間違いいっぱいの自動車選び。カローラツーリング。マイナーチェンジで登場した1500ccモデル。
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トヨタ・カローラツーリング(2023年式MZEA17)マイナーチェンジ後の1500ccエンジン搭載車。ガソリンモデルの試乗レポートです。
カローラツーリングの内装、インパネなどフロントシート周辺について。グレードは「G」です。
カローラの内装を見て、特徴的だね!と感じるのは上下のアップダウンが強調され、ダイナミックに造形されている点。
例えばドア内装。肘を置く部分は前下がり、その上のパーティションは後ろ下がり、シルバーが入るグリップ部分はラウンド。
センターコンソールは前方が高く、後方が低い。
センタークラスターから助手席前も、外側に行くに従って、切り上がっているかのように見える形状。
インパネからドアトリムまで内装全体で、上下方向の立体感を強調、統一感あります。
センタークラスターのカップホルダーは低く、シフトセレクターなど前方は少し高く。ドリンクを置いていても操作の邪魔になりにくいという利点も感じました。
カップコーヒーを置いたら、ドライバーからすると遠くて低いかな、という感じでしたので、助手席に座ったらぜひ、後ろ側に置いて、前側はゆずってあげてください。
ちょっとした気配りでドライバーはニコニコになれます。
インパネ内装は、面積大きなパネルにはソフトパッドが貼られ、ステッチも入るからお金と手間はかかってそう。
でも、薄いグレーの色合いによって質感高いとは感じにくい。グレーは汚れやホコリが目立ちにくかったり、無難という印象に繋がります。
カローラはビジネスでも使われるでしょうし、クルマのキャラクターに合わされているのかな。
筆者の感想だと、もったいない!なんて思っちゃいます。
カローラツーリングのフロントシート、形状が良いです!
背もたれ(シートバック)はカローラのイメージからするとタイト。そして下の方が盛り上がっていて、腰のあたりが密着しやすい。
背もたれと体の接地面積、そして硬さは、クルマの挙動の掴みやすさに影響しますから、ここは重要です。
実際は足回りのゴムがプニュっとしている様子なので、そこまでではないですが、気持ちよく座れます。
また座面(英語でシート)は、サイドサポートが低めなので乗り降りの邪魔になりません。
盛り上がっている方が雰囲気は良いのですが、実際にお尻が滑り落ちそうになるのは、サーキットでハイグリップタイヤを履いて高Gを発揮させたときくらい。日常ならばこの方が気楽です。
ナビ(ディスプレイオーディオ)はこのグレード標準のタイプですと、邪魔になるサイズとは感じませんでした。幅のあるフチはなんでって思いますが、諸事情あるのでしょう。
エアコン操作パネルはわかりやすい位置に「AUTO」があって、そのすぐ下に「OFF」。直感的です。
写真だと見づらいので、よろしければ動画をご覧ください。
カローラツーリングの場合、上級グレードですと「エアクリーンモニター」という機能があります。
カラフルな色合いのバーが追加され、表示も明るく立派に。
コンソールは低く開放的に抑えられ、シフトセレクターの近い位置も近い。そしてその後ろにドリンクホルダーがくるから、アームレストは遠慮させれたかたち。
短くて小ぶり。もっと前まで長いほうが立派です。
ただこれでも、コンソールからの盛り上がりは大きいですし、ドリンクホルダー後ろ側はとりにくいくらいにキツキツ。ミリ単位で詰められたのでしょうけれどもね。
右の写真は、ブレーキのオートホールドと電動パーキングブレーキのスイッチ。
トヨタ車全般でそうですが、スイッチにインジケーターがありません。これはクラウンでも一緒。
操作の時は手元を見るでしょうし、ブレーキホールドは乗るたびにOnにする必要があります。メーター内の表示だけだとちょっと不親切。
アイドリングストップが標準で、乗るたびにOffにしていた時代、メーター内に表示されるといっても切り忘れる時がありました。あれどっちだっけ?という時も。
こっちは危険にも繋がるでしょうから、ぼぉっとしている時のフォローに、合わせて無駄なことに使う頭を少しでも、軽減してくれたらなと思います。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
オーソドックスなメインメーターとステアリングスイッチ。
メインメーターは中間グレードの「G」ですと、アナログ2眼式+小ぶりな液晶表示部。
ヤリスなどと近い作りなので、非常にベーシック。でもベーシックだからこそ、使い勝手に困ることなく、直感的です。
oddメーターやtripメーターの切替/リセットは、メーターから飛び出るプッシュスイッチで行います。
燃費計のリセットはステアリングスイッチ。
ステアリングスイッチ左手側は、上下左右の選択と決定/戻る、へいトヨタの呼び出しスイッチもあります。
右手側はACC(クルーズコントロール)関連がメイン。
クルーズOnのスイッチが独立していて、また速度を上げるスイッチでもOnにできました(RESと表示される)。
機能は微妙に異なるようで、でも走行中はこちらでもクルーズセットできました。
その他、レーダークルーズと通常クルーズの切替も可能です。前走車の速度調整によっては通常クルーズの方が快適です。
また体感的に、雨天時やうす暗い状況ですと、通常クルーズのみ使える感覚でした。
カローラツーリングの助手席側内装。
フロントシートは、後ろまで大きく下がります。どれくらいかといえば、リアシートに人が乗れないくらい下がる。
クルマって多くが1人か2人で走っていると言われるから、それに合ったデザインだと思います。
シートが後ろに下がれば、足元が余裕なのと、顔の前のスペースも広がります。
これだったら座面をもう少し下げてくれたら、頭上にも余裕が生まれそうだけど、乗降性の関係もあるのかな。
ドアトリム(ドアの内張り)は伸びやかなラインが目立ち、腕を置く部分は前下がりとダイナミック。素材感はそれなりだけど、大味さを感じさせないのがいいです。
右の写真、リアシートからBピラー内装を撮影したもの。助手席乗員の肘の部分が凹んでいます。
シートが後ろまで下がるクルマって、横幅に余裕がないと肘がキツくなりがち。
カローラツーリングではそれを感じなかったけど、プリウスでは肘がきつかったので、こうした作りは本当に必要な他車で生かされてると思います。
プリウスも凹みはあります。それでも肘は、少しきつかったです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。