自動車の・試乗レポート(日産)

2021年記事 日産ノート

日産ノート試乗「2」
ハンドリング・ステアフィール

間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートの試乗レポート。

2ページ目です!

「修正少なく上手くなったようなハンドリング」

日産
  • グレード:“S”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:203万円
  • デビュー年:2020年12月〜
ノートの内装インパネ1ノートの内装インパネ2・乗車時

試乗:ハンドリング

ノート・ハンドリング・運転席

地味に凄い!ノートのハンドリング。合わせてアクセルもブレーキも、唐突感なくて走行フィール全体がお上品です。

修正が少ないハンドリング

ハンドリング1

マイルドだけど反応は適度に良好。
日常での交差点から山道まで、修正舵の少なさにはびっくりしちゃいました。

ハンドルを回す量だけでなく回す速度などにも応えてくれて、丁寧に操作すればより滑らかにクルマは曲がります。

また筆者の乗り方だと、ハンドル戻すのも、道が真っ直ぐになったらハンドルも勝手に中心、みたいな感覚でした。

直進性も高い

ハンドリング2

この修正舵が少なくてすむハンドリングは、直進していても同じ傾向です。撮影してきた動画を見ても、修正が少ないです。

ベクタリングコントロールがされているのか、ハンドルを取られる感覚も小さいんですよね。

コンパクトカーとして考えても、それ以上と比較しても、これならいいよねと感じました。

その分、ちょっと豪快に走りたくなるような感覚は薄めです。
こうした部分を楽しさと捉えるのでしたら、ライズのターボエンジン搭載車ですとか、スイフトのベーシックグレードが良いかと思います。

滑らかに揺れにくく、走りやすい

ノート・ハンドリング・ステアリング

ハンドルが敏感すぎず、曖昧すぎず、尖ったところがありません
クイックで繊細なクルマも多いから、正確にはマイルドといった方が的確でしょうか。

ボディフロント多少ダランと運転しても挙動変化は落ち着いていて、スムーズに走りやすいです。

敏感とかダルいとかで表すと、そこまで締まってはいません。やっぱりマイルド。

地味で聞こえが悪いかもしれませんが、これが良いです!何も考えずにスィースィーっと気持ちよく曲がれます。

コンパクトで高性能、そこに価値あり!

ボディリアさらに、コンパクトボディで高性能だから、大きいクルマより滑らかな走行ラインで走れます。

急な部分を緩和できるので、なおさらスムーズ。

きっと同乗者も快適かと思います。

本革巻きステアリングが欲しい!

ハンドル表面のグリップ力でハンドリングの印象は変わります。けっこう大きく変わる傾向だと思うので、こうしたノートには本革ステアリングが欲しいです。

実際は上級の「X」でもオプション装備です。

元気よく操作すれば、クルマは揺れる

普通に走ってる分には左右の揺れは気にならないけど、ちょっと元気よくアクセル踏もうと思うと、それなりに揺れます。

フロントタイヤ1グラグラするわけじゃなくて、ジワッとですが、フロントサスペンションの少し抜けているところで、車体が動きます
アクセル全開ではリアサスがグッと縮みます。

ダンパーがちょっと伸びやすい感じで、アグレッシブに乗ろうとすると、アクセルOn-Offやハンドルで伸びたり縮んだり。

ここにワクワク感を感じれば良いですが、もっと減衰力が欲しいと感じたら、オーテックとかオーラとかニスモとか、味付けが変わっているかもしれませんね。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像は拡大します(横長画像など)。

運転感覚に惹かれたらこそ、ノート!

ノート・ボディデザイン

「S」が203万円、「X」が219万円。価格だけ見ると、高いけど許容範囲内。そうしたイメージを受けます。
でも装備は「X」でも最小限。これで良ければ良いんだけど、そんな装備内容です。

安くも買えるけど、普通は高くなりそう

欲しい装備はだいたいオプション

「S」には、スマートキーやLEDヘッドライトがオプション。「X」でも実用装備は似たような感じ。

リアタイヤプロパイロットは「X」に装着可能なので、「X」にプロパイロット、LEDヘッドライト、本皮ステアリングをつけると、オプション価格60万円。

筆者は初めてノート見た時、これならリーフかエクストレイル...なんて思っちゃいました。

小さくて立派は凄い事ですが、お金稼ぐのは大変、ですよね!

走行フィールに惹かれたらこその価格

フロントタイヤ2もしね、e-POWERだけしか特徴がなかったら、ノートの価格にはクエスチョンマークがいっぱい。
ヤリスHVやフィットHV、後出しでライバルに勝てない価格ですからね。

ノートはe-POWERにプラス、このハンドリングとかブレーキフィールとか、こうした車体の良さに惹かれたらこその価格だと思います。

筆者的には、「走りやすいと感じたら買い」「普通と感じたら見送り」だと思いました。

ボディ見切りと車両感覚

ノート・ボディリア

ボディの隅がわかればスペースをギリギリまで使えます。
タイヤの位置が感じやすければ、あらゆる走行が楽ちんです。

そんな、ボディ見切りと車両感覚の取りやすさについて。

左右のAピラー

ピラー1ピラー2

インパネ奥行きが長い割に、意外に近く感じるAピラー。思ったほど邪魔になりません。付け根はそれなりに前方といったくらいで、太さも細めです。

全く邪魔にならないわけじゃないけど、そこまで邪魔には感じませんでした。
左側を寄せるのも、なんとなく感覚が取れましたし、車両感覚は取りやすくはないけど許容範囲、くらいの印象です。

死角の少ないドアミラー周辺

ピラー3

市街地で効いてくるのはここの隙間。三角窓の周辺です。

ノートではドアミラーのフローティング構造がしっかり機能していて好印象です。
右タイヤの位置も感覚的に掴みやすいです。

多くのコンパクトカーで死角の大きかった場所ですが、こうした部分も徐々に進化していると思います。

前方/左前はカンで勝負

ピラー4ピラー5

前方は視認できないのでカンです。カメラを前に出してご覧の通り。

前方を寄せる時、ノートならパーキングサポートブレーキが使えます!滑らかでショックなく停止するので、ゆっくり寄せて自動で停止すると、けっこう良い位置まで寄れます。
寄る距離も設定可能です。

その他の特徴

ピラー6ピラー7

インパネの奥行きは長いです。実際より大きなクルマの感覚を得られますし、同じ長いにしても、一世代前の車種と比較すれば、車両感覚も取りやすくなっています。

好みも含め好ましいと感じたのは、ナビモニターのレイアウト

しっかり存在を主張してるのに、視覚的に邪魔になりませんし、圧迫感も最小限。欲いえば、パネルがつや消し処理だったら最高かも?試してみたいですね。

動画:ハンドリングと価格考察

修正が少ないと感じるノートのハンドリング。運転感覚は素晴らしいのですがすると、良ければ高いの?と疑問が湧いちゃいます

ハンドリングの印象と価格考察の動画です。こちらもよろしくお願いします!

ノートのメーター(夜)ノートのメーター

カクンとしにくいブレーキ

ワンペダルで減速して、
時速10kmになったらブレーキペダルに足乗せて、
停止したらグッと踏み込む。

ブレーキペダルこれだけで、何もなかったように停止して、ブレーキホールドで停止し続けます

ハイブリッドなのに神経質じゃないブレーキ。最高です。

2代目アクア等わかりませんが、ノートなら簡単に、カクンとしないブレーキがやりやすいです(ここ、動画にします)。

日産 ノート

ニッサン

NOTE (ノート)

  • グレード:“S”
  • 型式:E13
  • 年式:2021年式
  • システム:ハイブリッド
  • 車両価格:203万円

エンジン概要

  • 排気量:1200cc
  • エンジン型式:HR12DE

その他概要

  • ボディサイズ:4045×1695×1505mm
  • 車重:1220kg
  • 発売時期:2020年15月〜
  • 新車時価格帯:203万円〜
試乗レポ・ライター

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