自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

カローラツーリング試乗「4」
内装・フロントシート解説

間違いいっぱいの自動車選び。カローラツーリング。マイナーチェンジで登場した1500ccモデル。

4ページ目です。

「内装、運転席と助手席の質感や使い勝手」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:233万円
  • デビュー年:2019年10月〜
カローラツーリング・内装インパネカローラツーリング・内装メーター

トヨタ・カローラツーリング(2023年式MZEA17)マイナーチェンジ後の1500ccエンジン搭載車。ガソリンモデルの試乗レポートです。


  1. カローラツーリング「1」特徴と乗り心地
  2. カローラツーリング「2」エンジン質感・燃費
  3. カローラツーリング「3」ハンドリング・静粛性
  4. カローラツーリング「4」内装(フロント)
  5. カローラツーリング「5」 内装(リアシート)

関連ページ

  1. カローラクロス(ガソリン1800cc)試乗感
  2. カローラクロス(ハイブリッド)試乗感

内装:インパネなどフロントシート周辺

カローラツーリング:内装インパネ1

カローラツーリングの内装、インパネなどフロントシート周辺について。グレードは「G」です。

天地方向に深みのある造形

カローラの内装を見て、特徴的だね!と感じるのは上下のアップダウンが強調され、ダイナミックに造形されている点

内装01内装02

例えばドア内装。肘を置く部分は前下がり、その上のパーティションは後ろ下がり、シルバーが入るグリップ部分はラウンド。

センターコンソールは前方が高く、後方が低い。

内装03内装04

センタークラスターから助手席前も、外側に行くに従って、切り上がっているかのように見える形状。

インパネからドアトリムまで内装全体で、上下方向の立体感を強調、統一感あります。

カップホルダーとシフトセレクターの関係

センタークラスターのカップホルダーは低く、シフトセレクターなど前方は少し高く。ドリンクを置いていても操作の邪魔になりにくいという利点も感じました。

内装05内装06

カップコーヒーを置いたら、ドライバーからすると遠くて低いかな、という感じでしたので、助手席に座ったらぜひ、後ろ側に置いて、前側はゆずってあげてください。
ちょっとした気配りでドライバーはニコニコになれます。

内装素材感と内装色

インパネ内装は、面積大きなパネルにはソフトパッドが貼られ、ステッチも入るからお金と手間はかかってそう
でも、薄いグレーの色合いによって質感高いとは感じにくい。グレーは汚れやホコリが目立ちにくかったり、無難という印象に繋がります。

カローラはビジネスでも使われるでしょうし、クルマのキャラクターに合わされているのかな。
筆者の感想だと、もったいない!なんて思っちゃいます。

シートの形状がイイ!

カローラツーリング:内装フロントシート

カローラツーリングのフロントシート、形状が良いです!

背もたれ(シートバック)はカローラのイメージからするとタイト。そして下の方が盛り上がっていて、腰のあたりが密着しやすい

内装07シート背もたれと体の接地面積、そして硬さは、クルマの挙動の掴みやすさに影響しますから、ここは重要です。

実際は足回りのゴムがプニュっとしている様子なので、そこまでではないですが、気持ちよく座れます。

また座面(英語でシート)は、サイドサポートが低めなので乗り降りの邪魔になりません
盛り上がっている方が雰囲気は良いのですが、実際にお尻が滑り落ちそうになるのは、サーキットでハイグリップタイヤを履いて高Gを発揮させたときくらい。日常ならばこの方が気楽です。

ナビモニターとエアコン操作パネル

ナビ(ディスプレイオーディオ)はこのグレード標準のタイプですと、邪魔になるサイズとは感じませんでした。幅のあるフチはなんでって思いますが、諸事情あるのでしょう。

内装08内装09

エアコン操作パネルはわかりやすい位置に「AUTO」があって、そのすぐ下に「OFF」。直感的です。
写真だと見づらいので、よろしければ動画をご覧ください。

カローラツーリングの場合、上級グレードですと「エアクリーンモニター」という機能があります。
カラフルな色合いのバーが追加され、表示も明るく立派に。

アームレストとブレーキホールド

コンソールは低く開放的に抑えられ、シフトセレクターの近い位置も近い。そしてその後ろにドリンクホルダーがくるから、アームレストは遠慮させれたかたち。

短くて小ぶり。もっと前まで長いほうが立派です。
ただこれでも、コンソールからの盛り上がりは大きいですし、ドリンクホルダー後ろ側はとりにくいくらいにキツキツ。ミリ単位で詰められたのでしょうけれどもね。

内装10内装11

右の写真は、ブレーキのオートホールドと電動パーキングブレーキのスイッチ

トヨタ車全般でそうですが、スイッチにインジケーターがありません。これはクラウンでも一緒。

操作の時は手元を見るでしょうし、ブレーキホールドは乗るたびにOnにする必要があります。メーター内の表示だけだとちょっと不親切。

アイドリングストップが標準で、乗るたびにOffにしていた時代、メーター内に表示されるといっても切り忘れる時がありました。あれどっちだっけ?という時も。

こっちは危険にも繋がるでしょうから、ぼぉっとしている時のフォローに、合わせて無駄なことに使う頭を少しでも、軽減してくれたらなと思います。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:ステアリングとメーター

カローラツーリング:ステアリングとメーター

オーソドックスなメインメーターとステアリングスイッチ。

メインメーター

メインメーター

メインメーターは中間グレードの「G」ですと、アナログ2眼式+小ぶりな液晶表示部

ヤリスなどと近い作りなので、非常にベーシック。でもベーシックだからこそ、使い勝手に困ることなく、直感的です。

oddメーターやtripメーターの切替/リセットは、メーターから飛び出るプッシュスイッチで行います。
燃費計のリセットはステアリングスイッチ。

ステアリングスイッチ

ステアリングスイッチ左手側は、上下左右の選択と決定/戻る、へいトヨタの呼び出しスイッチもあります。

ステアリング左ステアリング右

右手側はACC(クルーズコントロール)関連がメイン。

クルーズOnのスイッチが独立していて、また速度を上げるスイッチでもOnにできました(RESと表示される)。

機能は微妙に異なるようで、でも走行中はこちらでもクルーズセットできました。

その他、レーダークルーズと通常クルーズの切替も可能です。前走車の速度調整によっては通常クルーズの方が快適です。

また体感的に、雨天時やうす暗い状況ですと、通常クルーズのみ使える感覚でした。

内装:助手席

カローラツーリング:内装助手席

カローラツーリングの助手席側内装。

後ろまで下がるフロントシート

フロントシートは、後ろまで大きく下がります。どれくらいかといえば、リアシートに人が乗れないくらい下がる
クルマって多くが1人か2人で走っていると言われるから、それに合ったデザインだと思います。

助手席1助手席2

シートが後ろに下がれば、足元が余裕なのと、顔の前のスペースも広がります。

これだったら座面をもう少し下げてくれたら、頭上にも余裕が生まれそうだけど、乗降性の関係もあるのかな。

ドア内装とBピラー内装

ドアトリム(ドアの内張り)は伸びやかなラインが目立ち、腕を置く部分は前下がりとダイナミック。素材感はそれなりだけど、大味さを感じさせないのがいいです。

助手席3助手席4

右の写真、リアシートからBピラー内装を撮影したもの。助手席乗員の肘の部分が凹んでいます

シートが後ろまで下がるクルマって、横幅に余裕がないと肘がキツくなりがち。

カローラツーリングではそれを感じなかったけど、プリウスでは肘がきつかったので、こうした作りは本当に必要な他車で生かされてると思います。

プリウスも凹みはあります。それでも肘は、少しきつかったです。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

カローラツーリング・内装(昼)カローラツーリング・内装(夜)

動画:カローラツーリングの内装

内装の質感や使い勝手など、動画でまとめています。

カローラツーリング・内装質感と使い勝手

カローラツーリング

トヨタ

COROLLA TOURING (ツーリング)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:MZEA17W
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:233万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:M15A-FKS

その他概要

  • 車重:1280kg
  • ボディサイズ:4495×1745×1460mm
  • 発売開始:2019年10月
試乗レポ・ライター

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