間違いいっぱいの自動車選び。フィット(2019年式)の試乗レポート。
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ホンダ・フィット(3代目GP5)グレード「ハイブリッド無印」です。
洗練度は足りないけど常識的に悪くない、そんな乗り心地です。
なんでこんな言い方をするかといえば、初期モデルの「13G」と「RS」、1300ccと1500ccのガソリンモデルですが、どちらも不快感の強い乗り心地でした。
それと比較すればよほど良質!
熟成されたかハイブリッドに最適されているのか、少なくても筆者的には、違和感を感じるような乗り心地ではありません。
入力が小さい時は柔らかく、入力が強くなると固さを感じます。
都内など路面の良い道をゆっくり走っている分には衝撃を感じにくく、ガチャッというノイズが響いてくるくらい。悪くないです。
洗練度とか質感なんて言い出すと、それは贅沢ってものかも。
ペース上がってくると路面の継ぎ目でも、フロントサスペンションの動きにくさが出てきます。ガチャンと衝撃が伝わってきます。
ここはN-BOXなど軽自動車の上級車種の方が優れている場面もあります。
総合して同世代のコンパクトカーだとよくある感じです。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
良くはないけど走りにくいってほどじゃない。ハンドリングも乗り心地同様、デビュー初期のガソリンモデルと比較すれば、クセみたいな違和感は相当減っています。
これは、シャトルハイブリッドと比較してもそう。マイルドに調整されたステアフィールが良い方向に効いていると思います。
前述のとおりです。良いわけじゃないけど苦手が目立たず。センタータンク車で感じるクセっぽい感覚も薄いです。
ハンドル操作してからの反応は遅め。でもこれがいろいろオブラートに包んでくれている印象。
狭い山道では神経を使いますが、普通の道ならちょっと先読みを強め、前々からの操作を意識するだけ。走り慣れた道なら難しくないと思います。
今回は都内から山猿の出る山道まで試乗しましたが、そんな山道で走りにくかった程度です。
マイルドって悪い意味で使われることも多いですが、悪いわけじゃないと思います。
前述のように場所によってはデメリットを感じますが、好みを言わせて頂ければ、全然良いと思います。
経験則から、マイルド系の方がイヤな部分が目立たず、敏感系は車体が立派でないと何らしらイヤな部分が出てきます。
その中間でバランスされているクルマが好ましいな、とか感じています。
ベーシックグレードでの静粛性と、上位グレードでの静粛性予想など。
この時代のホンダ車らしい静粛性。平たく言えば同じ顔つきのホンダ車ってことね。
ノイズの音響特性として、低域は侵入し、中高域はカット。極端にいえば欧州車的な傾向を感じる周波数特性です。
筆者としては苦手な音質。疲れちゃいます。
遮音ガラスが使用されるであろう上位グレードを予想すると、この傾向がもっと強まると予想します。より上位なヴェゼルやオデッセイなどそうでした。
なので自分的には、ベーシックなフィットの方が優しいかなという印象です。
たまに始動するエンジン。場合によってはびっくりする音量がいきなり響きます。
このあたりはアクアやヤリスなどトヨタ系も一緒。でも音質は違います。
ガラガラした音も聞こえてくるんだけど、クォ〜ンと個性的な音質も響きます。お好きでしたらたまらないと思えそうな音質を奏でてくれます。
一般道の速度でも、風が渦巻くようなノイズが気になる時がありました。ドアミラーではなくもっとフロント周辺。
静かな路面の時に限るんだけど、ヒュルヒュルしたノイズが聞こえてきました。
これは個体差かもという前提の上で、メカニカルな金属的ノイズが聞こえてくる時がありました。
シチュエーションはやっぱり路面が良い時。ミッションかクラッチか、そうした感触のノイズです。敏感な方ですと気になるかも、くらいのノイズです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
ブレーキは、ペダルタッチは独特。扱いやすさは良好。細かいこと言わなければ文句ないブレーキです。
細かいこといえば、タッチはパンパンに張ったゴムまりを踏ん出るようで、電動ブレーキブースターを想像するタッチ。
同時にタッチがわずかに変わる時も、たまに感じます。
効き具合はリアブレーキも使ってくれて姿勢良好です!前のめりが少ない良さを感じます。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。