間違いいっぱいの自動車選び。プリウス1800ccモデルの試乗レポート。
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トヨタ・プリウス「グレードX」1800ccエンジン搭載グレード。5代目60系、ZVW60型です。
プリウスのカタログ燃費、エンジン違いで差があります。2WDでのWLTCモード燃費。
けっこう違いがある!
筆者たちが1800ccモデルに乗ってみた理由の一つです。
以下全て、2名乗車で撮影用の機材を積んだ状態での燃費です。
2000ccモデルより4km/L優れる燃費性能。実際はどうだろう?
まずは何も考えずボケっと走った時の燃費。
距離77.3km走って、燃費28.3km/Lでした。
最近は感覚が変わってきて、これだけの燃費でも驚きません。むしろ車載燃費計が厳しくなった?と感じるくらい。
外気温は18〜20度。ハイブリッドにとって条件良い時期だと思います。
続いて加速感など確かめながら、レビューを意識しながら走ったとき。
距離19.2km走って、燃費20.3km/Lでした。
加速感を楽しみながらの燃費と考えたら上々です。
そして燃費を意識して走ったとき。深夜の幹線道路〜市街地。
距離40km走って、燃費31.6km/Lでした。
ドライブモードはノーマルモード。もっとも良い時点で35km/Lあたりが表示されていたので、上手に乗ればもっともっと伸ばせると思います。
ふとした瞬間、目にしたドライブ情報。
時間54分で、距離21.1km走って、EV走行比率は81%。燃費は29.2km/L。
低速走行が主体だったこともなり、EV走行比率は高いです。燃費は例えばアクアやヤリスで同じEV比率だったとすると、もっと良い燃費になりますから、EV走行比率は快適性の目安と捉える方があっているかもしれません。
2人のドライバーで燃費チェック!プリウスの加速感など楽しくレビューしながら、燃費をみています。前編後編の2部構成です。
そんなに低くなくて、低くも感じにくいプリウスのドラポジ。運転席からの視界は特別だけど、普通っぽさも確保されています。
まるでコクピット!ダッシュボード長く、Aピラーは傾斜し、メーターはヘッドアップ的。
でも、実用性が重視されたであろうヒップポイント。
特別な着座感と、快適な乗降性がミックスされています。
メインメーターはハンドルの上から見るタイプ。内から覗こうとすると、前は何も見えなくなります。F1マシンよりローポジション的w
様々な要素がバランスされている中で犠牲になっているのは、メーター視認性。ハンドルの位置と背もたれ角度、メーター下方の視認性。
ここを妥協の方向でセットしていく感じです。
新鮮で特別すぎるドラポジ。これが一般的になればまた違う、いやならないでしょ!それくらいのドラポジです。
低そうなプリウスのイメージからすると、着座位置はそこまで低くありません。低めではあるんだけど、低く感じさせる構造が効いています。
シートリフターを最も下げて座っても、ヒップポイント自体はほどほど。筆者的には普通くらい。
でも実際は、視界とかメーターその他の位置感覚で、体感的な低さは演出されます。
このあたりが、実用車として最低限の乗りやすさをキープしている部分かと。実用性と特別感のバランス。
乗り降りは見た目から想像するより楽。地べたを這っているような感覚もありません。
運転席シートを最も下げた状態で、GR86の最も上げた状態と同じか高いくらい(数値上)。
お尻とかかとの段差はしっかりあり、足は伸ばすではなく下ろして座る感覚。またペダルを踏むのも「奥へ」というよりは「下へ」という感覚。
インパネの高さは、骨格や配管などプラットフォームに依存する部分と考えられますから、プリウスのヒップポイントだけ極端に下げるというわけにはいかないのでしょう。
この状態でシートだけ下げたら、それこそユーザーを限定するクルマになってしまいます。
いやすでにユーザー限定しそうな気も...車両感覚という面でね。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
決め手になるほどじゃないような、試乗して感じた小さな長所短所。その1。
スマホ置き場は、カップホルダーの奥と、シフトセレクターの脇、少なくても2箇所はあります。
手前側は、取りやすいし置きやすいしラクです。長距離走行する時は、奥に置いたほうが、パタパタしなくていいかもしれない。
小物置き場の数は、実用性と質感のトレードオフ。
クルマの性格考えれば、小物入れは少ないほうがしっくり来るけど...。
という事もあってか、隠された収納スペース。
トヨタ車で使われる手法だけど、プリウスでは蓋が取り外せます。
なにか活用方法があるのかもしれない。
リアのドアオープンは電動でポコンと飛び出るタイプ。ラッチ式などと呼ばれます。
万が一、リアドアが開かないときは、写真の場所をグッと深く押してください。
奥まで押す必要があるので、女性の方でしたら多分、全力です。
電動だから、信頼性はメカニカル式より劣るイメージ。カッコいいけど故障の不安がつきまとう。
筆者も電動のフューエルリッドが開かなくなったり、パワーウインドウが上がらなくなったり、チルト&テレスコが下がりっぱなしになったり、経験あります。
どうでもいいネタ!
フロントガラス下のカウルトップ部に、トヨタからのメッセージ!
大きな文字で「ハイブリッドリボーン」と入ってる。
こんなのどうでもいいんだけど、商品に会社の心構えを書かないでw
どちらかといえばネガティブな、微妙ですがネガティブな小ネタを数点、動画にしました。
単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。
特別なボディデザインそして、これだけ特別なハイブリッド車が275万円で選べる!それだけでとても魅力的!
同価格帯で選べるモデルってなんだろう?そう考えるだけでこのプリウスの凄さがわかる。
乗り味でいえば2000ccエンジンを搭載するグレードGの方がよく感じるけど、装備面で特別劣っているわけじゃない。
扱いとしてはビジネスグレードとなっているけど、個人でもオーダーできるらしい。ご興味持たれましたらディーラーでご確認ください。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。