自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

カローラツーリング試乗「1」
乗り心地印象(前後シート)

間違いいっぱいの自動車選び。カローラツーリング。マイナーチェンジで登場した1500ccモデル。

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「乗り心地印象(前後シート)と特徴概要」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:233万円
  • デビュー年:2019年10月〜
カローラツーリング・内装インパネカローラツーリング・内装メーター

トヨタ・カローラツーリング(2023年式MZEA17W)マイナーチェンジ後の1500ccエンジン搭載車。ガソリンモデルの試乗レポートです。
車両形式は、末尾にWがつくとワゴン、つかないとセダンです。


  1. カローラツーリング「1」特徴と乗り心地
  2. カローラツーリング「2」エンジン質感・燃費
  3. カローラツーリング「3」ハンドリング・静粛性
  4. カローラツーリング「4」内装(フロント)
  5. カローラツーリング「5」 内装(リアシート)

関連ページ

  1. カローラクロス(ガソリン)試乗感
  2. カローラクロス(ハイブリッド)試乗感

試乗車概要:カローラツーリング

カローラツーリング:ボディデザイン・フロント斜め

2022年10月に行われたマイナーチェンジで、ガソリンモデルの主力エンジンは1500ccになりました。ヤリスなどと同型式のM15A型。3気筒1500ccです。

スタイリッシュ!同時に、高い経済性

内装(夜間)運転席カタログ燃費は19.0km/L(WLTCモード燃費)と良好で、ミドルクラスでありつつコンパクトクラス並の燃費性能をもちます。

また価格も、全長4500mmとミドルクラスでありながら、210万円スタート。燃費も価格もお得感高いモデルです。

ボディデザインは細くそして鋭角的にデザインされるフロントマスク、上部が絞られて美しさを感じさせるリアクォーター。
価格から想像するよりも全然立派です。

試乗したカローラツーリング

ボディデザイン01

試乗車は2023年式のカローラツーリング。グレードは「ガソリン・G」
オドメーターが示す総走行距離は20000km。

グレード「G」は、中間グレードで、233万円です。

LEDヘッドライト、本革ステアリング、電動パーキングブレーキなど最低限欲しいと思われる装備はだいたい標準装備。ディスプレイオーディオも標準で、へいトヨタ!も使えます。

このクラスの中間グレードとして欲しいと感じたのは、ブランドスポットモニターくらい。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

特徴概要

カローラツーリング:フロントマスク

シェア高く基準的なトヨタ車、そのラインナップ中でも最も基準的な、トヨタを代表する車種がカローラ。
世界の累計販売をVWゴルフと争う、多数からの支持を取り込むべき使命の元、開発されたであろうモデルです。

多くのユーザーが快適、走りやすいと感じそう

ボディサイド乗ればホントにそれを思います。
あちこちが中間的にバランスされ、多くのユーザーに好まれそうな乗り味

どれだけ走りが進化しても、バランスはしっかり一般的なお客様向け。

クルマ好きをターゲットにしたようなモデルではなく、様々なユーザーを抱えるトップメーカーの、できる限り幅広くユーザーを狙ったクルマ。性能ではなくバランスとしてね。

ボディ斜め前ボディ斜め後ろ

運転好き基準で言えばダイレクト感が抑えられたマイルドなクルマ。でも丁寧に、しっかり煮詰められたであろうバランス
そしてトヨタ車らしさは十分だから、長年のトヨタ車ユーザーから不満の出なそうなお味です。

どこからそれを感じるか?本文でじっくり!

試乗:乗り心地(フロントシート)

カローラツーリング:ステアリング

カローラツーリングの魅力をひとつ上げるとすれば、筆者はフロントシートでの乗り心地を上げたい。柔らかくも上下動が抑えられ、小さな領域の中で衝撃を吸収してくれています。

多くの方に好まれそうな乗り心地

上下のストローク量は大きすぎず、小さすぎず。サスペンションの全体的な剛性は硬すぎず、柔らかすぎず
さらに大きく動かない領域で衝撃をシャットアウトしているから、多くの方に好まれるであろう乗り心地と思えます。

リアシャシー1リアシャシー・トーションビーム

シャシーの緩衝材として使われるゴムや、タイヤ。もしかしたらボディの構造用接着剤。それからダンパーの初期減衰力。こうした部分の柔らかさで、小さな上下動の中で柔らかな乗り心地が感じられます。

デメリット(後述)も感じるけど、フラット感高く、衝撃も抑えてくれる。滑らかさだって感じられて。良い乗り心地と感じます。

反面、気になる時も目立つ

フロントタイヤサスペンションの動きを感じる柔らかさと比較すると、体だけプカプカしているような印象にも繋がります。

シートが特別柔らかいとかではないんだけど、どこかそうした、曖昧なフワフワ感。クルマとの一体感が低いとも言えるかな。

筆者としては助手席に乗るなら好ましい乗り心地。運転するならもっと一体感を望みたくなります。

静粛性も高い!

カローラツーリングのフロントシートは静粛性が高く感じられ、3気筒エンジンのネガティブさも、感じにくいです。
特に自車が発するノイズはしっかりカットしてくれています。詳しくは後述します。

試乗:乗り心地(リアシート)

カローラツーリング:リアエンブレム

リアシートの乗り心地も、フロントシートと傾向は一緒。ストローク感の小さい中で、衝撃はカットしてくれるタイプ
ただ、前席よりはザラザラやゴロゴロが目立ちます

前席より、気持ちハード

ワゴンボディということもあり、リアサスはそこまで柔らかくはないです。少し沈んだところで硬さを感じる乗り心地。

リアシート1リアシート2

動き始めがソフトだからアタリは柔らかいんだけど、もう少しストロークしてくれたらな、という気持ちになります。

カローラツーリングはワゴンボディということで、重量物を積載することまで考えられているのでしょう。最近のトヨタ車でいうとリアサスが固めなバランスです。

シートの作りがスポーティ路線

ソフトタッチでダイレクト感を抑え、万人受けする方向でまとまりを感じるカローラツーリング。

なんだけど、リアシートの作りはスポーティー的です。見た目ではそう見えないんだけどね。

リアシート3

お尻の部分に対して、サイドの盛り上がりは固く、スポッと収まる着座感。また座面先端は盛り上がっていて、クッションは固い

長距離長時間なら体が安定されるでしょうし、短時間低速走行なら、路面のザラつきが目立ちます。


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

カローラツーリング・内装(昼)カローラツーリング・内装(夜)

動画:カローラツーリング試乗レビュー

走行フィールから内装までまとめた総合レビューです。細かくはテーマ別の動画をアップしています。

カローラツーリング総合レビュー

カローラツーリング

トヨタ

COROLLA TOURING (ツーリング)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:MZEA17W
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:233万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:M15A-FKS

その他概要

  • 車重:1280kg
  • ボディサイズ:4495×1745×1460mm
  • 発売開始:2019年10月
試乗レポ・ライター

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適合バッテリー

カローラツーリング

MZEA17 - M15A 1500cc 2019年〜

 
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比較評価
エンジン質感 5段階評価

さすがミドルクラス!3気筒小排気量のネガを感じにくい作り。

駆動系質感 5段階評価

CVTがコンフォート的な変速特性。だけどギクシャクするし加速時はラグに繋がる。

足回り質感 5段階評価

動きすぎず、柔らかすぎず、衝撃はカット。かわりにダイレクト感は薄い。

内装質感 5段階評価

よく見れば凝った造形。ビジネスライクな内装色がカローラのポジションを表す。

外装質感 5段階評価

始めてみた時、これがカローラ!?と思いました。リア上部が絞られる軽快なワゴン。

お買い得度 5段階評価

マイナー前ほどじゃないけど高いお得感。







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自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。

特徴を明確に!写真もできる限り!

評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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