自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

プリウス試乗感(1800cc)「1」
乗り心地や静粛性

間違いいっぱいの自動車選び。プリウス1800ccモデルの試乗レポート。

1ページ目です。

「275万円のプリウス!特徴概要と乗り心地、静粛性の印象」

トヨタ
  • グレード:“X”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:275万円
  • デビュー年:2023年1月〜
プリウス60系メーター(昼)プリウス60系・内装(昼)

トヨタ・プリウス「グレードX」1800ccエンジン搭載グレード。5代目60系、ZVW60型です。


  1. プリウス1.8「1」乗り心地と静粛性
  2. プリウス1.8「2」走行感覚(見切りとハンドリング)
  3. プリウス1.8「3」内装(フロント〜リア)
  4. プリウス1.8「4」燃費と小さな長所短所、評価総合

試乗車概要:プリウス(60系)1800cc

プリウス(60系1800):ヘッドライト夜間

2023年1月に登場した5代目60系プリウス。人目を惹くボディスタイルで注目を集め、先進性をアピールし、今や豊富なハイブリッド車の中で埋もれない存在感をキープしています。

ボディデザイン・リア斜め注目度が高ければ、乗り味への期待からハードルは上がる。立派に見えれば良くて当然となりがちなのが辛いところ。

2000ccのグレードGとの比較も含めながら、全4ページ、レビュー始めていきます。

試乗したプリウス

試乗したのは2024年式プリウス・グレード「X」、価格275万円。オドメーターが示す総走行距離は3000km

ヘッドライトヘッドライト(ウインカー)

最もベーシックなグレードでありつつ、法人向けグレードという位置づけです。実際は普通に買えるらしいです(近々ディーラーで確認してきます)。

普通にオーダーできるなら、この価格は魅力的!ということで、2000ccエンジンのプリウスに続き、こちらも乗ってみました。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

クルマのキャラクター

プリウス(60系1800):ボディデザイン・フロント

プリウス・グレードX・1800ccモデル。

イメージは「スーパーカー」x「トヨタ車」

フロント・Aピラー見ればボディデザイン、傾斜したAピラーはスーパーカー的。
乗れば視界、見える景色もスーパーカー的。

それ除くとしっかりトヨタ車。ドラポジは低すぎず、乗り心地も特別なことなく、ステアフィールはトヨタ車らしく、各種インフォメーションなどスポーティ感はそれほどでもない。

このバランスが「スーパーカー」x「トヨタの人気車」だよねと。

運転しやすさや取り回しを考えたら、批判が多くなるのも必然!売れる人気車として考えればぶっ飛んでます!
一方で、人気のトヨタ車らしくぶっ飛びすぎてない気配り。様々なユーザー層への配慮も感じられます。

得意そうなのはロングドライブ

ボディ前方やフロントタイヤの位置感覚が掴みにくく、駐車場車や狭いところは苦手。

山道でも狙ったラインにタイヤがあるのかわからないから、ハンドリングどうこうの前に慣れがものをいう。

ダッシュボード助手席からの内装

すると、どこが得意そうだと考えた場合に、ロングツーリングが得意そうだというのが頭に浮かぶ。

直進性は高いし、必然的に遠くを見るカタチの運転席。シートも長時間座っている方が体に馴染むタイプ
ボディデザインとともに、ここが特別だと思います。

 

試乗:乗り心地

プリウス(60系1800):ボディデザイン・リヤ

プリウス1800cc搭載車。17インチタイヤを装着するグレードの乗り心地。

特別なことないトヨタ車的

フロントタイヤ1800ccのグレード「X」に限って言えば、動き始めは動きにくく、でも動き始めれば固くはないサスペンション

後述する路面からのザラザラ感は強いですが、それ以外はストローク量も普通にありそうだし、フロントシートではフラット感も強いし、衝撃の角が立ってるわけでもない。

見た目の特別感からすると、普通にトヨタ車的という言葉を使いたくなります。

リアシートでの乗り心地

グレード「X」ではリアスタビライザーが省かれるそうですが、乗り心地に違和感を感じませんでした。

ボディ・リアデザイン例えばリア片側のサスペンションだけ動くと、自分のお尻の下だけ上下する感覚で、クルマは真っすぐ走っているのにロールしてる感覚とか、微妙に真っすぐ走ってないような感覚を受けます。

それがないので違和感ない乗り心地。むしろスタビライザーがないことで、片輪ずつ段差を超える時など、滑らかかもしれないと思うくらい。

総じて静粛性除けば、フロントシートより快適でした。

路面のザラザラ感は強めに伝わる

ボディ・フロント斜めこれは先に2000ccモデルに乗ったからというのもあるんだけど、古い路面でのゴロゴロ・ザラザラは大きく伝わってきます。

足回りのゴムやダンパーが、微振動を吸収していない様子。

2000ccモデルでは滑らかと感じましたから、タイヤサイズより特性や重さ、もしかしたらサスペンションの違い、こうした何かによって、1800ccモデルはザラザラ路面が気になります。

グレード「X」ではパフォーマンスダンパーが省かれるとのことだけど、それの振動吸収能力による差だけとは考えにくい。どうなんでしょ。

試乗:静粛性

プリウス(60系1800):ボディデザイン・フロント夜間

プリウス1800cc搭載車。17インチタイヤを装着するグレードの静粛性。

ノイズは低域主体

シフトセレクター走行中のノイズは低域主体で、ゴーっというノイズがメインです。振幅の大きな低音域をカットするのはもっとも大変なのだろうと察しつつ、275万円ならむしろ静かと言ってもいいくらい。

ハイブリッド車で275万円というと、Bセグコンパクトの上位グレードとかぶる価格帯。それを考えれば、中高域がよくカットされて「上級感のある静粛性」と表現したくなります。

モーターの音はよく聞こえる

エンジンルーム電子機器の高周波ノイズも混ざってるかもしれないけど、モーターか何かのキュイーンとした音はけっこう聞こえてきます

筆者はこれが、気持ち良い!

エンジンのノイズと振動は低速走行時にアクセルを大きく踏めば目立ちます。でも巡航中に始動した場合などは気になりにくい。
信号からの発進加速だけゆっくり加速を心がければ、不快と感じる場面は限定的です。

こうしたあたりは、ミドルクラスでも高い方のモデルとして、しっかり差別化されていると思います。

 

プリウス内装(メーター)夜プリウス内装(シート)

動画:試乗レビュー総合

プリウス・グレードX、1800ccモデルの長所や短所、内装印象や試乗感をまとめた動画です。本文同様にホンネで語っています。

プリウス1800総合試乗レビュー

トヨタ プリウス

トヨタ

prius (プリウス)

  • 試乗グレード:“X”
  • 年式:2024年
  • 型式:zvw60
  • 新車価格:320万円

概要

  • 排気量:1800cc+モーター
  • エンジン型式:2ZR-FXE
  • WLTCモード燃費:32.6km/L

その他概要

  • ボディサイズ:4600×1780×1420mm
  • 車重:1350kg
  • 発売時期:2023年1月〜
  • 車両価格:275万円〜
試乗レポ・ライター

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比較評価
エンジン質感 5段階評価

ちまたで言われてるほど悪い印象は受けません。

足回りの質感 5段階評価

質という面で今ひとつ。

内装の質感 5段階評価

これぞプリウス!安価なグレードでもプリウスらしさは変わらず。

外装の質感 5段階評価

凄いよね!

快適性 5段階評価

特別なことなく、普通の乗り味

見切りの良さ 5段階評価

見切りや車両感覚に関しては、気合と根性で!

お買い得度 5段階評価

Cセグのハイブリッド車でしかもこのボディデザイン、275万円は魅力的。









試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
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