間違いいっぱいの自動車選び。2021y日産ノートの試乗レポート。
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日産・ノート(グレードS・型式E13)e-POWERを搭載したノート。年式はシルバーが2021年式、ガンメタが2023年式です。
2020年12月発売の3代目ノート。日産のコンパクトカーといえばやっぱりノートでしょう!
ハイブリッドシステムのe-POWERを搭載し、高燃費がウリ。プラス、ドライバーが走りやすいだろうという運転感覚が魅力です。
試乗したのは2021年式ノート。グレードは「S」。オドメーターが示す走行距離は1500km。
オーラなど多くのバリーエーションが用意されるノートの中で、最もベーシックなグレードです。
車両価格は203万円で、パワーユニットはハイブリッドのe-POWERです。
このノートに約300km試乗。ハンドリングに魅力を感じるノートなので、山道方面を中心に、市街地等バランス良く試乗してきました。
後日、2023年式にも試乗しました。オドメーター5000kmでガンメタ。主に動画で、より新しい見解から印象を述べています。
加速も減速も、ハンドリングも、丁寧に走らせやすい!ジェントルに大人っぽい良さは、正統派と表現したくなる運転感覚。
パワーユニットはもうお馴染み、日産式ハイブリッドのe-POWER。電気自動車に近い加速フィールが特徴です。
性能は先代より向上し、燃費はトヨタ式ハイブリッドと勝負できるくらいになったと思いました。
ノートで最も良いと感じたのは、上質なハンドリング。
滑らかに走らせやすい上に、丁寧な操作にもアグレッシブな操作にも応えてくれます。
筆者の運転には、ハンドルを戻す操作も感覚にあっていました。
「スマートキーもLEDヘッドライトもいらないよ」と仰っしゃれば、203万円〜ラインナップされます。
でもそれなりの装備が必要なら、上位グレードの「X」にオプション追加することに。上級コンパクトカーというイメージ通りの価格になります。
上級グレードでも便利装備はオプションで追加していく感じです。
ノートとノートオーラ、小さな高級車なんて紹介がされる時もあります。そこで、燃費という部分で妥協できれば、マツダ3という選択肢もあります。
ベーシックな230万円のグレードでも装備充実。従来からの上級車感覚が強いです。その分、エンジンは通常の1500ccになります。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像は拡大します(横長画像など)。
シフトセレクターは上がリバース、下がドライブ、ボタンでパーキング。操作はまるで、電気自動車への布石。
エンジンノイズも響いてきますが、アクセル操作に対する反応は電気自動車的です。
踏めば高い瞬発力、戻せば強い減速力。まるでMT車の2速ホールドみたいな感じです。
足の指にチカラを入れるか入れないか、そうした細かい操作にも応えてくれます。
といってもご心配なく!
ラフなペダル操作をしても、ギクシャクする事はありません。
他車では、思い通りの加速/減速を得るのに神経を使うクルマは普通にありますし、予想外の挙動に唐突感と格闘みたいなクルマだってあります。
元気で豪快なフィーリングも良いものですが、滑らかに走りやすい上品なフィーリングも良いものです。
ハンドリングもそうですが、正統派っていうとちょっと地味な印象受けません?
味が濃い方が話題になるという事実。でも乗りやすいのはだいたい、正統派って言われるクルマだと思います。
踏んだ瞬間にグッと来て、そこから伸びがない感覚は、まさにモーター的加速感。
(e-POWERはエンジンで発電してモーターで加速)
音はモーター音よりエンジンノイズが目立ちます。でも、低速時だけでなく、時速100km近い速度でも同じように加速してくれます。
ガクンと加速せず、ジワッとグッと加速する感覚が良いです。
こうしたタメを、ドライバーがコントロールしなくてもクルマがコントロールしてくれます。
純粋な電気自動車と比較すると、瞬発力は弱めで少しだけガソリン車的。そうした感覚も、長年ガソリン車に慣れてきた体に馴染みます。
おそらくバッテリー残量か、エンジンの始動状態によるのでしょうが、グッと加速してくれない時もあります。
アクセル踏んで、あれ?っと思ったら、もう一度踏み直してみてください。
音は気になりますが振動が気になりません。
アピールされていませんが優れた長所だと思います。
トヨタ式ハイブリッドなどで、クルマが発進直後に始動すると、エンジンの始動する振動が気になりやすいです。
状況によって回り方が変わり、印象は様々です。
ロードノイズを感知してそれに合わせるなど、細かな制御がされているようですが、静粛性的には逆効果のようにも感じました。
詳しくは静粛性のページに記載します。
選べるモードは3種類(+D/Bレンジ)。
Dレンジのままでもドライブモードを変更すると、加速感・減速感は大きく変わります。
試乗したノートだと、始動直後は常にエコモードになる様子でした。
下にいくほど、電気自動車らしさが強調されます。
通常のCVT車のように回生ブレーキが弱い。
アクセルOFFでスーっとクルマが転がります。
回生ブレーキが強い。停止直前を除き、ワンペダルみたいな感覚。
回生ブレーキが最も強い。停止直前を除き、ほぼワンペダルで走行可能。
スロットル特性が敏感になり、ゆっくり踏み込んでいっても元気に加速。
どの走行モードでも、時速10kmくらいまでワンペダルで減速できます。
時速10kmまで減速すると、そこからはクリープが効くのでゆっくり前進します。
グレード体系が絶妙と感じることは多々ありますが、ノートはオプション設定が悩ましすぎます。
アレコレ欲しいユーザーにはお得!そんなイメージです。
運転支援まで欲しいとすると、フィットやヤリスより高くなります。
「X」219万円にLEDヘッドライト10万円、本革ステアリング8万円、ナビ付きプロパイロット44万円。
※数回の価格改定でグレード整理やオプション価格も値上げされています。
乗ればね、Cセグメントクラスに遜色ないように走れ、とても魅力的なんですが、価格もCセグメントクラスと言えなくもありません。
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ノート
E13 - HR12DE 1200cc 2021年〜
ハイブリッド
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
加減速の質感 | |
ゆったりにも、豪快にも、ドライバーがコントロールできる加速と減速 |
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ハンドリング質感 | |
修正舵が少ないハンドリングは正統派と思える良さ。ここに惹かれたら割高な価格も納得 |
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足回りの質感 | |
乗り心地は、悪くはないという感じ。ドライバーの運転しやすさ優先のイメージ |
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内装の質感 | |
メーターやナビ周辺はグイグイ推してきます |
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外装の質感 | |
リア周りはボリューム感あって立派な印象 |
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お買い得度 | |
203万円という価格に魅力はあれど、装備面を考慮すると厳しい |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。