自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事 全7ページ

アクア試乗評価「4」
快感ペダルの燃費・乗り心地

間違いいっぱいの自動車選び。2代目アクアの試乗レビュー。

4ページ目です。

「乗り心地、静粛性、複数パターンでの燃費」

トヨタ
  • グレード:“X” 
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:209万円
  • デビュー年:2021年7月〜
アクアの内装1アクアの内装2

試乗時の参考燃費

アクア・夜間のインパネ

アクアに試乗時の参考燃費です。

エアコン使った昼間の燃費

外気温15度と高い昼間(3月です)。エアコン(冷房)を使って1日走った時の燃費です。

燃費1184km走って燃費32.8km/Lが表示されました。

1日走ってガソリン消費量6L弱。ガソリン代1000円といった感じが素晴らしいです。

平日夕方の渋滞中

平日の夕方4時30分〜7時30分。平均時速10km程度で渋滞する道を走行。

燃費2

28.6km走って燃費28.8km/Lが表示されました。

暖房使いながらの走行でした。

純ガソリン車だったら10km/L切るような渋滞中。ハイブリッドの威力を感じさせてくれるシチュエーションです。

テーマを定めた燃費チェック!

今回は快感ペダルを使用時、燃費が変わるのかを試してみました。
コースは一周。行きを快感ペダルモード、帰りをエコモードで走ります。

  1. (行き)パワーモード(快感ペダル)で走ります。
  2. (戻り)エコモードで走ります。

交通状況に左右されにくい、夜間に行っています。走行したコースは市街地です。コースは動画でご確認頂ければと存じます。

1.パワーモード(快感ペダル)

燃費3

PWR+モードにして快感ペダルを機能させます。

走行は「エアコンoffの暖房on、一般道を45分間で19.1km」走りました。

結果は、燃費35.0km/Lでした。

2.エコモード(快感ペダル機能しない)

燃費4

戻りはエコモード。燃費優先の走行がしやすいモードです。

エンジンの始動停止もアクセルで多少はコントロールできます。

かかった時間は44分。走行時間もほぼ揃えることができました。
そして結果、燃費35.7km/Lでした。

ドライバーがアクセルワークでコントロール。クルマ任せでなくて同じ様に加減速すれば、同じような燃費になるという結果だと思います。

燃費5

ただ、外気温が下がって4度が表示されてますので、条件は厳しくなっていると予想できます。

ハイブリッドは外気温による燃費差が大きいと感じています。

またこの時のEV比率は、行き戻り総合して82%。けっこう上手く運転できたと自分を褒めたいところですが、もうちょっと行けたはずだと反省してます。

走行時間は1時間29分という意味。行き45分、戻り44分。こっちは上手く合わせられたと自画自賛です。

※このEVは「Electric Vehicle」の略だと思われます。

おまけ.追加でチェック!

自分の頭の中では、燃費40km/Lを挟む攻防だと予想していました。

なのでちょっと煮え切らないモヤモヤがw

暖房OFFにして再チェック

ということで、暖房をOFFにしてもう少し走行してきました。

燃費6

30分で12.9km走って、表示された燃費は、40.6km/L

アクアの名誉のために、無事40km/L達成です!

ただこの燃費、普通に走って表示された燃費ではありません。

暖房OFFにしても、実はそこまで変わらないという感じでした。
なので運転を工夫し、全力エコ走行を行いました。

動画:アクア燃費比較 快感ペダルとエコモード

好き勝手に話しながら、でも燃費を意識しながら、燃費チェックしてみました。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:乗り心地の印象

アクア・メインメーター

アクアの乗り心地は良いです。何を基準にかといえば、現在良いと思っている4代目フィット。

フィットに近い乗り心地が確保されていて、条件によって勝ったり負けたりと良い勝負。ユーザーによっては同じかそれ以上に良いと、感じられると思います。

フロントシートの乗り心地

フロントタイヤTNGA以前のトヨタ車が持っていた良さが帰ってきたような、そんな乗り心地。
しかもワンランク上のレベルで良さで戻ってきた!

車体がレベルアップし、カチャカチャしたノイズは以前より少なく、重厚感さえ感じられる柔らかい乗り心地

2022年現在、多くの方におすすめしても不満を言われない乗り心地だと思います。
(多少はガチャガチャ鳴ります)

特に低速時の乗り心地が良好!

ボディデザイン・フロント斜めフロントシートでは低速時、時速40kmくらいまでフィットより柔らかく、タイヤの柔らかさが効いてます

あとダンパーの動き出しも抜けた感じで優しいです。

ブワ付きを感じなくもないけど、ものすごく揺れるわけじゃないですし、衝撃は小さいです。

速度が上がってきた時、もしくは入力が強い時はフィットの乗り心地が優れるという印象です。

リアシートの乗り心地

リアタイヤリアシートの乗り心地も良いです。

傾向はフロントシートと同じだけど、フィットはリアシートが跳ねやすくて動きが早い。そのためアクアのリアシートがよく感じる次第。

着座姿勢その他が惜しい!

リアシート着座姿勢やシート構造の部分でフィットに分があり、どっちが良いとは言いにくい部分。

アクアのリアシートは身長による違いというか、条件によって気になる部分があります。

着座感については別ページで触れます

試乗:静粛性の印象

アクア・エンジンフード

静粛性はちょっと低め。時速60kmを超えると、スカスカという感じで風切り音や外の音が気になります。

メインはエンジンノイズと振動

エンジンルーム風切り音などはアクアに限ったことじゃないので、仕方ありません。

低速時は気にならないですしね。

エンジン停止中

エンジン停止中、だいたいにして低速時ですが、この時は静かです。

多少は電子ノイズが聞こえてきますが、初代からすればもう天国。不満は感じませんでした。

エンジン始動中

アクア(とヤリスHV)で気になるのは、エンジン始動中。3気筒らしいエンジンノイズと豪快な振動です。

エンジンかかると、お願い止まって〜と、心の中で叫んでましたw

エンジンノイズは渋滞中など、周囲がうるさければ気にならず。寧ろ静粛性が低い分だけ、こもる低域も気になりません。

特に気になるのは振動

エンジンと振動振動は気になります

3気筒エンジンですので、間隔が広くて粒の大きな振動がブルンブルンとシートを振動させます。

以前の(初代アクア)とは異なる振動ですので、乗り換えでしたら試乗時にチェックしてみて下さい。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

アクア内装(夜間1)アクア内装(夜間2)

グレード「Z」で別ダンパー

ショックアブソーバー

最上級の「Z」だとフロントショックアブソーバーがランクアップするそう。

KYBのスイングバルブ付きダンパーみたいです。

このダンパーは微低速時の減衰力を発揮するタイプということですから、ブワつきが減ると予想します。

筆者がアクアで気になった点、減速時のノーズダイブも動き方が変化し、ブレーキが扱いやすくなる可能性もあります。

トヨタ アクア

トヨタ

aqua (アクア)

  • 試乗グレード:“X”
  • ミッション:電気式無段階
  • 年式:2021y
  • 型式:MXPK11
  • 新車価格:209万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4050×1695×1485mm
  • 車重:1120kg
  • 発売時期:2021年7月〜
  • 新車価格帯:198万円〜
試乗レポ・ライター

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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

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