ZR-Vのマイナーチェンジ、2026年3月下旬の変更点や感想です。
賛否両論あるフロントマスクに、USホンダ顔のバリエーションが登場したり、googleビルトインナビに前面変更。そして値上げ。
総じて批判的な意見が圧倒的なマイナーチェンジです。そのあたりを見ていきましょう。
※2026年・執筆 この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
実際に試乗し、撮影しています。
ホンダ・ZR-V(RZ型)
新車価格:321万円~
最新記事では2025年登録のZR-V、ガソリンモデルを取り上げています。
1500ccターボエンジンを搭載し、低速時の静粛性に高い魅力を持つガソリンモデル。乗り心地だってよく言われるほど固くないです。フワッと伸びる優しさを持っていて、もっと乗り心地が悪いクルマはいっぱいあります。

内容は「ガソリンモデルの廃止」「ハイブリッド専用化」「Googleビルトインの標準採用」。戦略的だった価格設定は過去のものとなり、ミドルクラスSUVとしての「格」と「価格」を一段引き上げる内容です。
ガソリンモデルの廃止により、最低価格は従来の328万円から371万円へと、43万円の上昇。既存のハイブリッドモデル比で約7万円、4WDモデルでは23万円アップ。
筆者の感想!ネットの反応にひとこと!変更点は端的に、それ以外を盛り込んで動画にしています。

今回のマイナーチェンジで、ZR-Vは内外装のほか、装備面で大きな部分に、手が加えられました。
ガソリンモデルが廃止されます。これによりスターティングプライスは大きく上がることに。従来は321万円から選べ、ZR-Vはホンダ車では珍しく、価格的な競争力があるモデルでした。
321万円が371万円スタートになります。ハイブリッドだからという理由はありますし、人気はハイブリッド車なのでしょうが、高い方に選択肢を絞っていくのは事実上の大幅値上げであることに違いはありません。
最大のトピックは、特別仕様車である新グレード「e:HEV Z Cross Touring」の登場。北米仕様HR-Vのデザインを踏襲し、フロントグリルを中心に外観が変更されます。
変更点は内外装。メッキ加飾や新形状のデイライト、専用バンパーが与えられ、アウトドア的、またアクティブな印象を強めています。
同様に「e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE」でも北米仕様のグリルが与えられます。
他のグレードでは従来同様です。
価格上昇します。
全グレード標準装備として変更されます。インフォテイメントシステムはGoogleビルトイン。12.3インチの大型ディスプレイと、Googleマップを始めとする様々なGoogleサービスが利用可能になりました。利用料金はかかります。
安全装備も進化し、ホンダセンシング360プラスが採用されました。360度カメラによる安全性の向上は高く評価できます。

ZR-Vの改良を目にして思うこと。
ガソリンモデルが姿を消し、ハイブリッド専用車に。ZR-Vお前もかよ、と突っ込みたくなります。ベースとなるシビックと比較して、戦略的な価格をつけてきたZR-Vでしたが、シビックより気持ち安い程度の価格に。
どちらかといえば不評な、ZR-Vのフロントマスク。でも筆者は良いと思います。シンプル路線のホンダ車の中で、唯一の成功とまで思う。
写真や映像では広角レンズで歪んだものが多く出回る現状。実車とは異なる部分も大きい。
複雑な作りで、気品高い作りをしていて、写真で見るほどノッペリしていない。筆者は縦型グリルが良いと思います。
そもそも、すでにある部品でなんとかしようという安上がりな作戦に、引っかかりたくはないと思いませんか?
今回の改良で最も悩ましいポイントが、全グレード標準となるGoogleビルトイン。一見、最新のテクノロジーに見えるが、「改良であり、改悪でもある」。
ユーザーにとっての懸念は、2年目以降に発生するサブスクリプション費用、つまり「毎年払い続ける維持費」。
車載システムに高い金を払い、さらに毎年Googleに貢ぎ続ける。安いスマホを一台用意して、ディスプレイオーディオで運用する方がよほど合理的じゃない?
ホンダだけじゃないです。でも、いわゆる「デジタル赤字」を個人レベルで垂れ流し続ける構造がイヤです。
ハードウェアは「10年の寿命」に耐えられるのか?いや無理でしょう。5年もしたら重くて大変なのがスマホ。きっと一緒でしょう。
それから、Google Playアプリが使えるといっても、安全性の観点から開放されているのは音楽やポッドキャストなど30〜40個程度。それでいて、Googleマップ以外のナビアプリ(ナビタイム等)を使用した場合、メーター内にルート案内が表示されないという制約もあると思われます。
スタート370万円、主力で431万円、最上級で473万円。今度からはガソリンモデルがお得という免罪符が使えなくなります。
ハリアー、RAV4、マツダCX-60、フォレスターとガチで競合。よりサイズが大きく、ステータス性の高い格上のクラスが同価格か価格が下のライバル車になる。
Dセグメント用として設計されるハリアー、RAV4。縦置き・後輪駆動・6気筒エンジンのCX-60。強力です。
しかしスペックだけじゃ測れないのがクルマの魅力。
ZR-Vの試乗レビューでは、実際に感じた「実物こそが持つ品格」についても丁寧に述べていますので、ぜひご覧ください。

黄色い背景がネットの反応。続くのが私ヒラリーの反応です。
今回のマイナーチェンジで最も多く目にした、そして最も切実なコメントです。価格上昇は事実。
でも、見方を変えることもできます。
心理的な部分が大きいと思うんです。例えばキャンペーンが終わった直後に買おうとしたら、100円の差でも損した気分になる。それは金額の問題ではなく、納得感の問題。
先に買った人はラッキーだったと思えるし、これから買う人は「これが世界基準の価格なんだ」と慣れていくしかない。価格はいつの時代も、結局は慣れですから。
確かに選択肢が狭まったという意味では、そう捉えられても仕方ありません。
でもどうでしょう?ZR-Vはもともとシビックと比べて相当にお値打ちで、戦略的な価格をつけていた。それが「普通」に戻っただけとも言えます。
同じ予算で選べる車が減ったのは悲しいですが、ZR-V自体はCセグメントとして立派なサイズ。ガソリンモデルが欲しければ、今は中古車という賢い選択肢もあります。納得の金額で出回っていますよ。
ZR-Vとシビックの比較ですね。価格帯が被ってくると、この悩みは深い。自分ぐらいのレベルであればZR-Vでも十分に「走りの良さ」を引き出せますが、地面に吸い付く感覚はシビックにしか出せない。
ただ、1万キロ、2万キロと距離を重ねると、不思議とこの二台は同じような足の動き、同じような静粛性の音質に感じられてくる。つまり「同じ車感」があるんです。
そうなると、SUVの利便性とシビック譲りの走りを両立しているZR-Vの価値が、改めて浮き彫りになってくるはずです。
これは半分うなずけて、半分はうなずけないかな。半分正解というのは、映像や写真の「広角レンズ」の影響で形が歪んで見えている可能性があるからです。
一方で、実物を見た時のZR-Vは、驚くほど品が良くて「格調高い」。最近のホンダが主張を抑える中で、この車だけは手数が少ないのにしっかり主張がある。
実物を見てこそ良さが感じられる。これこそがZR-Vのデザインにおける最大の成功だと自分は思います。
1500ccクラスの自動車税でこの走りが手に入るなら、割高感はないんじゃない?でもそれで得をするかって言ったら……気分的な問題が大きいよね、というのが自分の本音です。
毎年、数千円の税金の差で「得したな」と気分よく払える。その精神的な余裕こそが、ハイブリッドを選ぶ付加価値かもしれません。
ガソリン好きの方は、今のうちに程度の良い中古のガソリンモデルを抑えておくのが正解でしょうね。
走り好きの中でも、ビジュアルの「雰囲気」を求める層に向けた回答でしょうね。自分も、中身が変わらないことへの物足りなさは感じます。
ただ、この「USホンダ顔」を新鮮と取るか、流用と取るか。そこはレビューアーの言葉選び次第。デザートベージュの新色やグレージュの内装は、間違いなく所有欲を満たしてくれます。
本格オフロードを求めるなら別の選択肢がありますが、街乗りメインで「少し違う」を演出したいなら、この選択はアリだと思います。
乗れば特徴は相変わらず素晴らしいけどね。それより「マイナーチェンジ」という言葉の定義が、昔とは変わってしまったのが悲しい。
Googleビルトインの何が痛いかって、ユーザーが「デジタル小作人」のように毎年利用料を払い続けなければならない構造です。
ホンダの思想と照らし合わせれば、もっと自由な選択肢があっても良かった。特にVICSが使えない代わりにGoogleのプローブデータを使う点など、便利さと引き換えに失うものもある。
AIと会話して学習できるような、未来のデバイスに進化していくなら話は別ですが、現状では「スマホで十分」という声が出るのも当然でしょうね。
「ホンダZR-V・マイナーチェンジ2026」という動画では、より多くの反応に反応してます。
ページ上部にリンクがあるので、ぜひ見てみて下さい。
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