1ページ目です!2022年執筆の日産ノートとマツダ3の比較。
価格が近くて走行感覚が魅力。それでいて方向性は逆方向の2台です。
※2022年春。この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
「車両価格220万円前後」で真逆の方向を感じる2台です。
ノート(E13)S 1200ccハイブリッド
新車価格:約202万円(202万〜)
e-Powerでお馴染み日産ノート。ハイブリッド専用車になってスターティングプライスは向上。その分、走行的質感も200万円クラスと思える乗り味です。
マツダ3(BP5P)15Sツーリング 1500cc
新車価格:約232万円(220万〜)
高く評価される内外装。ボディタイプにはセダンも用意され、個性とオーソドックスの2本立て。伝統的な高級感で選びたくなる1台です。
モデル・グレード | ノート | マツダ3 |
---|---|---|
S | 15Sツーリング | |
全長 | 4045mm | 4460mm |
全幅 | 1695mm | 1795mm |
全高 | 1505mm | 1440mm |
ホイールベース | 2580mm | 2725mm |
車重 | 1220kg | 1340kg |
※グレードによる違いや年式で異なる場合があります。
ボディサイズを除いた最も大きな特徴は、加速と減速、燃費に関する部分でしょう。
ノートはエンジンで発電、モーターで駆動するタイプのハイブリッドユニットを搭載。アクセル踏んだ瞬間から電気自動車みたいな加速感が魅力で、パワー感としても力強いです。
よく高速域が苦手といわれますが、100km/h弱ならそこからの中間加速もグッと出ていってくれます。
また操作に対する反応も滑らかで、細かな操作にも応じてくれます。
ガバっと踏んでもジワッと踏んでも、滑らかに加速を始めてくれます。同様に、アクセル緩めた時の減速も、勝手にクルマが滑らかにコントロールしてくれます。
なおこの際、フロントサスペンションはクッと伸びます。
ここだけ、メリハリが強いというか唐突というか、仕方ないんですがドライバーが挙動をコントロールする感覚です。
マツダ3、加速力は排気量なりで、振動やレスポンスの部分で質が高いです。
高回転までフロントからのエンジンノイズは抑えられ、逆に排気音は強調されていて、歯切れのよい低音を聞かせてくれます。
さらにミッションという存在が、ガソリンモデルならではの魅力を引き立てます。
しかもマツダ3はステップ式の6AT。無段階ではなく段付き6ATは、ノートとは異なる方向での官能性能を味あわせてくれます。
燃費は、試乗時にいろいろ試したのですが、やっぱり差は大きいです。
優れているのはやっぱりノート。ハイブリッドの優位性を活かす形です。
左の写真は日産ノート。
ノートとマツダ3、エアコンも暖房も使わない時期で比較して、日常で10km/L、エコランで勝負すれば20km/Lの差がつきそうな感じでした。
夏冬、エアコン使う時期や暖房使う時期は、差が縮まるだろうと予想します。
燃費チェックの様子は動画にしていますので、よろしければご覧くださいませ。
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ノートのブレーキは凄く扱いやすくて、気配り効いてるなって印象です。
走行中の速度調整から停止直前のコントロールまでそうです。
ワンペダルに関する部分でも印象良く、アクセルペダルをラフに離しても、滑らかに減速を開始してくれます。
マツダ3の方も良かったです。
ただネット見ていると、ローター小さすぎという感想もあって、多分ブースターが強すぎてタッチ悪いという意味かと思いますが、そうしたご感想も目にしました。
関連して、自分が助手席に座った時にドライバーが、思ったよりブレーキ効いちゃうみたいで、唐突に感じた時がありました。
その時シートを、「後ろに下げて、足に余裕持たせてみたら?」とお節介したら、慣れたクルマのようなブレーキになりました。 なのでドラポジと操作感の影響はあるかもしれません。
カクんとしない停止は、ノートの方がイージーですがマツダ3にも不満はございません。
逆にブレーキホールドからの発進は、ノートがとてもスムーズで、マツダ3はわずかに...みたいに感じました。
試乗時の映像を合わせ、動画にしています。よろしければこちらもぜひ!
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