間違いいっぱいの自動車選び。ルーミー(2023年式)試乗レポート追記。
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2023年式の追記。トヨタ・ルーミー(2023年式グレードX)基本ページは(型式M900A)、グレード「X」です。
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2024年末に筆者たちは、2023年式ルーミーに試乗、その時に感じたルーミーの魅力です。
シートの質が良いです。前席のシートね。
固くなく、クッション性しっかり、サポートも感じられて体の位置を一定に保ってくれます。
シートサイズ的にはミニマムで、これはボディサイズ考えたら仕方ないですが、そのクッション性からボリューム感あるように感じられます。
「〇〇のために...」とか何かしらの売り込みで、違和感あって座りにくいシートってあります。もしくは馴染むまでに時間のかかるシート。
ルーミーのフロントシートは違和感なく座れるのがいい!座面も背もたれも、形状に変わった点なく、つまり何も考えずに座れます。
これはソリオと比較した時の感想。
前述の フロントシートとCVT質感はルーミーの勝ち。
ルーミーのCVTは滑らかというか、ギクシャク感の出にくいCVTです。マイルドで普通に乗っていれば良さを味わえる。
ゆっくり走行も丁寧なアクセルワークも、ラフな運転時にも、黒子に徹してくれます。
ルーミーのエンジンは1000cc。エンジン型式は「1KR-FE」ダイハツの3気筒エンジンです。
よく「重いから遅い」なんていわれますが、流石に660ccの軽自動車よりは速いです。
比較すれば車重で+300kg程度、排気量の差のほうが大きく、同じに加速するなら使用する回転数が低く、忙しなさがありません。
体感的にしっかり感じられる差です。
総合して日常での加速も、全開加速時も、上り坂でも、ルーミーの方が余裕があって力強い、合わせて速いとなります。
ルーミーにはターボ付きモデルも用意され、そんなに大きくない差額で1000ccターボ搭載車が選べます。
ターボは「G」「カスタム」に用意され、価格は207万円〜。お値段的な魅力はあります。
軽自動車より余裕があるパワーは、乗車人数にも関係してきます。リアシートは3人がけでヘッドレストも3つ。
ルーミーはボディ横幅が狭く(1670mm)、本当に3人座れるかはわかりません。でもスペック上は座れます。軽自動車はすべて2人がけです。
ルーミーのリアシートベルト、初見殺し的に一癖ありますので、後述します。
ルーミー(2023年式)の乗り心地印象など。
今回試乗したルーミーは、以前乗ったデビュー初期モデルほどの硬さを感じませんでした。良い部分も悪い部分も特長として、日常的と思える硬さです。
恐れずいえば常識的といってもいい硬さ。
質は低く、相変わらずガチャガチャなのは変わりません。サスペンションが柔らかくなっても、ブルブルガチャガチャなのは一緒。
ただ、マイルドで衝撃的な不快感は感じにくいです。
ですが、ブルブルし続ける、ぴょこぴょこし続ける、前後に揺れ続けるというのは、以前と一緒もしくはより目立つかもしれません。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
ルーミーの乗り心地、静粛性など快適性について
このあたりは現代の軽自動車との比較で考えても、多くが質的に上回ると思います。
ルーミーに質を求めたらやっぱり厳しいです。
生い立ちとかタイミングとか準備期間とか、さらにDNGAとか、事情があってラインナップされているのだろうと察します。
同時に、なかなか次期型にバトンタッチもできない事情もありそうです。
ルーミーは人気車だから、価格を上げずに質はもう少し、期待したいところ。内装も光沢パネルによるごまかしではなく、乗用車的な造形を望みます。
試乗したルーミーは少しタイヤの減りが感じられる状況で、静粛性は悪くありませんでした。フロントシートでソリオと同レベル。
リアシートでは特定の場面でコモリ音的に気になります。
交流電源が波を重ねて電圧を上げるように、特定周波数のプラス側の波が重なって重なってピークになって目立って不快。
難しくいえばこんなところ。路面のザラつきで苦手な路面だけ、厳しかったです。あとは普通と思える静粛性でした。
ルーミーのリアシート、左後ろの席に座ると、シートベルトが初見殺し的に掛けるのが難しいです。
間違えるとアラートがピーピー鳴り続けます。
筆者は一回エンジン切って再始動というのを2回もやっちゃいました。
理由は、左側シートのベルトキャッチと、センターのキャッチがクロスして付いているのが理由。
一瞬でも間違えて刺しちゃうと、正しく指し直してもピーピー鳴り続けます。
小ネタ的な内容と走行フィールを組み合わせた動画です。
準備中。
ルーミーの内装、特にインパネの質感、造形について。
デビューから数年が経過し、今も人気モデルのルーミー。ただし内装質感については大きな変更は見られず相変わらずです。
光沢パネルで覆われた上級グレードに試乗したこともありますが、基本は一緒。頑張ってハイトワゴンに仕立てたという点が、インパネからも見え隠れします。
でも、リアシートスペースその他で人気なのでしょう。見栄えより1円でも安いが正義という考えにピッタリともいえます。
最新最良だけがクルマじゃないよと、それを改めて思い出させてくれます。
今回試乗したルーミーのハンドリング、以前とは異なる印象を受けました。
以前は硬いゆえのシャキッと感、安定感、グイグイ切っていきたくなる要素がありました。
今回のルーミーでは、低速時に反応薄く、速度上げると神経質に取られる部分が出てきます。
時速にして80〜100km/h、ハンドルはグッと重くなり、直進性が悪くないように感じられます。
なのですが、たまに取られるときは、ピクッと動きが速いです。
こうした速度による反応の変化、コンパクトなクルマというのがあるのでしょう。
速度低く入力の小さい時から、ホイールベース短く本質的に直進が苦手な部分まで、全部バランスさせるには、クルマの質を上げるしかないのかもしれません。
感想としては直進が苦手というまでの印象はなく、むしろ中心はカッチリ固めたステアフィール。ただたまに、過敏もしくは神経質という一面が顔をだします。
2024年12月末に改良された、2025モデルのルーミーは、9インチディスプレイオーディオが標準。価格も20万円アップですが、それを納得させる内容で登場しています。
Apple CarPlay、Android Autoに対応で、ラジオとブルートゥース対応。パノラミックビューモニターも33000円のプラスで追加できます。
ルーミーのナビを調べると「スマホを接続してお使いください」と書いてあるだけで、ナビ機能を追加できるかがわかりません。
またルーミー・ライズ専用9インチディスプレイオーディオとのことですが、ライズのみベーシックナビを用意と記述されています。
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ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
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