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「元お車整備士」がお届けするメンテナンスのコーナー。
もはや必須!?スロットルバルブのメンテナンス風景と作業後試乗感。吸入空気量を調節してエンジン出力を調整するスロットルバルブの清掃を行いました。
現代のクルマでは必須ともいえるスロットルバルブのクリーニング。作業は比較的簡単なコースでもOK。実施すれば誰でも体感出来る事間違いなし、といえるほどの効果が期待できます。
スロットルバルブを清掃します。簡単に行う場合は、スロットルボディに繋がるホース類を外して清掃。確実に行う場合はスロットルボディを車体から外して清掃します。
今回の行程で必要になるのは基本、ケミカルのみ。お好きなメーカーの「キャブレタークリーナー」みたいなスプレーを用意します。
どこでも手に入りやすいクレのケミカルでは、「エンジンコンディショナー」という泡タイプと「キャブクリーナー」という液体タイプが市販されています。
お求めは大手カー用品店または大手ホームセンターにてどうぞ。
インターネット通販を利用するなら、ワコーズやヤマハというブランド力高い銘柄も簡単に購入出来ます。
スロットルバルブを清掃するためには、まずはスロットルに繋がるパーツを取り外します。
ここは車種により作業内容が異なる部分。例えばエアクリーナーボックスが大きくて外しにくそうな車種などそんな場合は、焦らず観察し、構造をチェックされる事をオススメします。
パーツの名称ですが筆者の周りでは、アクセル開度に合わせて開閉する部分を「スロットルバルブ」または「スロットルバタフライ」。
それを納めているケースを「スロットルボディ」または「スロットル本体」と呼んでいます。
文中もそのように記載していますので、皆様の呼称と異なる場合は置き換えてお読み下さい。
スロットルって吸入空気量を調整するパーツ。アクセルペダルによって可変する抵抗です。
一部車種(トヨタ・ラッシュなど)はアクセルワイヤーが繋がっているので見つけるのは簡単。
多くの車種ではフライバイワイヤー(ワイヤーがない)ので、エアクリーナーからたどって見つけて下さい。
エアクリーナーからエンジンまでの空気の通り道、その間にスロットルボディが付いています。
このマークXジオの場合は、画像の黄色い丸印部分の下に、スロットルボディが付いています。ボンネットを開けた状態で見えるのは黒っぽいホースです。
エアクリーナーボックスの上蓋から外していきます。
上蓋は根本のホースとつながり、クランプで締められています。
写真向かって右側のエアフローセンサーのコネクタを外し、クランプを緩め、外します。
続いてスロットルボディに続くホースを外します。先ほどのエアクリーナーから繋がる奧側です。
見える部分の接合物を外し、奧のクランプをつまんでずらし、ホースを抜きます。
ブローバイホースは後の作業も考え、エンジン側を抜いておくとラク。固着していない限り手のチカラで抜けると思います。
この画像は、ホースの奧側、スロットルボディと繋がっている部分のクランプです。
ペンチなどでつまんでずらし、緩めるタイプ。
ホースを外すことでスロットルバルブがお目にかかれました。
作業内容をまとめますと、エアクリーナーボックスの上蓋を外し、続くホースを外す。基本はそれだけ。丁寧に作業して15分くらいの作業時間でしょうか。
以前、トヨタディーラーで整備書を注文しようとした時、たいへんご丁寧に作業の注意点を図解でお教えいただきました。
また疑問点にもじっくりとお耳を貸して下さり、たいへん丁寧にご教授下さいました。
その時の図です(クリックで拡大)。
スロットルボディが見え、スロットルバタフライに手が届けば、基本作業の準備は完了です。あとはこのままクリーニングするか、外して作業するかの二択。
次ページでは実際のクリーニング内容と、ビフォーアフターによる目指すトコロなどをご紹介。
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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。