間違いいっぱいの自動車選び。マツダ3・ファストバックの試乗レポート。
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マツダ3(2021年式BP5P)グレード「15Sツーリング(ファストバック)」です。
マツダ3で試乗時の普通に走った燃費と、テーマを決めて試した燃費です。
一般道〜ちょっとした山道を、一般的な走行で、お昼から夕方まで、二人のドライバーが運転したときの燃費です。
154km走って、12.9km/Lが表示されました。
燃費を気にした走行ではないのと、渋滞する時間を避けての数値です。
燃費重視で走った時の燃費は、下記になります。
テーマを定めて燃費チェックしてみました。
マツダ3で同じコースを2周し、1周目を「Dレンジで普通に」2周目を「MTモードで手動で」走りました。
Dレンジそのまま、燃費を意識しつつも、シフトチェンジは普通の運転方法で走りました。
結果、32.3km走って15.5km/Lでした。
デミオクラスと比較すればマイナス2km/Lくらいのイメージ。悪くない燃費だと思います。
全てMTモードで、人間がシフトプログラムを考え、自由にシフトチェンジ。MT車のように走ってみました。
結果、32.3km走って17.0km/Lでした。
なんと、最良の効率を求めてプリセットされているだろうDレンジを超えちゃいました!
たまたまかもしれませんが、嬉しいです。
コースはアップダウンある部分も多かったので、先読みできる人間に有利だったかな?
どんなところをどう走ったか、動画にしますのでぜひ!
変態的な楽しみ、マツダ車ユーザーならこうした楽しみもご理解頂けると信じています!
エンジン型式は「P5-VPS」。特別な何かがあるわけじゃありませんが、ガサツな印象を受けにくい4気筒1500ccエンジンです。
3気筒エンジンが増えてくると、4気筒の魅力が光ります。
軽く空ぶかしすれば、軽快でレスポンス良いのがわかります。音も耳障りでないし、燃費だって悪いとは思えません。
走行中は、高回転で盛り上がりの少ないエンジンノイズという部分に特徴を感じます。
回したからといって特別うるさくなるわけでなく、マイルド。高回転まで普通に使えます。
その分、低回転ではエンジンの主張は強め。日常域からエンジンノイズが聞こえますし、シフトチェンジの音も聞こえてきます。
車重1340kgに1500ccガソリンエンジン。これだけ見ると厳しそうにも思えます。
基本的には排気量=出力ですからね。
筆者の印象としては、速くはないです。でも気になるのはそこじゃなかったです。
アクセル操作に対するダイレクト感、そこがちょっと弱いかなと思いました。
その分、滑らかに走りやすいけど、マツダ3の特徴からすると微妙です。
踏んだ瞬間、踏み直した瞬間、離した瞬間etc. 車重に対してエンジンが小さいので、変化がマイルドかなと。
同じエンジンでも車重の軽いマツダ2ではこのあたりに違いを感じます。
早開きにしてパワー不足を感じさせないのかもしれません。でも運転すると、スロットル特性にネガティブな印象を受けません。
正確にいえば、「何も感じなかった」です。
ものすごく丁寧に調教されているのかもしれませんし、偶然、筆者の乗り方にピッタリだった可能性があります。
※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。どうぞご了承くださいませ。
※一部画像はクリックで拡大します。
ミッションはCVT(無段階変速)ではなく、有段式の6ATです。このクラスでは代わりが少ない特徴です。
速度上昇に合わせてエンジン回転数が上がり、次のギヤにシフトしてまた回転を上げる。リズミカルにブォ〜ン、ブォ〜ンと加速。シフトダウンしての再加速もしかり。
これが、疑似ではないのでしっかりと、メリハリとかダイレクト感があります。
音もね、CVTのステップ変速モードとは違いがあります。
エンジンという部品の特性、回転数によるトルク変動をコントロールし、発生するトルクを加速力に変えたり速度に変えたり。
エンジンとミッションが一つとなり、楽しさ際立つフィーリングとしてまとめる。そうした官能的な部分で優れているのがステップ式6ATだと思います。
マツダと比較されることが多いスバル。
どちらも走行的質感を重視したメーカーといわれます。
そんなスバル、ミッションはCVT派。古きプレオから続く流れですね。
前述のメリハリとかダイレクト感を、ショックと考えるのならCVT。無段階というだけあって滑らかな傾向です。
ミッションが与える印象は大きいです。
マツダとスバル、迷ったらミッションでお選びされるのは如何でしょうか。
ボディサイズとサスペンションダンパーの関係もあり、クリープでの動きだしが滑らかです。
そおっと踏み始めればショックを感じないですし、クルマも揺れにくいです。
ブレーキホールドを使用していると、印象が異なります。
停止中、ブレーキペダルから足を話しても停止し続ける機能で、アクセル踏むと解除になります。
この解除の瞬間に、コクン、とショックを出します(個体差の可能性もあります)。
ドライブモードは2種類。ノーマルとスポーツです。
ノーマルがエコを兼ねるであろう設定と、スポーツモードとの差が大きいので、ノーマルモードを使用する時間が長くなると思います。
いざという時は、わかりやすく変更できるスイッチでワンタッチ!
ハッキリ違いのある、スポーツモードが使用できます。
スポーツにすると、エンジン回転数は3000rpmあたりをキープするように。
エンジンブレーキが強まり、アクセルレスポンスもダイレクト感が増します。
エンジンやミッション、スロットル特性から受ける印象や質感。またテーマを決めた燃費チェックをまとめた動画です。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。