自動車の試乗比較、中古車選びにもマツダ・メーカー別の特徴

2021年記事 全7ページ

マツダ3試乗評価「2」
燃費・エンジン・ミッション

間違いいっぱいの自動車選び。マツダ3・ファストバックの試乗レポート。

2ページ目です。

「DレンジvsMTモードで燃費比較」

マツダ
  • グレード:“15Sツーリング”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:232万円
  • デビュー年:2019年5月〜
マツダ3のインパネ1マツダ3のインパネ2

試乗:マツダ3の参考燃費

マツダ3・試乗時の燃費

マツダ3で試乗時の普通に走った燃費と、テーマを決めて試した燃費です。

試乗時の燃費

燃費チェック1

一般道〜ちょっとした山道を、一般的な走行で、お昼から夕方まで、二人のドライバーが運転したときの燃費です。

154km走って、12.9km/Lが表示されました。

燃費を気にした走行ではないのと、渋滞する時間を避けての数値です。

燃費重視で走った時の燃費は、下記になります。

DレンジvsMTモードで燃費比較

テーマを定めて燃費チェックしてみました。

マツダ3で同じコースを2周し、1周目を「Dレンジで普通に」2周目を「MTモードで手動で」走りました。

1周目「Dレンジで普通に」

燃費チェック2

Dレンジそのまま、燃費を意識しつつも、シフトチェンジは普通の運転方法で走りました。

結果、32.3km走って15.5km/Lでした。

デミオクラスと比較すればマイナス2km/Lくらいのイメージ。悪くない燃費だと思います。

2周目「MTモードで手動で」

燃費チェック3

全てMTモードで、人間がシフトプログラムを考え、自由にシフトチェンジ。MT車のように走ってみました。

結果、32.3km走って17.0km/Lでした。

なんと、最良の効率を求めてプリセットされているだろうDレンジを超えちゃいました!

たまたまかもしれませんが、嬉しいです。

コースはアップダウンある部分も多かったので、先読みできる人間に有利だったかな?

動画も公開しています

どんなところをどう走ったか、動画にしますのでぜひ!
変態的な楽しみ、マツダ車ユーザーならこうした楽しみもご理解頂けると信じています!

試乗:エンジンの印象

マツダ3・エンジンルーム

エンジン型式は「P5-VPS」。特別な何かがあるわけじゃありませんが、ガサツな印象を受けにくい4気筒1500ccエンジンです。

質感は上々

3気筒エンジンが増えてくると、4気筒の魅力が光ります

軽く空ぶかしすれば、軽快でレスポンス良いのがわかります。音も耳障りでないし、燃費だって悪いとは思えません。

エンジンルーム走行中は、高回転で盛り上がりの少ないエンジンノイズという部分に特徴を感じます。

回したからといって特別うるさくなるわけでなく、マイルド。高回転まで普通に使えます。

その分、低回転ではエンジンの主張は強め。日常域からエンジンノイズが聞こえますし、シフトチェンジの音も聞こえてきます。

パワー、加速力

車重1340kgに1500ccガソリンエンジン。これだけ見ると厳しそうにも思えます。
基本的には排気量=出力ですからね。

筆者の印象としては、速くはないです。でも気になるのはそこじゃなかったです。

メインメーターアクセル操作に対するダイレクト感、そこがちょっと弱いかなと思いました。
その分、滑らかに走りやすいけど、マツダ3の特徴からすると微妙です。

踏んだ瞬間、踏み直した瞬間、離した瞬間etc. 車重に対してエンジンが小さいので、変化がマイルドかなと。

同じエンジンでも車重の軽いマツダ2ではこのあたりに違いを感じます。

スロットル特性に不満なし

スロットル特性早開きにしてパワー不足を感じさせないのかもしれません。でも運転すると、スロットル特性にネガティブな印象を受けません

正確にいえば、「何も感じなかった」です。

ものすごく丁寧に調教されているのかもしれませんし、偶然、筆者の乗り方にピッタリだった可能性があります。

 


※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。どうぞご了承くださいませ。
※一部画像はクリックで拡大します。

試乗:ミッションの印象

マツダ3・シフトセレクター

ミッションはCVT(無段階変速)ではなく、有段式の6ATです。このクラスでは代わりが少ない特徴です。

6ATの魅力

速度上昇に合わせてエンジン回転数が上がり、次のギヤにシフトしてまた回転を上げる。リズミカルにブォ〜ン、ブォ〜ンと加速。シフトダウンしての再加速もしかり。

ミッション・6ATこれが、疑似ではないのでしっかりと、メリハリとかダイレクト感があります。
音もね、CVTのステップ変速モードとは違いがあります。

エンジンという部品の特性、回転数によるトルク変動をコントロールし、発生するトルクを加速力に変えたり速度に変えたり。

エンジンとミッションが一つとなり、楽しさ際立つフィーリングとしてまとめる。そうした官能的な部分で優れているのがステップ式6ATだと思います。

CVT派のスバル

マツダと比較されることが多いスバル。
どちらも走行的質感を重視したメーカーといわれます。

レヴォーグ・エンジンルームそんなスバル、ミッションはCVT派。古きプレオから続く流れですね。

前述のメリハリとかダイレクト感を、ショックと考えるのならCVT。無段階というだけあって滑らかな傾向です。

ミッションが与える印象は大きいです。
マツダとスバル、迷ったらミッションでお選びされるのは如何でしょうか

発進滑らか、バックもしやすい

ボディサイズとサスペンションダンパーの関係もあり、クリープでの動きだしが滑らかです。

そおっと踏み始めればショックを感じないですし、クルマも揺れにくいです。

ブレーキホールドからの発進は別

ブレーキホールドブレーキホールドを使用していると、印象が異なります。

停止中、ブレーキペダルから足を話しても停止し続ける機能で、アクセル踏むと解除になります。

この解除の瞬間に、コクン、とショックを出します(個体差の可能性もあります)。

ノーマルモードとスポーツモード

ドライブセレクタードライブモードは2種類。ノーマルとスポーツです。

ノーマルがエコを兼ねるであろう設定と、スポーツモードとの差が大きいので、ノーマルモードを使用する時間が長くなると思います。

いざという時は、わかりやすく変更できるスイッチでワンタッチ!
ハッキリ違いのある、スポーツモードが使用できます。

スポーツにすると、エンジン回転数は3000rpmあたりをキープするように。
エンジンブレーキが強まり、アクセルレスポンスもダイレクト感が増します。

メーター(夜)メーター(昼)

動画:エンジン質感・印象・燃費

エンジンやミッション、スロットル特性から受ける印象や質感。またテーマを決めた燃費チェックをまとめた動画です。

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乗り心地や静粛性

マツダ マツダ3

マツダ

mazda3(マツダスリー)

  • 試乗グレード:“15Sツーリング”
  • 型式:BP5P
  • ミッション:6AT
  • 年式:2021年モデル
  • 車両価格:232万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式: P5-VPS

その他概要

  • ボディサイズ: 4460×1795×1440mm
  • 車重:1340kg
  • 発売時期:2019年5月〜
  • 新車時価格帯:218万円〜
試乗レポ・ライター

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