自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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2019年記事 トヨタ C-HR
著:ヒラリー男爵

C-HR試乗レビュー「3」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。トヨタ・C-HR(型式ZYX10)「S」の試乗レポート。

当ページは3ページ目です。

「C-HRの快適性(乗り心地・静粛性)」

トヨタ
  • グレード:“S”
  • 年式:2017年式
  • 型式:ZYX10
  • 車両価格:約265万円
  • デビュー年:2016年12月
C-HRの内装・インパネ1C-HRの内装・インパネ2

C-HRはライバルより上級なコンパクトSUV。試乗レビューはハイブリッドのC-HRです。


  1. 分割 - C-HR試乗「1」特徴、ボディデザイン
  2. 分割 - C-HR試乗「2」ハイブリッドシステムと加速感
  3. ここ - C-HR試乗「3」乗り心地と静粛性
  4. 分割 - C-HR試乗「4」ハンドリングなど走行性能
  5. 分割 - C-HR試乗「5」車両感覚とボディ見切り
  6. 分割 - C-HR試乗「6」内装(インパネなどフロント部分)
  7. 分割 - C-HR試乗「7」内装(リアシートとラゲッジ)
  8. 分割 - C-HR試乗「8」試乗時の燃費と評価総合

快適性(乗り心地)

C-HRの乗り心地

良い時はとても良く、悪い時は普通にドカドカするC-HRの乗り心地。スイートスポットだったら凹凸を吸収しているような感覚が素晴らしいです。

C-HRの乗り心地特徴

2段階的に柔らかい+固いサスペンション

C-HRのサスペンションは初期が動きやすく、その先で固くなるタイプ。境目があるようにも感じられる。

ボディデザイン(斜め1)

ブレーキング時とかコーナーリング時には、この動きやすい部分によってフロントがスコンと動き始めちゃうんだけど、乗り心地には効果的に効いていると思える。

また、こうしたサスペンションは他車でも見受けられるけど、そうした中でのレベルは高い。

良い時が凄く良い!

視認できるかできないような、段差に思えないような段差での乗り心地は、素晴らしく良好!

フロントシートフロントシート座面

衝撃が強いとか弱いんじゃない。平らな路面のように走り抜ける

衝撃を吸収っていうより凹凸を吸収みないね。

縮み側は柔らかいけど、伸び側はしっかりしているショックアブソーバーからは良質さを感じられ、タイヤも柔らかくて素晴らしいです。

悪い時はSUVらしい乗り心地

路面の繋ぎ目とか、凹んだマンホールとか、部分的な補修を繰り返した路面とか。そんな如何にもな段差では、荒っぽい乗り心地になる。

フロア下

荒っぽいって、ガツン!ドカドカ!と、ちょっと安っぽい固さの事。

試乗したC-HRでは内装からのガチャガチャした音も目立った。これも含めて荒っぽい感じ。

こうした部分は、「SUVらしい乗り心地」が演出されていると、評価させて頂きます。セダンだったら洗練されていて欲しいけど、C-HRはSUVだからね!

上下動少ない乗り心地

C-HRの乗り心地で特筆したいのは、上下の揺れの少なさ。

リアタイヤうねった路面とか片輪側だけ盛り上がった路面とかで、ボディの揺れが気になりにくく、夜間はヘッドライトのブレも少なく感じられる

合わせてドライバーの視界が上下する感覚も少ない。

助手席側だけとか、運転席側だけとか、そうした揺れも少ないから、従来の基準でいえばもっと大きなクルマに乗っている感覚。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

C-HRの乗り心地は良いのか悪いのか?

C-HRのデビュー当時、専門の評論家はべた褒めに対し、一般ユーザーからは乗り心地悪いという評価が気になった。

フロントタイヤそんなこともあって筆者ヒラリーも、C-HRの乗り心地が気になってたんだけど、この前に試乗したフリードもそうだった。単純明快な評価が難しいです。

質の善し悪しもあれば単純な良し悪しもあるから難しい

C-HRの場合は、短時間のディーラー試乗で2,3回、ドカドカした乗り心地を味わっちゃうと、乗り心地悪いという印象が強いかも。

乗り心地が悪い部分も目立つし、ゆったりしてるわけじゃない。でも購入して日々のお供にすれば、良い部分が目立つんじゃないかって思います。

乗り心地をライバルと比較

C-HRの乗り心地を、日産ジューク、ホンダ・ヴェゼル、マツダ・CX-3と簡単比較。

  • ジュークは、古典的なSUVらしいイメージ。バン的というかパンパン跳ねる。
  • ヴェゼルは、今風なスッキリした固さ。振動の減衰早くて好きなら良いんだけど、乗り心地はよろしくない。
  • CX-3(ディーゼル)はフロントのサスペンションダンパーが固く、ブルブル感も強くて独特な乗り心地。乗り心地は不快。

シフトセクレター最も優れ、普通に乗れるのはC-HR。ちょっとクラスが違うんだけどね。

C-HRがもし、ヴィッツベースのコンパクトSUVだったら、ジュークと同じようだったかも?

なお、ヴェゼルとCX-3は通常のディーラー試乗のみなので、正しいかはわかりません。写真のホイールはCX-3です。乗り心地悪いけど、足元大きく見えるエクステリアのデザインが素敵。

リアシートの乗り心地

使用される事は想定外みたいなC-HRのリアシートだから、乗り心地もフロントシートに劣ります。

リアシート、ドアハンドルリアシート

乗り心地はシート座面が薄いこともあり、フロントより衝撃が強い。リアシート下にはハイブリッド用バッテリーが搭載されているらしい。

また段差で、フロアかシャシーからノイズが聞こえてくることもある。

他車と比較すれば、ホンダやマツダよりは快適なイメージだから、使えないことはなさそうだけどやっぱりね、この閉鎖感とか圧迫感で快適性は低い。

詳しくはリアシートのページでレビューします。

快適性(静粛性)

ボディデザイン(斜め2)C-HRの静粛性は車格やボディサイズからすると高く、一世代前のトヨタらしい長所が戻ってきた感じ

そう、うるさく感じないという長所。

試乗車は28000kmと距離が進んでいたから、タイヤが減り気味。

という前提条件があるんだけど、それでもザラつきが強い路面を除けば、Cセグメントとして納得の静粛性を感じられた。

静かに感じられる音質

目立つ音域がない

良いのはノイズの帯域が分散されていること。ものすごく静かなわけじゃないし、高級車的なタイトな音質でもないんだけど、低域から高域まで目立つ音域がなくて静かに感じられる。

正確に表現すれば、「うるさく感じにくい」かな。

エンジンが静か

プリウスやカムリなど同世代ハイブリッドと比較して、C-HRはエンジンノイズを聞かせない方向。アイドリングから巡航中はエンジンが回っているかどうかもわからないほど。
ハイブリッドは静かでなくちゃね!という方にピッタリです。

エンジンの存在を強く感じるのは、強い加速中だけ。リアシートではなくフロントシートでエンジン静か。

なお、プリウスはそれなり、カムリは積極的にエンジンうるさいです。

電子ノイズが目立つ

2代目までのプリウスとか、デビュー初期モデルのアクア、ピーピーギャーギャーと不快な電子ノイズが物凄く目立った。乗員は、単純にうるさいより音質的に不快で苦痛。

内装・インパネC-HRはそこまでではないんだけど、システムの電子ノイズが少しと、エアコンに起因するであろうインバーターの電子ノイズが目立つ

加速中のモーター音は気持ち良いんだけどね。

絶対的なレベルは低いけど、敏感なユーザーだと不快と思われます。

C-HRメインメーターC-HRメーター(夜間)

内装からのノイズが大きい

ドアを締めた時とか、走行中の段差で、内装が「ガチャン!」とノイズを出す。軽く叩いてみると、ドア内張りが怪しい...。

ドアトリムの質感パッカパッカしてます。運転席側も助手席側も一緒だから、壊れているわけじゃなさそう

ドアの閉め心地は気分の問題だとしても、段差でのノイズは乗り心地を悪く感じるし、精神衛生上も悪い。

場所が特定できれば対策も可能かもしれません。内装の音消しとか静粛性向上の話題を別ページで取り上げています。

トヨタ C-HR

トヨタ

C-HR (シーエイチアール)

  • 試乗グレード:“S(ハイブリッド)”
  • 型式:ZYX10
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約265万円

概要

  • 排気量:1800ccハイブリッド
  • エンジン型式:2ZR-FXE
  • 車重:1440kg
  • ボディサイズ:4360×1795×1550mm
  • 発売開始:2016年12月
試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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