自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

プリウス試乗感(1800cc)「3」
内装質感と使い勝手

間違いいっぱいの自動車選び。プリウス1800ccモデルの試乗レポート。

3ページ目です。

「内装フロント〜リアシート、ラゲッジスペース」

トヨタ
  • グレード:“X”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:275万円
  • デビュー年:2023年1月〜
プリウス60系メーター(昼)プリウス60系・内装(昼)

トヨタ・プリウス「グレードX」1800ccエンジン搭載グレード。5代目60系、ZVW60型です。


  1. プリウス1.8「1」乗り心地と静粛性
  2. プリウス1.8「2」走行感覚(見切りとハンドリング)
  3. プリウス1.8「3」内装(フロント〜リア)
  4. プリウス1.8「4」燃費と小さな長所短所、評価総合

内装:フロントシート

プリウス(60系1800):内装1

プリウス、グレード「X」の内装、フロントシート周辺の質感や使い勝手。

細部の質感は良好!

写真左、エアコン操作部は、上位クラスのクラウンに近いタイプ。シートヒーターなど装備されるグレードならもうワンランクアップします。

逆になくても、盲蓋と感じさせない作りがいいです。

エアコン操作部カップホルダー

写真右、カップホルダーはバネの入ったストッパー付き。

ひとつ下のBセグメントクラスだと、穴が空いているだけということも多いから、プリウスだねと感じられる部分。

実用性は、もちろん安心感強いし、カップコーヒーは置く時に不安がなくはない。試せばセブンイレブンのコーヒーで問題はありませんでした。心配性だと不安感なくらい。

ルームライト

フロントシート頭上のルームライト。

キレイに透過されるカットで見た目に美しく、夜間でも眩しくありません。

光源は中央部にあって間接照明的なのかな?良い光り方だと思います。

ダッシュボードの目に入る部分

プリウス(60系1800):内装2

メーターはハンドルの上から見るタイプ。ハンドルの中から覗くことも不可能じゃないけど、現実的ではありません。

メインメーターステアリング

コクピット的で斬新、またゴリゴリした造形は近未来的。

ただ質感という言葉で表現すれば、滑らかな方が高品質感と感じられるし、パネルごとの面積が大きいから大味にも。

良さを感じやすくもあるし、逆とも感じやすい。つまり、特徴的な部分です。

その他、細部の質感

左の写真、中央のコンソールボックは、バネが仕込まれていてバタン!とはいかないけど、ボヨヨンとしてしまうので、質感的には今ひとつ。

コンソールボックスドアトリム

右の写真、ドアトリムはこのグレードだと加飾は省かれます。ドアハンドルなど素材感が強い質感です。

それでも形状的には良いカタチと感じられますから、ほどほどに良いです。

ステアリングスイッチ

横に幅広で、フォーミュラーカーを連想するようなステアリング。
ステアリングスイッチは数多く、一つずつの面積も大きいです。

ステアリングスイッチ左ステアリングスイッチ右

パートは4つのセクションに分かれていて、左上が設定の上下左右と決定/戻る。

右上がACC関連、左下と右下が、ディスプレイオーディオ関連です。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:助手席

プリウス(60系1800):内装3

60系プリウスの助手席での印象。

足元スペースと開放感

筆者の身長(172cm)だと、足元は余裕があります。足をそこまで伸ばして座るスタイルではないこともあって、足底が浮くだけのスペースがあります。

横方向は広くはないから、ハンドバッグなどはリアシートの方がいいかも。

助手席内装1助手席内装2

助手席から運転席を見ると、メーターが小ぶりで開放感あります。新鮮です。

メーターフードがなく、反射が目立ちそうでもありますが、速度は確認できます。大きな速度表示は、助手席同乗者の安心感にも繋がっています(もしかしたら不安感にもw)。

包まれ感と圧迫感

ダッシュボードは手前側は低くなっていて、包まれ感より開放感というイメージ。

また助手席前からエアコンパネルまで、上位グレードですと、アンビエントライトが光りますが、目に入りにくいという邪魔に感じない高さで光っていました。

助手席内装3助手席内装4

写真右、Aピラーからルーフサイドは低く迫ってくるので、圧迫感高いです。シートを最大限に下げて座っても、圧迫感感じます。

ただ、アシストグリップが近くて握りやすい。体を支えやすい、ずっと握っていられる位の感覚です。

外側の腕に圧迫感

Bピラー(ドアの後ろ側)が太く大きく、シートに近いです。

助手席内装5乗員の左肘が当たる部分は、深くカットされているんだけど、邪魔に感じるくらいに近いです。

プリウスの助手席、パッと座れば開放的な部分に目が行き、しばらく座っていると圧迫感を感じてくる、そんな感覚です。

内装:リアシート

プリウス(60系1800):リアシート1

60系プリウスのリアシート印象。

圧迫感除けば、けっこう快適

見た目のイメージからすると、レッグスペースは余裕があって、着座姿勢も特別悪いというわけじゃない。シートの表地やクッション性で優先順位は低そうだけど、やはりイメージよりは良い印象でした。

リアシート1リアシート2

目をつぶっていれば快適。275万円でBセグメントクラスのクルマを選ぶよりは、快適と感じる場面が多いと思います。

一方で、視覚的な圧迫感はそれなりにあります。

フロントのドアガラスまで含め、窓ガラスの天地方向が小さく、天井が近い。このあたりは外観から想像できる範囲内です。

座面とシート表地

シート表地は滑りが良いタイプで、スルッと座ってスルッと降りられます。
反面、おしりの位置が前にズレやすいかもしれない。

リアシート3リアシート4

ただね、最初からおしりを前に出して、ダランと座っても違和感ありません。

座面は前の方まで柔らかめ、切り返しの縫い目も気になりません。

ドアトリムは上位グレードと比較すると、ソフトパッドが省かれます。

スペース的な印象

プリウス(60系1800):リアシート2

足元、前後方向は思ったより余裕があります。ニースペースは先代プリウスから増したとことで、少しの差も印象的には好印象に繋がります。

リアシート5リアシート6

外から見て狭そうという先入観があると、より広く感じられると思う。

ボディサイドビュー頭上は、ヘッドレストに頭を預けると、ルーフが近いです。
ルーフ内張りは、ヘッドレスト前くらいまでが、大きくえぐられています。

ボディを横から見ると、リアシート乗員の頭ギリギリから下がります。

このプリウスで感じるのは、デザインコンシャスと思われつつも、いたるところで実用性が考えられているということ。

ぶっ飛んでいそうで、ぶっ飛んでいない。これは長所であり短所でも。
様々なユーザー層に支持されるクルマ作りを感じます。

内装:ラゲッジスペース

プリウス(60系1800):ラゲッジスペース

プリウスのラゲッジスペース。1800ccモデルでは、12Vバッテリーがエンジンルームに位置しているため、作りが多少異なります(2000ccモデルはラゲッジ右側)。

ラゲッジスペース1

ラゲッジ狭い!といわれても、さすがにCセグクラス。

上に積み上げるように使わなければ、ちょうどいいスペースがあります。

これより広いDセグクラスになると、奥に入ってしまった荷物が取り出しにくい、なんてことが起きてきます。

パタンと締まりやすい

ラゲッジスペース2ハッチは手の支えを離すだけで、パタン!と締まります。

ヒンジと支えの位置関係からかな、普通のハッチバック車と同じ感覚だと、ドカン!と閉まってしまいます。

例えば車内に誰か座っているとき、ビックリしたり耳が不快なので、最後の方まで手でサポートしてあげるのが望ましい。

逆に誰もいなければ、ドカっと楽に素早く閉められます。

 

プリウス内装(メーター)夜プリウス内装(シート)

動画:グレード「X」と「G」の比較

当ページで取り上げているグレード「X」と2000ccモデルのグレード「G」。見た目の違いを中心とした比較です。

準備中です。

トヨタ プリウス

トヨタ

prius (プリウス)

  • 試乗グレード:“X”
  • 年式:2024年
  • 型式:zvw60
  • 新車価格:320万円

概要

  • 排気量:1800cc+モーター
  • エンジン型式:2ZR-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4600×1780×1420mm
  • 車重:1350kg
  • 発売時期:2023年1月〜
  • 車両価格:275万円〜
試乗レポ・ライター

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