間違いいっぱいの自動車選び。C-HR(前期)の試乗レポート。
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トヨタ・C-HR(型式ZYX10)「S・ハイブリッド」2017年式。プリウスクラスのコンパクトSUVです。
C-HR試乗中の燃費。車載燃費計に表示された数値で確認しました。
あまり混雑しない市街地で表示された燃費は19.3km/L。
渋滞はトヨタ式ハイブリッドが得意な場面。もし、市街地メインでこれくらいの燃費だったら十分かと。
最近は軽自動車でも同じか近いくらいの燃費だけどね。
瞬間燃費計とか、走行状態のモニターを見ながらの走行時。
まだクルマに慣れてないけど、少しだけ燃費を意識した運転時です。
走行中は24〜25km/Lが表示される時間が長く、撮影時には23.8km/Lが表示。
クルマに慣れたところで、燃費計をリセットして燃費チェック!
夜間、ワインディングと郊外の幹線道路を走っての数値。
ワインディングは軽くアクセル踏んで、バッテリー充電。
そこで貯めたバッテリーを利用して、幹線道路はなるべくエンジンが掛からないように運転。
そんな感じで約100km走っての燃費は、21.9km/Lが表示された。
思ったより燃費悪かったけど、ちょっと平均ペースが高かったかも。エンジンは80km/h弱でも停止するけど上手く活かせなかった気がします。
所有していた、トヨタSAIと比較してみます。
SAIは、2400ccのハイブリッド車。C-HRと比較すると、少し世代が古いハイブリッドです。
以前、同じようにペースよく、かつ燃費も落とさないように走った時の燃費です。
平均車速40kmで、燃費28km/Lが表示。
この時はバッテリーを使い切るように走ったので、この後の燃費が悪化。ドライバーもかなり疲れました。
C-HRとの比較では、差が大きすぎて、燃費計の誤差の差も否定できず。あとは慣れの差かな。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
C-HRと同世代のトヨタ車は、「走る」に関する部分が大きくレベルアップ。逆に、クルマ好き以外は気にしないであろう部分は質感低かったりする。
C-HRにもBセグのコンパクトカーっぽい部分がある。
目立つのはドアに関する部分で2点。
前後のドアで開閉感覚が異なる部分がコンパクトカー的。
フロントドアは重く、滑らかさを欠く開け心地。
締めた際はボカン!と安っぽく大きな音を出す。遠くまで聞こえそうな凄い音です。
リアドアはフロントほど重くないし、締めた時の音も小さいんだけど、フロント以上に渋い開閉感覚。最近の高級車的な開閉感覚とは真逆の方向です。
試乗したC-HRの個体による問題と前置きしつつ、段差でガチャガチャとノイズを発する。
ドア内張りを軽く叩いてみれば、パカパカしててノイズの原因になりそうな作り。
このノイズで、実際以上に乗り心地を悪く感じさせちゃう。
C-HRはクーペライクなSUV。対してCR-Zは本格的なコンパクトクーペ。
流行とリアシート実用性を気にしなければ価格も近く、両車ともにハイブリッド車。ライバル関係と予想。
CR-Zは高級クーペをコンパクトにして、スポーティなハンドリングを身に着けました!みたいなクルマ。
上質でラグジュアリーな内装とか、質は高いけど衝撃は強い乗り心地など、ハイブリッドだけど基本は安心安定のスペシャリティ。
比較すれば違いは、イメージそのまま!
CR-Zは伝統的なクーペのイメージが強い。C-HRはもっと新しく、実験的な雰囲気も強い。見た目も乗り味も斬新な部分があって新鮮。
元気よく走った時に楽しいのはCR-Z。
でも能力を発揮できるシチュエーションは限定的。
実用性が高いのはC-HR。
でも言うほど高くなくて、便利なクルマは他にいっぱい。
独自性高くも完成度高い2台。内容だと選ぶポイントはなかなか難しい。やっぱりボディタイプの好みが一番大きいかな。
単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。
メインメーターの中央に位置する液晶ディスプレイは、切り替えて様々な情報が表示できる。
最もベーシックかつ、飽きるまで楽しめそうな、燃費とハイブリッドの稼働状況。
C-HRでは時計は別に設置(インパネ中央部)されるので、そっちかナビ画面で確認することになると思います。
渋滞中の暇つぶしに切り変えたい、オプション的な表示。
(左の画像)クルマにかかるG(重力加速度)を表示。スポーティなイメージを高める。
(右の画像)ふらつき検知機能。運転がフラツイているとクルマが判断すると、表示&ブザーで注意喚起する機能。
運転中のダルい時に、ちょっとイジってシャキッとする効果が期待できます。Gモニターは日常的な運転でも動きやすい設定です。
同じようなGモニターはスズキのスイスポにもついていました。
スイスポも表示できる機能が豊富!
2023年夏で、C-HRの生産終了が発表されました。次期型の国内投入は未定とのことです。
前期型は話題性高いC-HRでしたから、思う魅力を動画にしました。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
C-HRで一番の特徴は内外装。出しすぎじゃなかっていうほど色気づいてます。
ボディデザインは人を選ぶ個性で、内装デザインは万人受けっぽい方向で美しい。
一方で運転感覚は、マジメで実直。走行性能は高いんだけど色気はありません。
快適性もハンドリング、アクセレーションも実用的な性能は十分で、多くのユーザーは満足だろうと予想。だけど官能性能とか運転している感覚は希薄で、クルマ好きユーザーは満足しなそうな運転感覚。
このあたり、最近のトヨタ車らしい特徴。ワクワクが足りません。
C-HRまとめると、ボディデザインが気に入れば7割のユーザーは満足だろうという印象です。価格競争力も高いしね。筆者はもっと運転している感覚が欲しいから、C-HRは見送りかな。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。