間違いいっぱいの自動車選び。マツダ3・ファストバックの試乗レポート。
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マツダ3(2021年式BP5P)グレード「15Sツーリング(ファストバック)」です。
走らなくても座っただけで感じるマツダ3の魅力。ベーシックなCセグメント車とは思えないくらい、内装の質感が高いです。
水平貴重かつ優雅なラインでデザインされ、目の前のメーターにはびっくりするほどのボリューム感。
よくソフトパッド云々が言われますが、パッと見で立派なのが凄い!
ソフトパッドの憧れは、いたるとこまで全てソフトパッドな高級車に慣れちゃえば、大きな問題じゃなくなります。
高級を感じるのはこうした、高級車ライクな造形が最もわかりやすいと思います。
この「15Sツーリング」では車内ライティングは控えめ。
ライティングや液晶部、見えにくい部分の質感を上位クラスとの差と考えれば、十分すぎというか落ち着いていて好ましい、そんな印象を受けます。
夜間の照明色はホワイト色がメインです。
ドアトリム(ドア内張り)はシャープで立体感あってスタイリッシュ。
参考に右の写真は、質感高いと評価されまくった6型ゴルフR。500万円オーバーのグレードです。
ソフトパッドの厚みやクッション性に違いはあるにせよ、見た目の質感ならマツダ3が勝ってるような気がしません?
せっかくなんでゴルフRをもう1枚。
今見ても立派ですし、じっくり見ればやっぱり立派。コンサバな魅力は未だに健在。
それでも、造形的な美しさって、じっくり見た時の質感に勝ると思います。
さらについでに、先代となるアクセラのドア内張り。
価格的には200万円を切るスタートでしたが、やっぱり質感に差があると思います。
マツダ3の価格を見ると、220万円スタート。少し前の輸入車みたいに思える価格です。カローラシリーズやCX-5などと比較すれば、ちょっとお高いイメージ。
同エンジンを搭載するマツダ2との比較もしかり。
するとやっぱり、この内装を気に入ったらこそ、納得の価格なのではないでしょうか。
逆に「200万円スタートで質感それなりだったらどう思う?」なんて考えてみるのも面白いです。
メインメーターはアナログ表示にも見える液晶表示。
液晶モニターってパネルの輝度や表面の透過率、つや消し処理などで見やすさが決まってきます。
マツダ3のこれは、よく見ないとわからないくらいに違和感ありません。反射が気にならず、斜めから覗いても視認性良好。
高級ディスプレイのようにつや消し処理がされている様子でした。
エアコンはこのグレードだとオートタイプ(DUAL機能付き)。でも最廉価グレードだとマニュアルタイプになるそう。
この内装でマニュアルエアコンはちょっと選びにくいかなと思います。
操作感、スイッチを押す/回す時の質感、ここだけは特筆すべき点はありません。
ここは同じ2021年式マツダ2と同じような質感です。
見方変えると、マツダ2が立派ですね!
左側はオーディオのボリュームやシーク、メーター内表示情報の切り替え等。
右側はクルーズコントロール関係。前走車との車間距離を調整するスイッチが特徴的です。ワンタッチで便利!
音声操作のonはここで、車両の各種設定はマツコネを使用して行います。
最近では当たり前になってきましたが、少し前なら上級車のイクイップメント。前後するアームレストが付いています。
アームレストが大きいこともあり、筆者としては必要性を感じませんが、中から配線を取り出したり、便利な場面もあるかもしれません。
※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。どうぞご了承くださいませ。
※一部画像はクリックで拡大します。
マツダ3の助手席に乗って感じた点など。
助手席足元は余裕のスペース。前席優先こそと思えるポイントですし、魅力を感じるポイントですね!
「リアシート使わないよ」という方には、特に魅力的なのではないかと思います。
よほど足が長い方でなければ、ダランと足を投げ出すように座れます。う〜んラグジュアリー。
実用性としても、手荷物が置きやすいです。
なんと!助手席シートにもシートリフターが付いてます。
パワーシートだって助手席だと、上下は省かれがちですよね。
筆者のイメージでは、助手席シートリフターは高級なイメージです。
プライベートでは全下げでラグジュアリーに、ビジネスでは全上げで畏まって。もしくは乗り降りしやすい高さに合わせるなど、調整できる良さはいっぱいあります。
運転席ほど、凄さを感じる部分はないのですが、運転席側を向けばやっぱり、大きなメーターフードがインパクトあります。
クルマにお詳しいゲストなら、高級な印象を抱いてくれるかもしれません。
インパネからドアへ繋がるデザインは、マツダ2もなかなかに魅力的。
左がマツダ3、右がマツダ2、どっちがお好みです?
内装表面の質感でマツダ3有利。形状的には、ラウンドしたマツダ2のデザインも良いと思います。
ウインドデフォッガーの出口が目立っちゃうのだけが惜しい。
マツダコネクトと専用ナビ、初期の頃はいろいろ言われましたし、筆者達も、とんでもないところに案内されたりしました。
久々に使ってみると、描画に不満なく、動きは滑らか。操作性は良好。いくつかの疑問を覗いて、これも良いよね!と思えるものでした。
操作はシフトセレクター後ろ側のシステムコマンダーと、集中するスイッチを使用して行います。
一部の操作はステアリングスイッチでも行えます。
コマンダーは「回す」「スライド」「プッシュ」と操作でき、前面の画面上でコマンドを選択。上下左右で選択してナビや設定を行います。
スイッチは音楽・ホーム・ナビ・戻る・お気に入り、そのあたりがメイン。よく使うスイッチは面積が大きく、押し心地も悪くありません。
オーディオのボリュームもロータリースイッチで操作可能です。
その他、車両システムの設定も、これで行います。
運転中、音声認識でナビをセットしてみようかと思ったんだけど、なかなか難しかったです。
一問一答みたいに進めていくんだけど、どっかで引っかかっちゃう。そして、ヘルプを表示しますか?なんて流れに。
ナビが使えるか使えないかは、オーナー様のレポートをチェックしたいと思います。
その分というか、コマンダーは助手席側からも使いやすかったので、信号待ちでちょいちょい操作してもらえそうです。
またナビ表示は、3Dタイプが基本っぽい。画面が縦方向に狭いので、そのあたりの影響でしょう。慣れが必要ですが、動きは滑らかでディスプレイ(飾り)的には美しいです。
モニターはナビ表示を除き、黒背景に白文字表示。
品が良いだけでなく、眩しく感じにくい事に好印象。
エンジン始動した瞬間なども、眩しくないですし、走行中はホームのボタンを押せば一発で、最小限の表示になります。
内装の印象、インパネ周辺〜リアシートで取り上げたい場所をまとめました。動画もよろしくお願いします。
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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。