SAI(マイナー後)試乗評価P5/燃費と評価総合

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2017年記事 トヨタ SAI
著:ヒラリー男爵)

SAI(ビッグマイナー後)試乗「5」

間違いいっぱいの自動車選び。試乗レポートはトヨタのハイブリッド自動車「SAI」。顔付きなど大きく変わったビッグマイナーチェンジ後。

当ページは5ページ目です。「燃費と評価総合」を掲載しています。

SAI内装1SAI内装2
トヨタ
  • グレード:“G”
  • 型式:AZK10
  • 車両価格:393万円
  • デビュー年:2009年12月

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-2」・静粛性と乗り心地、運転感覚
  3. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-3」・内装
  4. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-4」・装備充実なお得感
  5. このpage - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-5」・燃費と評価総合

ページ内の一部画像はクリックで拡大します(ページ右の横長画像など)。

燃費に関して

ハイブリッド車といえば気になるのが燃費。もちろん経済性だけ考えれば、車両価格の安いクルマに勝つのは難しいわけだけど、それでも気になる。

まず印象としては、運転の仕方による燃費の差が小さい。ということ。ハイブリッドはやっぱり市街地での渋滞に強いし、ガンガン走った時も充電の関係で意外とツジツマが合っちゃう。同じドライバーがという仮定の上ならば、乗り方より季節や気温による差のほうが大きいんじゃないかと思う。

このSAIを筆者が普通に使用していて、燃費は20km/L前後が車載燃費計に表示される。多少は燃費を気にした運転をしているわけだが、基本的に何も考えずに運転している。使い方としては渋滞2割。その他8割。
季節による差としては、夏場は概ね20km/Lを少し超える。冬場は20km/Lを切っている。気温による差だろう。外気温が0度に近い日や、0度を下回る時はエンジンが回っている時間が長くなる。

地方のハイペース運転で燃費チェックしてみた

燃費を気にした運転をしていると、運転が嫌いになるんじゃないかとも思う筆者。それでもハイブリッドシステムの理解に関してはワクワクする。そこで、苦手とするハイペース&アップダウン、信号機そこそこ的なコースで燃費をチェックしてみた。

まだまだ理解度足りないがエコランとハイペースの両立は可能か??というのがテーマ。

思いっきり踏んだ区間ありの燃費

燃費1

まずこちらの画像が、けっこうガンガン踏んでいった時の燃費。一部踏める時は踏めるだけ踏んでいる区間あり。途中のワインディングでは前を行くコンパクトスポーツに追いつき、強いブレーキングなんかで姿勢を作りながらペースを合わせて走ったりもした。

その時に充電されたバッテリーを、その後のノロノロ運転で燃費に活かすという方法で、区間燃費はこんな感じ。

距離22.2km、平均車速44.1km/h、燃費18.8km/L。バッテリーの充電と活用で、思ったりより燃費が伸びた。

きっと前を走っていたコンパクトカー(ヴィッツRS)より、早いペースかつ燃費も良いだろう。ハイブリッドのチカラをみた瞬間だ。

ペースをなるべく落とさずにエコランした時の燃費

燃費2

こちらの画像は、上記と同じ道、プラス少々の道を、なるべく平均車速を落とさないように、かつ全力で燃費走行した時の写真。

エンジンの始動/停止と、バッテリーの充電/放電をずっとチェックしながら、ブレーキの開始位置と強さをコントロールして燃費をコントロール。

信号のギリギリは全て止まる方向で考え、またクルーズコントロールは使わなかった。

距離27.1km、平均車速39.8km/h、燃費27.9km/L。走行後はドライバーのパワーがゼロになりましたw 全力燃費テストの試乗は疲れますw

なお、計測を終わりにした時には、走行用バッテリーの残量が半分を切っていたため、次のドライブでは燃費の悪化が予想される。つまりやっぱり、なんだかんだでツジツマが合っちゃう。

渋滞中の燃費は?

燃費グラフ

渋滞中は、バッテリー残量が十分かつ、暖房の使用量がわずかならば、左の画像のようになる。つまりほとんどガソリン使っていないような感じ。

この画面の左側には、グラフィカルなティーチング機能みたいのが用意されている。筆者の場合これは、普通に乗っていれば常に満点。逆に踏んでる時間が長い時は0点になる。

身内ライバルにカムリ

トヨタ

2017年に登場したカムリ(AXVH70型)は、SAIにとって身内のライバル的存在。ネッツ店ではSAIとカムリが併売され、トヨペット店ではSAIとカムリにプラスしてマークXが併売される。

アッパーミドルクラスのセダンが3台。お値段的にも近い存在で3台。セダン不毛と言う割にはかなり充実したラインナップじゃないですか。
加えてアルヴェルだって同予算クラス。ユーザーにとっては嬉しい悩みです。

同じ価格、同じセダン、キャラクターは異なる

SAIとカムリを比較すると、どちらもセダンボディのハイブリッド車な上に、お値段も総額で400万円程度と揃う。標準装備の違いからナビなどつけてだいたい一緒。

しかしクルマの方向性は全く別方向。SAIは安いクルマを装備面で高級に仕立てた作り。カムリは走りやすさの高い実用車の上級車。比較試乗すれば長所も短所も全然違います。

装備優先でSAI、走りやすさ優先でカムリ

ゆっくりした市街地しか走らず、かつ段差もコーナーも殆ど無いという道路をメインに走行するなら、SAIを選んだほうが満足度が高いだろう。
逆ならカムリ。SAIより大きなボディを持ちながら、ドライバー優先で気持ちよく走りやすい。元からして優れたセダンらしい作りを持つカムリは車両感覚が掴みやすく、狭い場所で神経使わないのもある。

これがどれくらい違うかと言えば相当違う。普通に1クラスとかそんなもんじゃない。SAIの主力グレード「G」ではまるで高級車という装備が付くし、静粛性も高い。

カムリの主力グレード「G」では2017年現在ではトヨタ車中で最高と思える走りやすさを持ち、それまでのトヨタ車を過去のものにしている。長所はどちらも極端です。

メインメーター(昼)メインメーター(夜間)

SAI(ビッグマイチェン後)総評

ボディエクステリア

200万円クラスのクルマに、600万円クラスの装備を付けて、お値段400万円。良くも悪くもSAIの特徴を考えるとこんな感じだ。実際はハイブリッド車だし静粛性の高さなどもあるから一概には言えないんだけどね。

こうした部分から如何にもトヨタらしいトヨタ車となっているのがSAIなんじゃないかと。誰しもが走行的質感を求めてるわけじゃないだろうから、装備と価格のコスパは高い。ここのお得感はバッチリ
逆に クルマ好きから見ればほとんど問題外だろう、とも思う。色気や丁寧な作りはよくわかった。一般的になりすぎたプリウスより高級なクルマは欲しい。でも肝心な部分が今ひとつ。フラットライドなら高級でしょ?というアプローチは、少なくても筆者的には好ましいものじゃない。

初期型のSAIと比較すれば、クルマの性能というか質感に関する部分は、ビッグマイナーで大きく向上した。購入後の満足度という部分でも相当に向上しているだろう。その分メイングレードが上位に移り、実質的な車両価格が上昇したのは納得できず。従来はメーカーナビがベースグレードから標準だったのが、ビッグマイチェンで省かれてしまった。これにより300万円クラスだったSAIが一気に400万円クラスに(ナビ標準390万円)。

初期型を中古で購入しても、SAIはSAI。基本的には同じクルマだ。乗り心地の優しさでは初期型の方に分があるから、場合によっては中古を狙うのもいいかもね。

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トヨタ SAI
トヨタ

SAI (サイ)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:AZK10
  • 年式:2015年式
  • 車両価格:393万円

試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届け致します。
ヒラリー男爵

 
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