間違いいっぱいの自動車選び。マツダ3・ファストバックの試乗レポート。
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マツダ3(2021年式BP5P)グレード「15Sツーリング(ファストバック)」です。
2019年デビューのマツダ3。ボディタイプはハッチバックとセダンがラインナップされます。
ハッチバックは個性的、セダンはシンプルに美しい、特徴ハッキリでどっちか刺さるという構成が魅力。
試乗して乗り味に惹かれた時、ボディデザインがちょっと...とならないのが良いですね!流行のSUVとは異なるも、「どっちも良い!」か「こっちが良い!」と感じると思います。
試乗したのは2021年式マツダ3。グレード「15Sツーリング」・1500ccエンジンのガソリンモデル。ODDメーターが示す走行距離は約1万km。
車両価格は232万円。レギュラーグレードの中では人気と思われる中心グレードです。
このマツダ3をマツダ2と乗り比べながら約500km試乗しました。
※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。どうぞご了承くださいませ。
※一部画像はクリックで拡大します。
「うん!マツダ車らしい!」運転席に座るだけでそう感じるマツダ車らしさ。ハンドル握っても期待を裏切りません。
そして少し前のマツダ2世代からすると、進化したマツダらしさを感じます。
SUVじゃないし、ハイブリッドじゃないし、広くないし、もちろんスライドドアじゃないし。そんな流行の要素は何一つないけれど、そんな流行のクルマじゃ味わえない世界観。
伝統的な価値観で質感高く、高級感高く、お値段220万円〜。同じお金出すなら、質感で選びたいという方に向けたような、そんな特別感を感じます。
まるでスポーティクーペ、と思えるようなドライビングポジション。完璧にセットしてこそ、思い通りに運転できます。
シート位置にステアリング位置、一度決めたら動かしたくない、そんなピンポイント的な部分が、クルマ好きに寄っていると思います。
走ればステアフィールや乗り心地にマツダらしさ。走行中、変形するタイヤの感触まで感じられるダイレクト感もマツダらしいです。
最も売れているトヨタ車を基準にすれば、馴染むまで時間がかかるかもしれません。短時間の試乗では違和感だけ感じるかもしれません。
でもいったん慣れてしまえば、上級志向という言葉で表現したい乗り味。
マツダ3では「硬質な上級感に極振り」という印象を受けました。
だいたい同じエンジン&ミッションを搭載しているであろうマツダ2(146万円)と比較すれば、スターティングプライスは70万円高。
2クラス分の価格差を感じます。
またカローラシリーズを見れば200万円弱〜。1800ccエンジンという事を考えれば割安感があります。
でも、マツダ3セダン2000cc(265万円)とシビック1500ccターボ(319万円)を比較すれば、マツダ3が大きくて安い。価格だけ見ればね。
他車比較では中間的。170万円〜だった旧アクセラから見れば高いけど、マツダ3の内装みれば高価とは感じません。
造形も素材感も上級車的な質感が溢れています。
SUVとかハイブリッドの価格を考えれば、こうした選択肢は貴重です!
マツダ3に乗って感じた魅力を5選と人を選びそう3選。この動画は「クルマ好きヒラリー」というチャンネルにアップしています。
メインチャンネルより率直な言葉で述べていたり、より突っ込んだ話をしていたりします。こちらも応援いただけましたら幸いです。
シルエットはロングノーズに滑らかルーフライン。ディテールはシャキッと先進的。ノスタルジックかつ現代的な印象はまさにレトロモダン。
マツダ3、ハッチモデルの名称はファストバック。
ファストバック=ハッチバッククーペ風。ルーフからテールエンドまで滑らかに繋がるデザインが個性的かつ見どころでしょう。
Cピラー(前から数えて3番めの柱)は太く力強く、寝ています。
そして、特別なキャラクターラインがない状態で、フェンダーラインに繋がっています。すぐ目に付くのは、ドア下部の1本だけかな。
ボンネットを除き、強いキャラクターラインがないのは、マツダ3の大きな特徴。
タイヤも「まるでツライチ」みたいに張り出し、一体感があります。
サイドからリアまわりは特に滑らか。それでも人畜無害とは到底思えない主張と個性。
まるで輸入車?そんなイメージです。
フロントはブラッシュアップさらたマツダ顔という感じで、意外に薄く、低く、精悍。
逆にリアは柔らかくボリューミーです。
下のクルマはVWシロッコR。フロントはシャキッと、リアはボリューミー、タイヤも同じ18インチ。マツダ3ほど洗練されていませんが、キャラクターラインの少なさなどイメージ的な共通点を感じます。
輸入車らしい個性を楽しめたシロッコ。世代は違いますが、ご興味持たれましたらチェックされてみて下さい。
個性的=好き嫌いがわかれる。わけですが、マツダ3にはセダンボディも用意されています。
そしてこれが、実際見ると、美しい!
ミドルセダンとは思えないような伸びやかさで、オーソドックスな魅力を感じさせてくれます。
マツダ3に試乗して感じた印象と、近隣のディーラーイメージなど思う点をまとめました。
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マツダ3
BP5P - P5-VPS 1500cc 2019年〜
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国産車バッテリー
エンジン質感 | |
4気筒1500cc、質感は良好。パワー的には2000ccが欲しくなる。 |
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駆動系質感 | |
古くなったとはいえ、CVTとの差は大きい。長所と新鮮さが魅力的。 |
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足回りの質感 | |
スプリングとダンパーのバランスに好印象。シャシー全体でダイレクト感を感じる。 |
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内装の質感 | |
これで220万円〜?と思える質感。全体的な造形が立派。 |
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外装の質感 | |
安っぽくは感じません。好みは分かれそう。 |
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快適性 | |
シートが硬い。エンジン音も目立つ。 |
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お買い得度 | |
純ガソリン車として安くはないです。でも、特徴を気に入れば高くはないです。 |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。