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トヨタ・ルーミー兄弟とスズキ・ソリオの比較。
同じボディタイプで価格も近い2台の比較です。
※2020年春・執筆。 著者・ヒラリー男爵
スライドドアのハイトワゴン「ルーミーとソリオの比較」
「車両価格170万円前後」の背が高いクルマ。トヨタのルーミー/タンク兄弟と、スズキのソリオです。
ルーミー(900系)X-S 1000cc
新車価格:約153万円(150万〜)
2列シート&スライドドア。ラインナップは幅広く、トール、ルーミー/タンク、ジャスティス4兄弟。予想外にドライバー優先の走行感覚。
レビュー!:ルーミー試乗レポート
ソリオ(26系)15X 1500cc
新車価格:約157万円(145万〜)
2列シート&スライドドア。高級軽自動車買うならぜひ比較したいソリオ。高いお得感と、ハイトボディなのに柔らかい乗り心地が魅力。
レビュー!:ソリオ試乗レポート
モデル・グレード | ルーミー | ソリオ |
---|---|---|
X-S | G | |
全長 | 3700mm | 3710mm |
全幅 | 1670mm | 1625mm |
全高 | 1735mm | 1745mm |
ホイールベース | 2490mm | mm |
車重 | 1070kg | 930kg |
タイヤ | 165/65R14 | - |
※外寸、車重などグレードによる違いやマイナーチェンジで異なる場合があります。
実用性を重視したクルマに期待したい事は、ボディ見切りの良さと車両感覚の取りやすさ。
最小回転半径がどうこうより、ボディ隅が視認できる、もしくは感覚を取りやすい。道幅をギリギリまで使えることが重要と考えます。
こうしたあたりが見切りと車両感覚。小さいクルマは運転がラクというイメージをそのまま具現化できていればベスト。
余計な神経使わず緊張しなければ、それこそが安全につながると信じています。
スクエアに見えるボディデザインからすると予想ほどじゃなかったけど、まずまず良好なのがルーミー。四角いボディに見えて、いうほど四角いわけじゃないんです。
これで文句言ったら贅沢かな?ちょっと惜しい。
ダッシュパネルは遠くまで広く、ボディ見切りに関しては劣る要因に。ボンネットは少しは見えるんだけど、ボディ形状から想像できるほどじゃありません。
ボディ先端や助手席側の寄せやすさ、タイヤ周辺の位置感覚の取りやすさ含め、挟路地の見切りはまずまずというレベル。
走行中は着座姿勢などから、ドアミラーの位置などに少し違和感。開放感高いルーミーはインパネから飛び出し感の強いドラポジです。
これによる長所はあるものの、ドラミラーは見下ろす形になって見やすさで劣ります。
また助手席ドアが小さい関係から、Bピラーの位置が気になります。それによって真横の視界が気になる場面もあります。
ソリオは、前から後ろまで一体感の強いボディデザインをした、ミニバンやコンパクトカーと同じような視界とボディ見切りです。
ボンネットは覗き込んでもほぼ見えず、インパネ上面がうねってる関係から、距離感もつかみにくいです。前方はカンで寄せて、カンで見切ります。
ただ、筆者の好みではナビゲーションモニターが飛び出ていないのが好きです。例えば夜間とか、眩しいモニターが気になって寄せにくい...という事がおきません。
同じようなボディデザインと車内スペースを持つ2台ですが、ドアミラーに関する考え方は、ルーミーと異なります。
ソリオのドアミラーは、一般的と思える高さにデザインされていて、見にくさがありません。大きさや形状も好ましいと思えるものです。
その代わり、視界の邪魔というかドアミラーが死角を作る場面もありました。
ルーミーとソリオ、似ているようでボディ見切りや視界にはけっこうな差があります。
では順位!ドアミラー位置には慣れる必要があるかもしれませんが、ルーミー優勢です。
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意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。