間違いいっぱいの自動車選び。2代目アクアの試乗レビュー。
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トヨタ・アクア(2代目MXPK11)、2021年式グレード「X」です。
購入の決め手になるほどではないような、乗って感じた小さな長所短所。
シートベルトの付け根は、高さ調整はできません。
その代わり、首振り機構が隠れていてスッキリしています。
機能性とデザイン性と一長一短ですが、筆者は良いなって思いました。
ワンタッチウインカーとかオートリリースと呼ばれる機能。
ヤリスのこれは5回点滅して消えます。
筆者の使い方だと、5回は多いかな?と思いました。5回なら普通に出すよ、みたいなね。
間違えて出しちゃった時は、反対方向に動かすとすぐ消えます。逆に出ちゃうクルマもあるので、これは良いです。
写真はドア内側の握る部分。ここにステッチ風(フェイク・模造)の模様が施されます。
フェイクだから近くで見ると寂しい気分になっちゃうけど、ボヤッとしか見ない場所なら逆に好印象!
クルマによっては目立つ部分にステッチ風模様が入っているので、アクアでのこの使い方は上手だなと思いました。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
内容近くて価格も近いトヨタのヤリスハイブリッドと簡単比較。同じクルマかと思っていたらもう全然、しっかりキャラクター分けされていました。
デザインって設計という意味。クルマ的なデザインに違いを感じます。
アクアがリアシート優先、ヤリスがフロントシート優先。
ファミリー感強いアクア、プライベート感強いヤリス。
アクアはフロントシートで圧迫感を感じる反面、リアシートに余裕があります。
ヤリスは逆に、リアシートに圧迫感。というかちょっと狭いです。
アクアのほうが柔らかく重厚感もあります。ヤリスの方が硬くキビキビ。
またリアシートはどちらも乗り心地良いんですが、乗り味に違いがあります。
アクアは普通の感触で乗り心地良くて、ヤリスは足元がスルスル動いているような、TNGAっぽいフラット感。一口に良いといってもけっこうな違いを感じます。
ブレーキペダルのペダルタッチとかコントロール性は、2車共に、最も気になる部分。燃費良いトヨタ式ハイブリッドだから仕方なしと、妥協するしかない部分です。
柔らかいアクアは動きやすいので、より丁寧な操作が求められます。
ヤリスの方が硬く動きにくい関係から、想像と違った挙動になっても、ぴょこぴょこしにくいです。
アクアはゆったりラグジュアリーなハンドリング。特別なことはないですが普通に乗りやすいです。
ヤリスはキビキビ感があって、クルマの動きもわかりやすく、さらにはパワステに、クセっぽい気になる部分もあって、通好みのハンドリング。
市街地走行しかしないとしても、違いを感じるだけの差があります。
アクアはハイブリッドらしい先進的スタイル、ヤリスは伝統的なノーマルスタイル。
好みを除くと、位置的に好ましいのはアクアと感じました。
ドライブモードの切り替えも、アクアは見える位置にスイッチがレイアウトされているので使いやすいです。
シフトセレクターは乗車すれば必ず触れる部分ですので、違いは大きい一方、多分どちらも慣れちゃうと思います。
インパネで質感を感じるのはアクア。その代わり、ドアトリム(ドア内装)はそっけない。
ヤリスは、優先順位が低かったようなインパネ。代わりにドアトリムは凝った形状をしています。
敢えて差別化したような違いを感じなくはないですが、意外と面白い部分だと思いました。
なおドアトリムは、ヤリスがかっこいいですが握る場所を探しちゃったりします。
アクアはそっけなさを感じなくもないけど、実用性だったらアクアでしょう。
ドアミラー周辺とリアウインドーに違いがあります。
アクアはフローティング構造がハッキリで、ヤリスはボディについています。
リアウインドーは本文で触れた通り。目視のしやすさで考えたらヤリスです。
乗り心地、ハンドリングその他、走行に関する部分で印象が異なる点を動画にまとめました。
単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
ゆったり走行が気持ちよく、低速域で優れる乗り心地、さらに快感ペダルで話題を奪い、燃費は最高クラス!
またヤリスと比較すれば、同じ価格で上位クラスの雰囲気。アクアの魅力高いです。
気になるのはエンジン質感。ある程度は始動と停止をコントロールできるけど、始動したら気持ち良い雰囲気が台無し。そしてもっと気になるのはブレーキの感触と扱いやすさ。
ここが悩ましい部分だと思いました。2022年現在、ここ妥協できる方だったら魅力的な1台だと思いました。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。