ルーミー/自動車比較・試乗レポート

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2019年記事 トヨタ ルーミー
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

トヨタ ルーミー試乗「1」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。試乗レポートはトヨタ「ルーミー」、グレード「X-S」。車両形式はM900Aで2017年式です。

当ページは1ページ目です。「概要とエンジン質感」など掲載。

トヨタ
  • グレード:“X-S”
  • 年式:2017年式
  • 型式:M900A
  • 車両価格:約153万円
  • デビュー年:2016年11月
ルーミー内装1ルーミー内装2

内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

タンク、トール、ジャスティと多くの兄弟車が揃うコンパクトハイトワゴンです。


  1. ここ - ルーミー試乗「1-1」試乗詳細レポート
  2. 分割 - ルーミー試乗「1-2」快適性(乗り心地や静粛性)
  3. 分割 - ルーミー試乗「1-3」走行感覚(ハンドリングなど)
  4. 分割 - ルーミー試乗「1-4」内装(フロントシート)
  5. 分割 - ルーミー試乗「1-5」内装(リアシート)
  6. 分割 - ルーミー試乗「1-6」ラゲッジスペース
  7. 分割 - ルーミー試乗「1-7」燃費や評価総合

比較まとめ:2019コンパクトワゴン&ミニバン比較

試乗車概要:ルーミー

ルーミーのボディデザイン

ルーミーは軽自動車をちょっと大きくしたようなクルマ。トヨタ系ディーラーで販売されていますが、ダイハツ/トヨタのクルマと考えられます。
スライドドア系の軽自動車と近い価格帯で、より高い利便性と運転しやすさ、そして安全性も高くなった魅力的なクルマ。

だったら軽自動車より売れても良いんじゃない?って感じだけど、試乗すれば気になる点も目立ちました。完全に予想外のキャラクターにびっくりです。

兄弟車は4車種ラインナップ

ボディ・フロントラインナップ上の特徴として、OEMや兄弟車バリエーションの多さが上げられます。「タンク/ルーミー」「トール」「ジャスティ」と、なんと4車種がラインナップ

買う場所は自由に選べ、トヨタ・ダイハツ・スバルとお好みのエンブレムを選べます。
ボディデザイン細部だってお好みのタイプがあるでしょうし、金額的な条件面だって有利に交渉できるかもしれません。

試乗したルーミー

試乗したのは2017年式トヨタ・ルーミー。グレード「X-S」。車両価格は153万円で、ターボ付きグレードを除くと中心のグレードです。

オドメーターが示す走行距離は約30000km。試乗は2019年ですから、2年落ちの距離3万km、中古車でよくあるくらいの車体です。乗り心地や静粛性は多少なりとも劣化していると思います。

こんなルーミーのハンドル握って200km超。リアシートなど含めた試乗を行い、他車と比較し、印象をまとめました。

クルマのキャラクター

ボディ・フロント夜間

全長3700mmの全幅1670mm、軽自動車を一回り大きくしたボディサイズのルーミー。内装を見ても軽自動車の延長線上で、ウェイクが軽自動車の王様なら、ルーミーは差詰め大王様。

ウェイクやタントをより使いやすく、運転しやすく、余裕を増して魅力を高めたようなクルマ。

お値段もウェイクより安価なくらいで、「軽自動車って高いよね!」と感じる方にピッタリな一台です。

走りやすさ最優先!?

ボディ・リア斜めルーミーを試乗して感じる特徴は、快適性より運転しやすさを重視したのであろうというキャラクター。

エンジンは経済性最優先の3気筒1000cc。それでいて切りやすいハンドリングに扱いやすいブレーキ。こんなに走りやすいコンパクトって他にあったっけ?というレベルでハイレベル。

内装は最低限の質感で完全に質実剛健、快適性だって最低限。そこまでして走りやすさを高めたという部分に好印象を抱きます。

トヨタ/ダイハツというより最近のスズキ車らしいクルマです。

試乗:エンジンと加速感

エンジンルーム1エンジン型式は「1KR-FE」。比較的新しい世代の3気筒1000ccエンジン。バリエーションでターボ付きもあります。今回の試乗車はターボなしNAモデル。

エンジンの質感

経済性最優先なら我慢も仕方なし。軽自動車よりはマシだけど...そんな質感。

  • 軽自動車のエンジンよりは相当に滑らかでレスポンスも良好。
  • ダイハツの旧世代3気筒1000ccよりは嫌なノイズを出さない。
  • 排気量小さく負荷が高い時が多いから、ネガティブな部分が目立つ。
  • 初期10%くらいが過敏な特性。逆に奥30%は変化がない特性。

加速重視のギヤ比を使い、高い回転数で加速する場面が多いから、嫌な部分が目立つ。振動やノイズは豪快です。

ペダルレイアウトアンダーパワーだからかスロットル特性は早開き。丁寧に発進しないとグラっとリアが沈んで嫌な挙動が出る。ハンドルやブレーキが扱いやすいのにこれは惜しい!

ノイズはフロントシートではグォ〜とエンジンノイズが大きく、リアシートではボーボーボヘボヘとした排気ノイズが目立つ。特にリアシートでは巡航中でも3気筒らしいノイズが聞こえてくる。

絶対的な加速力や力強さ

エンジンルーム2筆者がルーミーを購入するなら、ターボ付きモデルを真剣に考慮する。このNAモデルだと、日常生活で困るくらいのパワー不足を感じちゃう。

自車1台で走行するなら問題ないけど、周囲にクルマが居る時はちょっと大変。例えばこんな時。

  • 上り坂の信号で停車した後の発進。特に右折しながら上り坂の時。
  • 流れが速く、信号も多い道での加速。

上り坂で停止すると、そこからの発進はアクセル全開。後ろのクルマに迷惑かけないようにと神経使えば、全開でも加速力は不足
またペースが良い道での発進加速では、周囲がスゥ〜っと加速する中で、自分はブォォォォンと一生懸命に加速。一瞬気を抜けば流れに合わせるのも大変だから疲れちゃう。

まとめると...

絶対的な加速力よりも低速低回転からの加速時にパワー不足を感じます。

この辺は1500ccエンジンのシエンタやフリードでも厳しいから、車重に対する排気量が重要な部分。そこに余裕を感じるキューブだったら、不足しないだけの加速をしてくれる。

試乗:ミッションの印象

シフトセレクター1ミッションはCVT。ほどほどにレスポンスよく、あまりショックも出さず、ノイズも気にならないCVTだから単体としての評価は良好。

でもやっぱり、エンジンパワーに余裕ないからミッションの特徴は目立たない。長所も短所もね。

試乗中、気になったのは1点。ギヤ比を上げるか下げるか迷うような挙動があった。

発進時に、滑らかに強い加速を・・・と、遅い速度でアクセルペダルを踏み込んでいくと、回転数が上がって下がって上がってという音が聞こえる。
慣れないとアレレってアクセルを緩めてしまいます。

メインメーターサブメーター・液晶表示部(夜間)

Sレンジ、Bレンジ

シフトセレクター2シフトセレクターの「D」から下に並ぶのは、「S」と「B」。どちらのポジションもDレンジより高い回転数を保つようになる。

「S」は、ルーミーでは機能は限定的。理由は絶対的なパワーが小さく、通常でも高めの回転数が使用されている。
例えばパソコンの省電力機能をオフにしてもパワーアップしないのと似ていて、常に全力だったらそれ以上にはならない。

「B」は教科書通り、エンジンブレーキが欲しい時は積極的に使いたいパターン。アクセルOFFでも回転数をキープしてくれる。

トヨタ ルーミー

トヨタ

ROOMY (ルーミー)

  • 試乗グレード:“X-S”
  • 型式:M900A
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約153万円

概要

  • 排気量:1000cc
  • エンジン型式:1KR-FE
  • 車重:1070kg
  • ボディサイズ:3700×1670×1735mm
  • 発売開始:2016年11月
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」「ヒラリー男爵」がお届けします
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ライバルと比較しての評価
動力質感 評価2

軽自動車の3気筒とは全然違う。でもその程度。

駆動系質感 評価2

低ショック低騒音、しかしロアパワーゆえに気になる部分も目立つ。

快適性 評価2

2の次です!そんな感じ。

足回りの質感 評価3

フラット感高く、マニア向けな質感はなかなか。

内装の質感 評価2

20年前の軽自動車?

外装の質感 評価1

実際より大きく見えて立派

運転しやすさ 評価5

ハンドルが切りやすい!ブレーキが踏みやすい!

お買い得度 評価4

軽自動車と比較すればお得とも。一方でシエンタクラスと比較すると厳しい





試乗や比較が難しい中古車購入時も、辛口の評価評論で!
相対評価を5段階比較で!

クルマ評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。明快な5段階評価を続けています。
エンジン質感、駆動系質感、足回り質感、内装質感、外装質感、快適性、コスパ

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