間違いいっぱいの自動車選び。マツダ3・ファストバックの試乗レポート。
6ページ目です。
マツダ3(2021年式BP5P)グレード「15Sツーリング(ファストバック)」です。
前席優先、ボディデザイン優先であることは容易に想像できるマツダ3。リアシートには全く期待していなかっただけに、予想より座れたリアシート。
でも冷静に考えれば、広くはないです。
ボディ全長4460mm、このサイズを考えたら、厳しいと考えるユーザーの方が、多いと思います。
率直にいって、リアシート使わない方に合わせたクルマですね。
シートは硬め。でもフロントシートと比較すれば、クッション性がよく感じられます。厚みの違いかな?
乗り心地と静粛性含め、一度乗り込んでしまえば、フロントシートとそう変わらない快適性で座っていられます。
着座姿勢的には、足を伸ばして座れる助手席の方がラク。小柄な方なら悪くないリアシート。そんなイメージです。
足元は大きなサイドシルやセンタートンネルに包まれます。ミニバンに慣れちゃった方には厳しそう。
それでも視界的には、そんなに圧迫感を感じません。
前を見ればヘッドレストは小さめ。普通に前方が見えます。横もクーペ風SUVよりは開放感があるんじゃないかと思います。
乗る時、ルーフの低さがきついです。
降りる時、足運びは楽ちんです。
乗るときは、頭をぶつけないように注意しながら、丁寧に座る必要があります。ぶつけたら痛いから〜。
降りる時は逆。ドアの下側、足の部分の開口部が広いので、無理のない体制で降りられます。足抜きがラク、というタイプです。
身長172cmの筆者がドラポジを取った状態で、二人のスタッフが後ろに座ってみました。
写真左:身長172cm、コブシが1個。
写真右:身長182cm、ねじ込んでコブシが横に1個、または手のひら1枚。
お尻を目一杯後ろに、しっかり座ってこんな感じです。
狭いといっても、小さいクルマより有利な点はあります。
足元だけだだっ広いコンパクトクラスと比較すれば、横方向の余裕が違います。
横方向、具体的には肩から腕の余裕があります。
足元が気にならない女の子とかだったら、こっちの方がラグジュアリーなんて、感じちゃうかもしれませんね。
合わせてセンターのアームレストも大きめです。
一人+ドリンクホルダーでも良いですし、二人でも同時に使えるサイズです。
※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。どうぞご了承くださいませ。
※一部画像はクリックで拡大します。
開口部が狭く、ボディデザイン重視と思われるマツダ3のラゲッジスペース。
開口部の敷居がハッキリしているから、適当にモノを入れて適当にハッチを閉められるのは良いです。
挟んじゃう心配はございません。
スペース的にはちょっと狭いかな、という感じ。
奥行きは手寸で80cmほど。天地方向の高さ的にも余裕はなさそうです。
そして左右の内張りにくびれがないため、長尺物はリアシートを倒して入れることになりそう。
同じマツダ3でも、セダンの方はこれより広そうなんだけどね。
リアシートを前方に倒した時に出来るスペースは、段差が最小限で使いやすそう。倒すのも簡単です。
またその際、ベルトホールがあるので、リアシートを元に戻すのも簡単。
これがないと、ベルトがシートの後ろにいったり、どっかに引っかかったりで、意外に面倒です。
そしてハッチを便利に使えるかどうか、大きなポイント。ハッチ開閉の滑らかさ。
車体の個体差かも、という前提の上で、試乗したマツダ3は、まずまず滑らかでした。
でもここでいうと、マツダ2の方が滑らかかも。
マツダ2はデミオと呼ばれていた時代から複数台乗っていますが、全ての車体で、滑らかな開閉感覚でした。
ヘッドライトはベースグレードからLEDタイプ。上級グレードでアダプティブタイプのオートハイビームみたいです。
試乗した15SツーリングはHi-Lo切替式のLEDヘッドライト(オートハイビーム)付き。マツダの名称でいえばHBC(ハイビームコントロールシステム)ですね。
以前からマツダ車に試乗すると、LEDヘッドライトが見やすいと感じていました。
特徴としてはレンズカットがハッキリしていて、照らしている部分とそうでない部分が明確。自然に明るさを感じやすいタイプだと思っています。
今回、カメラで動画撮影してみると、たしかにクッキリ。逆に言えば境界線より上は真っ暗でした。
対向車として考えた時、眩しくないような気もしますので、今度確認してみます。
適度にHi側に切り替わってくれるマツダのオートハイビーム。同じような条件でも変わってくれたりくれなかったり、一度LoになるとHiに戻ってくれなかったり、特性は難しいです。
でも感じる点は、Loへの切り替えが早い!
条件やタイミングあるのでしょうが、人間の能力を超えるような感知や早さで、Loに切り替えたと思った時が、複数回ありました。
オートハイビームはマツダ2で動画にしています。
クルマはマツダ3ではなくマツダ2です。HBC(オートハイビーム)を使ってみましたという動画です。印象は同じような感じです。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。