間違いいっぱいの自動車選び。プリウス1800ccモデルの試乗レポート。
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トヨタ・プリウス「グレードX」1800ccエンジン搭載グレード。5代目60系、ZVW60型です。
プリウス、グレード「X」の内装、フロントシート周辺の質感や使い勝手。
写真左、エアコン操作部は、上位クラスのクラウンに近いタイプ。シートヒーターなど装備されるグレードならもうワンランクアップします。
逆になくても、盲蓋と感じさせない作りがいいです。
写真右、カップホルダーはバネの入ったストッパー付き。
ひとつ下のBセグメントクラスだと、穴が空いているだけということも多いから、プリウスだねと感じられる部分。
実用性は、もちろん安心感強いし、カップコーヒーは置く時に不安がなくはない。試せばセブンイレブンのコーヒーで問題はありませんでした。心配性だと不安感なくらい。
フロントシート頭上のルームライト。
キレイに透過されるカットで見た目に美しく、夜間でも眩しくありません。
光源は中央部にあって間接照明的なのかな?良い光り方だと思います。
メーターはハンドルの上から見るタイプ。ハンドルの中から覗くことも不可能じゃないけど、現実的ではありません。
コクピット的で斬新、またゴリゴリした造形は近未来的。
ただ質感という言葉で表現すれば、滑らかな方が高品質感と感じられるし、パネルごとの面積が大きいから大味にも。
良さを感じやすくもあるし、逆とも感じやすい。つまり、特徴的な部分です。
左の写真、中央のコンソールボックは、バネが仕込まれていてバタン!とはいかないけど、ボヨヨンとしてしまうので、質感的には今ひとつ。
右の写真、ドアトリムはこのグレードだと加飾は省かれます。ドアハンドルなど素材感が強い質感です。
それでも形状的には良いカタチと感じられますから、ほどほどに良いです。
横に幅広で、フォーミュラーカーを連想するようなステアリング。
ステアリングスイッチは数多く、一つずつの面積も大きいです。
パートは4つのセクションに分かれていて、左上が設定の上下左右と決定/戻る。
右上がACC関連、左下と右下が、ディスプレイオーディオ関連です。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
60系プリウスの助手席での印象。
筆者の身長(172cm)だと、足元は余裕があります。足をそこまで伸ばして座るスタイルではないこともあって、足底が浮くだけのスペースがあります。
横方向は広くはないから、ハンドバッグなどはリアシートの方がいいかも。
助手席から運転席を見ると、メーターが小ぶりで開放感あります。新鮮です。
メーターフードがなく、反射が目立ちそうでもありますが、速度は確認できます。大きな速度表示は、助手席同乗者の安心感にも繋がっています(もしかしたら不安感にもw)。
ダッシュボードは手前側は低くなっていて、包まれ感より開放感というイメージ。
また助手席前からエアコンパネルまで、上位グレードですと、アンビエントライトが光りますが、目に入りにくいという邪魔に感じない高さで光っていました。
写真右、Aピラーからルーフサイドは低く迫ってくるので、圧迫感高いです。シートを最大限に下げて座っても、圧迫感感じます。
ただ、アシストグリップが近くて握りやすい。体を支えやすい、ずっと握っていられる位の感覚です。
Bピラー(ドアの後ろ側)が太く大きく、シートに近いです。
乗員の左肘が当たる部分は、深くカットされているんだけど、邪魔に感じるくらいに近いです。
プリウスの助手席、パッと座れば開放的な部分に目が行き、しばらく座っていると圧迫感を感じてくる、そんな感覚です。
60系プリウスのリアシート印象。
見た目のイメージからすると、レッグスペースは余裕があって、着座姿勢も特別悪いというわけじゃない。シートの表地やクッション性で優先順位は低そうだけど、やはりイメージよりは良い印象でした。
目をつぶっていれば快適。275万円でBセグメントクラスのクルマを選ぶよりは、快適と感じる場面が多いと思います。
一方で、視覚的な圧迫感はそれなりにあります。
フロントのドアガラスまで含め、窓ガラスの天地方向が小さく、天井が近い。このあたりは外観から想像できる範囲内です。
シート表地は滑りが良いタイプで、スルッと座ってスルッと降りられます。
反面、おしりの位置が前にズレやすいかもしれない。
ただね、最初からおしりを前に出して、ダランと座っても違和感ありません。
座面は前の方まで柔らかめ、切り返しの縫い目も気になりません。
ドアトリムは上位グレードと比較すると、ソフトパッドが省かれます。
足元、前後方向は思ったより余裕があります。ニースペースは先代プリウスから増したとことで、少しの差も印象的には好印象に繋がります。
外から見て狭そうという先入観があると、より広く感じられると思う。
頭上は、ヘッドレストに頭を預けると、ルーフが近いです。
ルーフ内張りは、ヘッドレスト前くらいまでが、大きくえぐられています。
ボディを横から見ると、リアシート乗員の頭ギリギリから下がります。
このプリウスで感じるのは、デザインコンシャスと思われつつも、いたるところで実用性が考えられているということ。
ぶっ飛んでいそうで、ぶっ飛んでいない。これは長所であり短所でも。
様々なユーザー層に支持されるクルマ作りを感じます。
プリウスのラゲッジスペース。1800ccモデルでは、12Vバッテリーがエンジンルームに位置しているため、作りが多少異なります(2000ccモデルはラゲッジ右側)。
ラゲッジ狭い!といわれても、さすがにCセグクラス。
上に積み上げるように使わなければ、ちょうどいいスペースがあります。
これより広いDセグクラスになると、奥に入ってしまった荷物が取り出しにくい、なんてことが起きてきます。
ハッチは手の支えを離すだけで、パタン!と締まります。
ヒンジと支えの位置関係からかな、普通のハッチバック車と同じ感覚だと、ドカン!と閉まってしまいます。
例えば車内に誰か座っているとき、ビックリしたり耳が不快なので、最後の方まで手でサポートしてあげるのが望ましい。
逆に誰もいなければ、ドカっと楽に素早く閉められます。
当ページで取り上げているグレード「X」と2000ccモデルのグレード「G」。見た目の違いを中心とした比較です。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。