自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事 全7ページ

アクア試乗評価「7」
ヤリスと比較、小さな長所短所

間違いいっぱいの自動車選び。2代目アクアの試乗レビュー。

7ページ目です。

「ヤリスと比較、小さな長所短所、評価総合」

トヨタ
  • グレード:“X” 
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:209万円
  • デビュー年:2021年7月〜
アクアの内装1アクアの内装2

小さな長所短所

アクア・ボディデザイン夜間

購入の決め手になるほどではないような、乗って感じた小さな長所短所。

スッキリしたシートベルトの付け根

シートベルト

シートベルトの付け根は、高さ調整はできません

その代わり、首振り機構が隠れていてスッキリしています。

機能性とデザイン性と一長一短ですが、筆者は良いなって思いました。

ワンタッチウインカーは5回点滅

ワンタッチウインカー

ワンタッチウインカーとかオートリリースと呼ばれる機能。
ヤリスのこれは5回点滅して消えます

筆者の使い方だと、5回は多いかな?と思いました。5回なら普通に出すよ、みたいなね。

間違えて出しちゃった時は、反対方向に動かすとすぐ消えます。逆に出ちゃうクルマもあるので、これは良いです。

模造のステッチは見えにくい部分に使用

ステッチ風の模様

写真はドア内側の握る部分。ここにステッチ風(フェイク・模造)の模様が施されます。

フェイクだから近くで見ると寂しい気分になっちゃうけど、ボヤッとしか見ない場所なら逆に好印象!

クルマによっては目立つ部分にステッチ風模様が入っているので、アクアでのこの使い方は上手だなと思いました。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

ヤリスHVと簡単比較

ヤリスハイブリッド

内容近くて価格も近いトヨタのヤリスハイブリッドと簡単比較。同じクルマかと思っていたらもう全然、しっかりキャラクター分けされていました。

1.デザインが異なります

デザインって設計という意味。クルマ的なデザインに違いを感じます。

アクアがリアシート優先、ヤリスがフロントシート優先。
ファミリー感強いアクア、プライベート感強いヤリス。

ボディデザイン・アクアボディデザイン・ヤリス

アクアはフロントシートで圧迫感を感じる反面、リアシートに余裕があります。
ヤリスは逆に、リアシートに圧迫感。というかちょっと狭いです。

2.乗り心地が異なります

アクアのほうが柔らかく重厚感もあります。ヤリスの方が硬くキビキビ。

またリアシートはどちらも乗り心地良いんですが、乗り味に違いがあります。

タイヤ・アクアタイヤ・ヤリス

アクアは普通の感触で乗り心地良くて、ヤリスは足元がスルスル動いているような、TNGAっぽいフラット感。一口に良いといってもけっこうな違いを感じます。

3.減速感が異なります

ブレーキペダルのペダルタッチとかコントロール性は、2車共に、最も気になる部分。燃費良いトヨタ式ハイブリッドだから仕方なしと、妥協するしかない部分です。

柔らかいアクアは動きやすいので、より丁寧な操作が求められます。

ヤリスの方が硬く動きにくい関係から、想像と違った挙動になっても、ぴょこぴょこしにくいです。

4.ハンドリングが異なります

アクアはゆったりラグジュアリーなハンドリング。特別なことはないですが普通に乗りやすいです。

ステアリング・アクアステアリング・ヤリス

ヤリスはキビキビ感があって、クルマの動きもわかりやすく、さらにはパワステに、クセっぽい気になる部分もあって、通好みのハンドリング。

市街地走行しかしないとしても、違いを感じるだけの差があります。

5.シフトセレクターが異なります

アクアはハイブリッドらしい先進的スタイル、ヤリスは伝統的なノーマルスタイル。

シフトセレクター・アクアシフトセレクター・ヤリス

好みを除くと、位置的に好ましいのはアクアと感じました。
ドライブモードの切り替えも、アクアは見える位置にスイッチがレイアウトされているので使いやすいです。

シフトセレクターは乗車すれば必ず触れる部分ですので、違いは大きい一方、多分どちらも慣れちゃうと思います。

6.内装が異なります

インパネで質感を感じるのはアクア。その代わり、ドアトリム(ドア内装)はそっけない。

ヤリスは、優先順位が低かったようなインパネ。代わりにドアトリムは凝った形状をしています。

インパネ内装・アクアインパネ内装・ヤリス

敢えて差別化したような違いを感じなくはないですが、意外と面白い部分だと思いました。

なおドアトリムは、ヤリスがかっこいいですが握る場所を探しちゃったりします。

ドア内張り・アクアドア内張り・ヤリス

アクアはそっけなさを感じなくもないけど、実用性だったらアクアでしょう。

7.視界に違いがあります

ドアミラー周辺とリアウインドーに違いがあります。

ドアミラー・アクアドアミラー・ヤリス

アクアはフローティング構造がハッキリで、ヤリスはボディについています。

リアウインドーは本文で触れた通り。目視のしやすさで考えたらヤリスです。

動画:アクアとヤリスの乗り味比較

乗り心地、ハンドリングその他、走行に関する部分で印象が異なる点を動画にまとめました。

アクアの特徴10秒チェック

アクア・ボディデザイン・斜め前

単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。

  • ゆったりした乗り心地とハンドリング。地味だけどクセなくどなたにも。
  • 低速時に優れる乗り心地は、ご近所向けにピッタリ。
  • 低速、ご近所、高い燃費性能とくれば、ガソリン入れるのは数ヶ月に1回程度。ガソリン劣化の方が心配。
  • ヤリスより上級車的な位置づけを感じる内装。
  • ヤリスより拡大されたリアシートスペース。
  • 室内は前後ともに開放感より圧迫感。
  • にぎやかで振動も目立つエンジン。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

アクア内装(夜間1)アクア内装(夜間2)

2代目アクア評価総合

アクア評価総合

ゆったり走行が気持ちよく、低速域で優れる乗り心地、さらに快感ペダルで話題を奪い、燃費は最高クラス!

またヤリスと比較すれば、同じ価格で上位クラスの雰囲気。アクアの魅力高いです。

気になるのはエンジン質感。ある程度は始動と停止をコントロールできるけど、始動したら気持ち良い雰囲気が台無し。そしてもっと気になるのはブレーキの感触と扱いやすさ

ここが悩ましい部分だと思いました。2022年現在、ここ妥協できる方だったら魅力的な1台だと思いました。

トヨタ アクア

トヨタ

aqua (アクア)

  • 試乗グレード:“X”
  • ミッション:電気式無段階
  • 年式:2021y
  • 型式:MXPK11
  • 新車価格:209万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4050×1695×1485mm
  • 車重:1120kg
  • 発売時期:2021年7月〜
  • 新車価格帯:198万円〜
試乗レポ・ライター

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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

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