3ページ目です!2022年執筆の日産ノートとマツダ3の比較。
価格が近くて走行感覚が魅力。それでいて方向性は逆方向の2台です。
2022年記事 この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
インパネ周辺はばどちらも、質感高いといわれている2台(クラスは異なります)。
その上で、「先進的な魅力vs伝統的な魅力」と、違いを感じます。
ノートは先進的なイメージが前面にだされています。最新のクルマ、っていう感じがしますよね。メーター周りやシフトセレクターの操作性などですね。
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上位グレードだと加飾など追加されます。
シフトセレクターはレバーというよりスイッチに近い操作感。
電気自動車時代に備え、操作感を統一していくような、そんな流れを感じます。
マツダ3は、伝統的な造形と操作感を元にした高級路線。「あるべきところにあるべきものがある」という良さは、教習車から乗り換えたって違和感を感じないと思います。
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質感に関してはクラスが違いますので、高級感でいったらマツダ3です。
素材と造形で勝負されていて、車内横幅の差も上級車感覚を強めています。
ノートはダッシュボードの形状。
ゲストをお招きしたいという気持ちが感じられて、嬉しくなっちゃいます。
マツダ3は助手席にも用意されるシートリフター。
下に後ろにと下げれば、ラグジュアリーな空間が出来上がります。
リアシートはこの2台で比較すれば、マツダ3の方が余裕ありそうです。筆者が違いと感じるのは乗降性。
ボディサイズに違いがあるので、マツダ3の方がラクに乗り降りできました。
「良いものは高くてもしょうがないかな?」「高ければ良くて当然!」「客寄せの価格設定!ひどい!」など、言い方次第で印象の変わるノート。
その共通点は、金額が高いという点。
車両価格は200万円スタートと、ヤリスやフィットと横並び。違いはオプション。セットオプションとオプション価格が高く、見積もり頂いてびっくりしちゃうタイプです。
優先はボディデザインと上質感と思われる。ゆえに車内はタイトというか圧迫感あって、ラゲッジも横幅狭い。また内装は伝統的で薄い先進性。
その他いろいろ、短所の反対が長所であって、長所の反対が短所。どれもキャラクター違いで存在感が強められています。
どうしても気になる点は少なく、敢えて言えばハイブリッドシステムとか燃費とかパワー感とか。そうした点を妥協すれば、価格的も納得の15Sツーリング。
地味なCセグメントハッチバックに、注目を集めている貴重な存在でもあります。
意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。