間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートの試乗レポート。
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日産・ノート(グレードS・型式E13)e-POWERを搭載したノート。年式はシルバーが2021年式、ガンメタが2023年式です。
地味に凄い!ノートのハンドリング。合わせてアクセルもブレーキも、唐突感なくて走行フィール全体がお上品です。
マイルドだけど反応は適度に良好。
日常での交差点から山道まで、修正舵の少なさにはびっくりしちゃいました。
ハンドルを回す量だけでなく回す速度などにも応えてくれて、丁寧に操作すればより滑らかにクルマは曲がります。
また筆者の乗り方だと、ハンドル戻すのも、道が真っ直ぐになったらハンドルも勝手に中心、みたいな感覚でした。
この修正舵が少なくてすむハンドリングは、直進していても同じ傾向です。撮影してきた動画を見ても、修正が少ないです。
ベクタリングコントロールがされているのか、ハンドルを取られる感覚も小さいんですよね。
コンパクトカーとして考えても、それ以上と比較しても、これならいいよねと感じました。
その分、ちょっと豪快に走りたくなるような感覚は薄めです。
こうした部分を楽しさと捉えるのでしたら、ライズのターボエンジン搭載車ですとか、スイフトのベーシックグレードが良いかと思います。
ハンドルが敏感すぎず、曖昧すぎず、尖ったところがありません。
クイックで繊細なクルマも多いから、正確にはマイルドといった方が的確でしょうか。
多少ダランと運転しても挙動変化は落ち着いていて、スムーズに走りやすいです。
敏感とかダルいとかで表すと、そこまで締まってはいません。やっぱりマイルド。
地味で聞こえが悪いかもしれませんが、これが良いです!何も考えずにスィースィーっと気持ちよく曲がれます。
さらに、コンパクトボディで高性能だから、大きいクルマより滑らかな走行ラインで走れます。
急な部分を緩和できるので、なおさらスムーズ。
きっと同乗者も快適かと思います。
ハンドル表面のグリップ力でハンドリングの印象は変わります。けっこう大きく変わる傾向だと思うので、こうしたノートには本革ステアリングが欲しいです。
実際は上級の「X」でもオプション装備です。
普通に走ってる分には左右の揺れは気にならないけど、ちょっと元気よくアクセル踏もうと思うと、それなりに揺れます。
グラグラするわけじゃなくて、ジワッとですが、フロントサスペンションの少し抜けているところで、車体が動きます。
アクセル全開ではリアサスがグッと縮みます。
ダンパーがちょっと伸びやすい感じで、アグレッシブに乗ろうとすると、アクセルOn-Offやハンドルで伸びたり縮んだり。
ここにワクワク感を感じれば良いですが、もっと減衰力が欲しいと感じたら、オーテックとかオーラとかニスモとか、味付けが変わっているかもしれませんね。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像は拡大します(横長画像など)。
「S」が203万円、「X」が219万円。価格だけ見ると、高いけど許容範囲内。そうしたイメージを受けます。
でも装備は「X」でも最小限。これで良ければ良いんだけど、そんな装備内容です。
「S」には、スマートキーやLEDヘッドライトがオプション。「X」でも実用装備は似たような感じ。
プロパイロットは「X」に装着可能なので、「X」にプロパイロット、LEDヘッドライト、本皮ステアリングをつけると、オプション価格60万円。
筆者は初めてノート見た時、これならリーフかエクストレイル...なんて思っちゃいました。
小さくて立派は凄い事ですが、お金稼ぐのは大変、ですよね!
もしね、e-POWERだけしか特徴がなかったら、ノートの価格にはクエスチョンマークがいっぱい。
ヤリスHVやフィットHV、後出しでライバルに勝てない価格ですからね。
ノートはe-POWERにプラス、このハンドリングとかブレーキフィールとか、こうした車体の良さに惹かれたらこその価格だと思います。
筆者的には、「走りやすいと感じたら買い」「普通と感じたら見送り」だと思いました。
ボディの隅がわかればスペースをギリギリまで使えます。
タイヤの位置が感じやすければ、あらゆる走行が楽ちんです。
そんな、ボディ見切りと車両感覚の取りやすさについて。
インパネ奥行きが長い割に、意外に近く感じるAピラー。思ったほど邪魔になりません。付け根はそれなりに前方といったくらいで、太さも細めです。
全く邪魔にならないわけじゃないけど、そこまで邪魔には感じませんでした。
左側を寄せるのも、なんとなく感覚が取れましたし、車両感覚は取りやすくはないけど許容範囲、くらいの印象です。
市街地で効いてくるのはここの隙間。三角窓の周辺です。
ノートではドアミラーのフローティング構造がしっかり機能していて好印象です。
右タイヤの位置も感覚的に掴みやすいです。
多くのコンパクトカーで死角の大きかった場所ですが、こうした部分も徐々に進化していると思います。
前方は視認できないのでカンです。カメラを前に出してご覧の通り。
前方を寄せる時、ノートならパーキングサポートブレーキが使えます!滑らかでショックなく停止するので、ゆっくり寄せて自動で停止すると、けっこう良い位置まで寄れます。
寄る距離も設定可能です。
インパネの奥行きは長いです。実際より大きなクルマの感覚を得られますし、同じ長いにしても、一世代前の車種と比較すれば、車両感覚も取りやすくなっています。
好みも含め好ましいと感じたのは、ナビモニターのレイアウト。
しっかり存在を主張してるのに、視覚的に邪魔になりませんし、圧迫感も最小限。欲いえば、パネルがつや消し処理だったら最高かも?試してみたいですね。
修正が少ないと感じるノートのハンドリング。運転感覚は素晴らしいのですがすると、良ければ高いの?と疑問が湧いちゃいます。
ハンドリングの印象と価格考察の動画です。こちらもよろしくお願いします!
ワンペダルで減速して、
時速10kmになったらブレーキペダルに足乗せて、
停止したらグッと踏み込む。
これだけで、何もなかったように停止して、ブレーキホールドで停止し続けます。
ハイブリッドなのに神経質じゃないブレーキ。最高です。
2代目アクア等わかりませんが、ノートなら簡単に、カクンとしないブレーキがやりやすいです(ここ、動画にします)。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。