時に感じる印象がメインです。

 


メーター・通常モードメーター・スポーツモード

試乗時の参考燃費

試乗中こんなシチュエーションを走って燃費計をチェックしました。

車載の燃費計夕方の市街地、夜間の幹線道路、クネクネした山道。これらを合わせて約100km走行しました。
全てゆっくりしたペースを基本した走行です。

車載の燃費計に表示された燃費は「16.8km/L」

ハイブリッド車としては物足りないと感じた一方、気持ちの良いミッションを味わえつつこの燃費と考えれば納得の燃費でした。

ホンダ ヴェゼル
本田
VEZEL(ヴェゼル)初代
  • 試乗グレード:“ハイブリッドX”
  • 年式:2019年
  • 型式:RU3
  • 新車時価格:259万円
概要
  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:LEB
  • 車重:1280kg
  • bodyサイズ:4330×1770×1605mm
  • 発売時期:2013年12月〜
試乗レポ・ライター

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適合バッテリー

VEZELハイブリッド

RU3 - LEB 1500cc 2013年〜
確認中

比較評価
動力源フィール 5段階評価

2速まで不満なし。それ以上ではレスポンスの悪さなど、苦手な部分がある。

動力源質感 5段階評価

シフトチェンジが上手で気持ち良い!発進時のブルブルが残念。

足回りの質感 5段階評価

フワフワな領域と硬い領域の組み合わせ。ヴェゼルだけじゃないど嫌な面が目立つ。

内装の質感 5段階評価

普通に良いです。

外装の質感 5段階評価

クラス不問のかっこよさ。時間的耐久性も高そう。

快適性 5段階評価

高速道路の速度なら納得。市街地ではきつい。

お買い得度 5段階評価

内外装は非常に立派!内容の洗練度が低くもったいない。

レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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