自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事 全7ページ

アクア試乗評価「2」
ハイブリッドシステム印象

間違いいっぱいの自動車選び。2代目アクアの試乗レビュー。

当ページは2ページ目です。

「ワンペダルの名称は快感ペダル!印象など」

トヨタ
  • グレード:“X” 
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:209万円
  • デビュー年:2021年7月〜
アクアの内装1アクアの内装2

HVシステム:快感ペダル

アクア・シフトセレクター操作

話題の快感ペダル、いわゆるワンペダル走行が可能になる機能です。

印象的なネーミングで頭から離れない、優れたネーミング。言葉的に勝利を感じる、さすがトヨタ様!と思う名称です。

PWR+モードで快感ペダル

シフトセレクター快感ペダルは切り替えてOn-Offが可能ですが、独立してスイッチが用意されているわけではありません。

ドライブモードに連動していて、PWR+モードに切り替えると、快感ペダルが機能します。

快感ペダルは一言で言えば「トヨタのワンペダル」。アクセルペダルを戻すだけで強い減速力を発揮、というフレコミの機能。

ドライブモードは3種類

エコ、ノーマルにプラスしてパワーモード
パワーはアクアだとPWR+(パワープラス)になります。

それ以外のドライブモード、ノーマルモードだとスロットル特性がちょっと過敏に、エコモードはどの場面でも扱いやすいと感じました。

快感ペダル、使ってみた!

使ってみての感想はこんな感じ。

  1. 減速力はいわれてるほど強くない。
  2. pwrモードとセットなのがユーザーを選ぶ。
1つ目、 アクセルOFFでの減速力

インパネ・センタークラスターノートのワンペダルを知ってからだと、こんなもの?という感じでした。

MTでいえば、ノートが2速エンジンブレーキ、アクアが3速エンジンブレーキ、そんなイメージ。

率直に言って、もう少し減速力が強い方が、話題に見合った機能という印象。システム的にモーターが回生しきれないとかあるのかな?

2つ目、PWR+モードとセット

エンジンルーム1パワーモードとセットなので、アクセルを踏んだ時のスロットル特性も敏感になります。

嫌でもセット。どちらかだけは多分、選べないです。

アクアの快感ペダルは、スポーティ走行時にリズムを作るエンジンブレーキ、そんな目的で搭載された機能かなと思います。

ノートはエコモードでワンペダル

ノートはエコモードでワンペダルが有効に。似ているようで狙いは真逆ですね。

日産ノートノートがエネルギー回生のために必然だとすれば、アクアはアグレッシブに走るための付加機能。そんなイメージ。

このあたり面白いです。

エネルギー回生方法の違い、例えば協調ブレーキの有無による違いであるのかなって思いました。

Bレンジと快感ペダル

アクア・シフトセレクター夜

快感ペダルと同じく回生ブレーキが強まる「Bレンジ」。何が違うか試してみました。

エンジンルーム2

すると、Bレンジはエンジン始動して、エンジンの抵抗を利用して減速力を加える様子

Bレンジにしてアクセル離すと、エンジン始動します。

快感ペダルとBレンジを併用すると?

じゃあ快感ペダルとBレンジを併用したら?

これも、驚いちゃうほどの減速力は出ませんでした。さり気なくエンジンブレーキくらいの感覚です。

セレクターの操作性が進化

シフトセレクター操作には、重さとか抵抗がつけられました。今までの軽々しいフィールから一変、ずっしりした安心感ある操作性に。

細かいけど大きな進化だと思います。旧アクアはゲート式だったので他車と比べてです。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

HVシステム:加速など走行フィール

アクア・エンジンルーム

とにかく燃費優先!良くも悪くもいつもどおりの印象です。

力強い!でも、燃費優先!

エネルギーモニターやっぱりトヨタ式ハイブリッド(コンパクトクラス用)らしいところで、質より実用優先。

聞こえてくるノイズや振動を気にするなら、どうしてもそうした印象になります。

せっかく乗り心地の良いアクアなのに、ゆったりしたハンドリングが気持ち良いのに、エンジン始動しちゃったら台無し...。

良いけど悪い、そんな悩ましさ

ラグジュアリーな走行フィールが魅力だけど、このクラスでラグジュアリーというにはやっぱり難しいかなと思う次第。
エンジン始動時間こそ短いものの、低速時こそ音や振動が目立っちゃいますからね。

エンジンノイズは周囲がうるさければ気にならないけど、3気筒らしい振動はかなりのものです。

EV感(モーター感)強まった加速感

街中での加速感に限って言えばEV的、モーター的な感触は強まりました。エンジン停止のまま加速できる領域も広いです。

こうした部分は素直にHV良いね!と、魅力的です。

始動と停止をコントロールできる領域あり

ペダルレイアウト巡航中もわずかにアクセルを緩めればエンジン停止し、わずかに踏みましすればエンジン始動。

速度含めて条件揃っていれば、ドライバーがコントロールできます。

HVシステム:走行中のEV比率が高い!

アクア・シフトセレクター昼

エンジン始動しちゃったら質感は今ひとつ。その代わり、燃費性能は相当です。最高燃費を競うモデルとして特徴明確!清く気持ち良いです。

走行中のEV比率が高い!

暖房使わない状況でちょっとエコランすれば、80%はかたいなと。

EV走行比率ここでEVの持つ意味は、多分「Electric Vehicle」。EV比率80%ということは、電気自動車として走れた時間は80%ということですから、素晴らしすぎ!

EV比率はメーター内に表示されます。

 

ここでのEVって何?

EVは「Electrification Vehicle(モーター付き)」という意味で使われることもあるみたいです。

モーター付き自動車ってハイブリッド車のことでしょ?
ハイブリッドが「Electrification Vehicle」で、電気自動車が「Electric Vehicle」で、どちらもEV? 意味わかりません。

アクアでもヤリスでもヤリスクロスでも、数値が凄すぎて、何かからくりがあるんじゃないかと疑っちゃうほどw

でも時間なのか距離なのか、いづれ動画で検証してみます。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

アクア内装(夜間1)アクア内装(夜間2)

動画:ハイブリッドシステムの印象・質感

アクアのハイブリッドシステム、快感ペダルの話題や質感、加速感など動画にしています。

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運転感覚・走行感覚

トヨタ アクア

トヨタ

aqua (アクア)

  • 試乗グレード:“X”
  • ミッション:電気式無段階
  • 年式:2021y
  • 型式:MXPK11
  • 新車価格:209万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4050×1695×1485mm
  • 車重:1120kg
  • 発売時期:2021年7月〜
  • 新車価格帯:198万円〜
試乗レポ・ライター

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