間違いいっぱいの自動車選び。ヤリスHVの試乗レビュー。
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トヨタ・ヤリス(型式MXPH10)グレード「ハイブリッドX」2021年式です。
2021年式のヤリス・ハイブリッド、燃費良いのは当たり前。でも冬場はどうだろう?暖房使うと燃費下がる?
今回の燃費チェックは、外気温が低い時期となりました。
クルマの暖房はエンジンの熱を利用しています。冷却水から熱を取り出してるそうです。
純ガソリン車だったら燃費に影響しませんが、ハイブリッドだとどうでしょう?
エンジン停止中は水温は下がります。燃焼効率は悪そうですし、金属やゴムパーツの抵抗も変わることが予想されます。
エアコンOFF、暖房を27度設定で二目盛り。この状態で走りました。
ドライブセレクターはノーマルモード。一般道を普通に走りました。
エンジンは頻繁に始動します。
結果は、15.9km走って26.0km/Lでした。
ドライブセレクターはスポーツモード。山道を走りました。
エンジンは下り坂以外、だいたい稼働しています。
結果は、14.1km走って29.8km/Lでした。
ええ!って感じですよね。エンジンやタイヤを始め、各部の適正温度とか、そうした理由でしょうか?
踏めるだけ踏んだわけじゃないですが、少しは踏んでます。
楽しく走って、暖房の効きも良くて、驚異の燃費です。
ドライブセレクターはエコモード。一般道を燃費重視で走りました。
コースはパターン1の戻り区間。EV比率は60〜65%でした。
結果は、15.9km走って37.1km/Lでした。
素晴らしい燃費ですが、もっと伸びてくれる予想だったので、悩んじゃいました。EV比率は70〜75%が目標だったのですが難しかったです。
やっぱり外気温とか暖房かな。あとはエンジン始動時間長いのに、バッテリー残量は中心付近を指し続けました。う〜ん難しいです。
このまま朝まで走行し、朝の渋滞にさしかかってきたあたりの燃費です。
表示されている燃費は18.3km/L。
暑さとか寒さには弱いハイブリッドですが、渋滞には強いですね!
ヤリスクロス・ハイブリッドで同じコースを、暖房を使わずに走った時の燃費です。
バッテリーの細かな種類や銘柄は違いがあるかもしれません。
1500ccエンジンとモーターその他ハイブリッドシステムはヤリスハイブリッドと同等と思われます。
エアコン・ACともにOFF。その他条件一緒。同じコースを同じ様に走った時の燃費はこんな感じでした。
多少なりとも条件悪いであろうヤリスクロスで、同じような燃費です。発進停止が少なくければ車両重量の差はでにくいので、気温の差で相殺されるのでしょう。
エコランした時の燃費は、大きな差があります。
エンジン始動を極限まで減らそうと走れば、暖房の差が顕著に出る、と結論付けさせて下さい。
ヤリスハイブリッドと近い関係の2代目アクア、試乗時の燃費を下記ページに記載しています。
エンジンなどハイブリッドシステムの加速感や質感、印象。またテーマを決めた燃費チェックをまとめた動画です。
2020年12月登場の日産ノート。おなじみe-Powerのハイブリッド車です。
ヤリスとは同クラスかと思いますが、総合的な乗り味は一クラス上みたいに良くできたクルマです。その分お値段も20万円ほど高いスタートで、装備揃えるともう少し高くなります。
印象はもはや、小さな高級車。オーラでなくてもそう。それくらい走行に関する質感、特にハンドリングやブレーキに関する質感が高いです。
逆に燃費は、トヨタのハイブリッドに分がある様子。イニシャルもランニングコストも上がりますから、そこをどう捉えるかによって、魅力は変わってきそうです。
2020年2月登場の4代目フィット。e:HEVと呼ばれるハイブリッドシステムをウリにしているクルマです。
このフィットは価格も装備も、ガチでヤリスと勝負している様子。スターティングプライスは200万円〜。
違いはキャラクターと優先事項。フィットはボディデザインから内装イメージ、車内スペース特性など、ファミリー感が重視されているのは、見ればすぐわかります。
そして市街地レベルから乗り心地が優先され、柔らかくてしっとりしたサスペンションで、ゆっくり走る時の快適性が高いです。その代わりハンドリングは苦手科目。コーナーではハイトワゴンにも似た感触があります。
パーソナル感強く、コーナーフィールに魅力を感じるヤリスとは正反対の魅力が特徴です。
※内容は辛口評価です。試乗時のチェックポイントを重視!
単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
立派に見えてパーソナル感強いボディデザイン、立派すぎとも思えるステアリング周りの質感。
そしてヤリスシリーズNo1と思える乗り心地と操縦性のバランス。
逆に内装質感と静粛性はそれなりで、価格は200万円スタート。装備考えたら少し割高かもしれないけれど、メリハリある特徴が魅力です。長所短所ハッキリ!
燃費はもちろんスペシャル!ベーシックカーとして重視したい走りやすさとエコノミーに関する部分がハイレベルな印象。
ゆっくり走るだけならもっと緩くて良いんだけど...という部分、重点を置かれた部分と価格の関係がありますから、ココを気に入ったらこそ、積極的に選びたいクルマだと思います。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。