自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2019年記事 全8ページ

C-HR(ハイブリッド)試乗評価「5」
ボディ見切りと取り回し

間違いいっぱいの自動車選び。C-HR(前期)の試乗レポート。

5ページ目です!

「車両感覚とボディ見切り、取り回し性能」

トヨタ
  • グレード:“S”
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約265万円
  • デビュー年:2016年12月
C-HRの内装・インパネ1C-HRの内装・インパネ2

車両感覚とボディ見切り

C-HRのボディデザイン・サイド

視界が悪いと言われるC-HRの、見切りや視界、車両感覚のとりやすさについて。

斜め前の視界

斜め前方の視界は、市街地で良好、右コーナーでは少しAピラーが気になる印象。

工夫されたようなAピラー内装

C-HR視界・斜め左前方C-HR視界・斜め右前方

Aピラーは細いわけじゃないんだけど、下側の付け根がスッキリしていて、市街地で気になる部分で見やすさがある。

C-HRではピラーの内装形状が、視界のために工夫されているのかもしれない。3角窓も効果的に機能している。

コーナーでは少し覗き込む

ピラーが奥から手前に寝ているので、コーナーでは先が見えにくい。特に右コーナーね。

もっともこれはC-HRに限ったことではなく、コンパクトカーの宿命。C-HRはむしろマシな方じゃないかな。

前方のボディ見切り

前方は、運転席側に限り寄せやすかった。運転席から見て、右側だけボンネット先端近くまでが視認できるんだけど、これが効いてます。

C-HR視界・前方1C-HR視界・前方2

画像は慣れた駐車場に、C-HRで初めて駐車した時。パイロン見えないけど大体寄れました

ボンネット(エンジンフード)の形状から、助手席側の前方は視認できません

サイド〜斜め後ろの視界

前方以外の視界では、予想より良かったサイドの視界と、予想より悪かった斜め後ろの視界。

C-HR視界・横C-HR視界・斜め後方

真横は視界良好。助手席ドアの前後長が思ったより長く、死角が気になることはありません。

これがスライドドア車だと、ドアが短くてシートやBピラーが前方寄り。結果、真横が見にくいことも。

斜め後ろは、想像を超えてました。感想は、スーパーカーはこんな感じかなってw

実用的な3角窓

C-HR視界・三角窓とドアミラー3角窓とフローティングされたドアミラーは効果的に機能

感覚的にだけど、右側足元の様子が伝わってくるような感じ。

ドアミラーも横方向に幅があって視認性良好です。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

飛び出るナビの影響は最小限

C-HRの走行中・トンネル

インパネ中央に盛り上がるナビゲーション。最近多いタイプだけど、これによってボディ見切りへの影響が気になる場合がある。

挟路地でのボディ見切り

飛び出たナビゲーション

C-HRでは、インパネ最上部より低くデザインされているのと、着座位置が高いこともあり、あまり気にならなかった。

走行中の視界には問題ないです。気になるのは、夜間の左前方を確認する時

視線の近いところで明るく光っているから、ボディ先端への意識が分散しちゃう感じ。

こんな時は、助手席の彼女に見てもらっても良いんだろうけど、ナビディスプレイの表示を消しちゃうのが良さそう。

通常走行時の視界

ナビゲーションと視界

バックミラーとナビゲーションとの隙間は手寸で17〜18cm

この隙間は背が低いクーペと同じくらい。

フロントガラスの大きなコンパクトカーとかミニバンから乗り換えたら圧迫感が強いかもしれない。

でも筆者の感覚だと全然なんともでした。寧ろ、後ろの確認がしやすいと感じたくらい。

ナビゲーションと視界参考までにVWゴルフ(7代目)

大雑把に15〜18cmだったんだけど、こちらはハッキリと視界に圧迫感があった。見にくいし車両感覚が取りにくい。

しかしこれ、純正ナビゲーションです!

デビュー初期モデル限定の、間に合わせ的な純正ナビ。ひどすぎます。

ドリンクホルダー

C-HRのドリンクホルダーは、運転に支障がでないようにデザインされてます。

ドリンクホルダー(フロント)ドリンクホルダー(リアシート)

(左の画像)フロントシート用の後ろ側ドリンクホルダー。
(右の画像)リアシートのドリンクホルダー。

フロント用はドアポケットを除くと、シフトセレクターの前側と後ろ側に1個ずつ。

この後ろ側が工夫されていて、運転の邪魔にならない高さまですっぽり!取り出すにもキャップを掴んで問題なく取り出せる。
また、アタッチメントでかさ上げできるのと、バネによって固定できると作りがいい。バネがちょっと固いのだけが残念。

リア用は普通だけど、コンビニのカップコーヒーも置けるだろう設計が今風だね。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

C-HRメインメーターC-HRメーター(夜間)

使いやすいウインカー操作

ウインカーレバーと操作

試乗したC-HRのグレード「S」では、ウインカー操作は通常タイプ

ワンタッチで3回点滅するタイプじゃありません。

しかしこれが扱いやすい!

間違えにくいのはもちろん、軽い動作に適度な節度感。作動量もちょうどよく、これぞドライバー思いの気配りと感じました。

流行に逆行するカタチだけど、扱いやすくて英断に思います。

トヨタ C-HR

トヨタ

C-HR (シーエイチアール)

  • 試乗グレード:“S(ハイブリッド)”
  • 型式:ZYX10
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約265万円

概要

  • 排気量:1800ccハイブリッド
  • エンジン型式:2ZR-FXE
  • 車重:1440kg
  • ボディサイズ:4360×1795×1550mm
  • 発売開始:2016年12月
試乗レポ・ライター

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