自動車の試乗比較、中古車選びにもマツダ・メーカー別の特徴

2021年記事 全7ページ

マツダ3試乗評価「5」
インパネなど内装質感

間違いいっぱいの自動車選び。マツダ3・ファストバックの試乗レポート。

5ページ目です。

「内装(インパネなどフロントパート)」

マツダ
  • グレード:“15Sツーリング”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:232万円
  • デビュー年:2019年5月〜
マツダ3のインパネ1マツダ3のインパネ2

内装:インパネなどフロント周辺

マツダ3・内装・運転席

走らなくても座っただけで感じるマツダ3の魅力。ベーシックなCセグメント車とは思えないくらい、内装の質感が高いです。

パッと見で立派!

水平貴重かつ優雅なラインでデザインされ、目の前のメーターにはびっくりするほどのボリューム感。

内装1内装2

よくソフトパッド云々が言われますが、パッと見で立派なのが凄い!
ソフトパッドの憧れは、いたるとこまで全てソフトパッドな高級車に慣れちゃえば、大きな問題じゃなくなります。

内装・ドライビングポジション高級を感じるのはこうした、高級車ライクな造形が最もわかりやすいと思います。

落ち着いた質感

この「15Sツーリング」では車内ライティングは控えめ
ライティングや液晶部、見えにくい部分の質感を上位クラスとの差と考えれば、十分すぎというか落ち着いていて好ましい、そんな印象を受けます。

夜間の照明色はホワイト色がメインです。

スタイリッシュなドアトリム

ドアトリム(ドア内張り)はシャープで立体感あってスタイリッシュ

参考に右の写真は、質感高いと評価されまくった6型ゴルフR。500万円オーバーのグレードです。

内装3ゴルフRドア内張り

ソフトパッドの厚みやクッション性に違いはあるにせよ、見た目の質感ならマツダ3が勝ってるような気がしません?

ゴルフRインパネせっかくなんでゴルフRをもう1枚。

今見ても立派ですし、じっくり見ればやっぱり立派。コンサバな魅力は未だに健在。

それでも、造形的な美しさって、じっくり見た時の質感に勝ると思います。

アクセラ・ドア内張り

さらについでに、先代となるアクセラのドア内張り。

価格的には200万円を切るスタートでしたが、やっぱり質感に差があると思います。

お高めな価格は内装を気に入ってこそ

マツダ3の価格を見ると、220万円スタート。少し前の輸入車みたいに思える価格です。カローラシリーズやCX-5などと比較すれば、ちょっとお高いイメージ。

同エンジンを搭載するマツダ2との比較もしかり。

するとやっぱり、この内装を気に入ったらこそ、納得の価格なのではないでしょうか。
逆に「200万円スタートで質感それなりだったらどう思う?」なんて考えてみるのも面白いです。

各部の質感や使い勝手

メインメーターの質感

内装4

メインメーターはアナログ表示にも見える液晶表示。

液晶モニターってパネルの輝度や表面の透過率、つや消し処理などで見やすさが決まってきます。

マツダ3のこれは、よく見ないとわからないくらいに違和感ありません。反射が気にならず、斜めから覗いても視認性良好
高級ディスプレイのようにつや消し処理がされている様子でした。

エアコン操作部

内装5内装6

エアコンはこのグレードだとオートタイプ(DUAL機能付き)。でも最廉価グレードだとマニュアルタイプになるそう。
この内装でマニュアルエアコンはちょっと選びにくいかなと思います。

操作感、スイッチを押す/回す時の質感、ここだけは特筆すべき点はありません

ここは同じ2021年式マツダ2と同じような質感です。
見方変えると、マツダ2が立派ですね!

ステアリングスイッチ

内装7内装8

左側はオーディオのボリュームやシーク、メーター内表示情報の切り替え等

右側はクルーズコントロール関係。前走車との車間距離を調整するスイッチが特徴的です。ワンタッチで便利!

音声操作のonはここで、車両の各種設定はマツコネを使用して行います。

スライドするアームレスト

内装9内装10

最近では当たり前になってきましたが、少し前なら上級車のイクイップメント。前後するアームレストが付いています。

アームレストが大きいこともあり、筆者としては必要性を感じませんが、中から配線を取り出したり、便利な場面もあるかもしれません。

 


※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。どうぞご了承くださいませ。
※一部画像はクリックで拡大します。

内装:助手席スペース

マツダ3・助手席の快適性

マツダ3の助手席に乗って感じた点など。

足元が広い余裕のスペース

助手席の質感1

助手席足元は余裕のスペース。前席優先こそと思えるポイントですし、魅力を感じるポイントですね!

「リアシート使わないよ」という方には、特に魅力的なのではないかと思います。

よほど足が長い方でなければ、ダランと足を投げ出すように座れます。う〜んラグジュアリー。
実用性としても、手荷物が置きやすいです。

助手席もシートリフター付き!マツダ3凄い!

助手席の質感2

なんと!助手席シートにもシートリフターが付いてます。

パワーシートだって助手席だと、上下は省かれがちですよね。

筆者のイメージでは、助手席シートリフターは高級なイメージです。

プライベートでは全下げでラグジュアリーに、ビジネスでは全上げで畏まって。もしくは乗り降りしやすい高さに合わせるなど、調整できる良さはいっぱいあります。

質感的な部分

助手席の質感3

運転席ほど、凄さを感じる部分はないのですが、運転席側を向けばやっぱり、大きなメーターフードがインパクトあります。

クルマにお詳しいゲストなら、高級な印象を抱いてくれるかもしれません。

どっちがお好み?

インパネからドアへ繋がるデザインは、マツダ2もなかなかに魅力的。
左がマツダ3、右がマツダ2、どっちがお好みです?

助手席の質感4助手席の質感5

内装表面の質感でマツダ3有利。形状的には、ラウンドしたマツダ2のデザインも良いと思います。

ウインドデフォッガーの出口が目立っちゃうのだけが惜しい。

マツコネ、こんな部分

マツダ3・マツダコネクト

マツダコネクトと専用ナビ、初期の頃はいろいろ言われましたし、筆者達も、とんでもないところに案内されたりしました。

久々に使ってみると、描画に不満なく、動きは滑らか。操作性は良好。いくつかの疑問を覗いて、これも良いよね!と思えるものでした。

手元で集中コントロール

マツコネ1操作はシフトセレクター後ろ側のシステムコマンダーと、集中するスイッチを使用して行います。
一部の操作はステアリングスイッチでも行えます。

コマンダーは「回す」「スライド」「プッシュ」と操作でき、前面の画面上でコマンドを選択。上下左右で選択してナビや設定を行います。

マツコネ2

スイッチは音楽・ホーム・ナビ・戻る・お気に入り、そのあたりがメイン。よく使うスイッチは面積が大きく、押し心地も悪くありません

オーディオのボリュームもロータリースイッチで操作可能です。

その他、車両システムの設定も、これで行います。

音声認識は難しかった〜

マツコネ3

運転中、音声認識でナビをセットしてみようかと思ったんだけど、なかなか難しかったです。

一問一答みたいに進めていくんだけど、どっかで引っかかっちゃう。そして、ヘルプを表示しますか?なんて流れに。

ナビが使えるか使えないかは、オーナー様のレポートをチェックしたいと思います。

その分というか、コマンダーは助手席側からも使いやすかったので、信号待ちでちょいちょい操作してもらえそうです。

またナビ表示は、3Dタイプが基本っぽい。画面が縦方向に狭いので、そのあたりの影響でしょう。慣れが必要ですが、動きは滑らかでディスプレイ(飾り)的には美しいです。

画面が眩しくない

マツコネ4

モニターはナビ表示を除き、黒背景に白文字表示。

品が良いだけでなく、眩しく感じにくい事に好印象

エンジン始動した瞬間なども、眩しくないですし、走行中はホームのボタンを押せば一発で、最小限の表示になります。

メーター(夜)メーター(昼)

動画:マツダ3の内装質感

内装の印象、インパネ周辺〜リアシートで取り上げたい場所をまとめました。動画もよろしくお願いします。

マツダ マツダ3

マツダ

mazda3(マツダスリー)

  • 試乗グレード:“15Sツーリング”
  • 型式:BP5P
  • ミッション:6AT
  • 年式:2021年モデル
  • 車両価格:232万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式: P5-VPS

その他概要

  • ボディサイズ: 4460×1795×1440mm
  • 車重:1340kg
  • 発売時期:2019年5月〜
  • 新車時価格帯:218万円〜
試乗レポ・ライター

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