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「元お車整備士」がお届けするメンテナンスコーナー。
もはや必須!?スロットルバルブのメンテナンス風景と作業後試乗感。吸入空気量を調節してエンジン出力を調整するスロットルバルブの清掃を行いました。
現代のクルマでは必須ともいえるスロットルバルブのクリーニング。作業は比較的簡単なコースでもOK。実施すれば誰でも体感出来る事間違いなし、といえるほどの効果が期待できます。
余力があるならこんな作業も。筆者は普段、これらもセットで実施します。
スロットルバルブの清掃に使用したキャブクリーナー。残量が余っているかもしれません。そんな時は、エンジンに吸わせてみるのもいいかもしれません。
作業は二人いれば簡単ですがお一人でも大丈夫。どちらも最初に、適度にエンジンを暖めておくと良いと思います。
エンジンを始動し、1人はエンジンからエア吸入ホースに繋がるブローバイホースを外し、そこからクリーニング剤を吸わせます。
もう1人は車内でアクセルペダルを踏んで、エンジンがストールしてしまわないように調整します。クリーニング剤が入るとエンジンは止まりそうになるので、その調整です。エアコンをOFFにし夏場は暖房全開がオススメ。
二人で声を掛け合わせ、タイミング良く作業します。
お一人の場合は、エンジン停止状態でクリーニング剤を吹き込んでおきます。
ごく短時間ですので、ホースの中など貯めておける場所を考えて、溢れるギリギリくらいを吹いておきます。
外したホースを繋ぎ、運転席に座ってスタートボタンをプッシュ。エンジンが掛かりにくいと思いますので、アクセルペダルを開けて始動して下さい。
エンジンが始動したら、軽くアクセルを開け、適度な回転数をキープ。
ECU、いわゆるコンピューターのリセットです。通常省かれますが、「コンピューターの学習機能をリセット」ですね。だから基本的な部分はリセットされません。リセットされるのは最後のわずかな部分だと思います。
作業内容はどちらか2種類。バッテリー端子を外すか、該当フューズを外します。
バッテリーのマイナス端子を外して、適当な時間待ちます。
適当な時間とはディーラーメカニックによると90秒。
この適当な時間とは、内部のコンデンサなどに残っている電気が消費されるまでの時間。ブレーキランプなどを点灯させてしまう手もあります。どこかが過放電で不良を起こす可能性はわかりません。
この方法でリセットすると、車両の時計や燃費計などもリセットされることが多いです。ナビやオーディオは概ね、記憶が残ります。
ECUの関係項目に給電している該当フューズを抜き(外し)適当な時間待ちます。
該当フューズは2つ。EFI MAIN(黄色の20Aヒューズ)、ETCS(赤色の10Aヒューズ)です。
容量はモデル時期により異なる可能性があります。
ヒューズを外し、適当な時間待ちます。適当な時間とはディーラーメカニックによると90秒。この方法でリセットすれば、車内電装品に影響を与えません。
もちろんセーフティに、エンジンOFF、システムOFFの時に行って下さい。
今回の作業を行った要因は、走行距離による定期メンテナンスではありません。軽微ながらクルマの不調を感じたため、スロットルバルブ清掃という作業を行うことにしました。主な要因は3つ。
今回行った作業で大きなポイントは2つ。
この後、一定時間アイドリングし、想像できる様々な走行パターンを試してコンピューターの現状学習を試みました。
コンピューターの現状学習を試み、エンジン吸気系あたりのクリーニングも進んだと思われるあたりからの試乗感をまとめます。
せっかく時間を使って作業したわけですから、体感出来る変化が無ければカナシイわけです。
何が変わったかというと...。
いろいろ変わりました。毎度のことですがこの作業は、大枚はたいてアフターパーツを取り付けたくらいの変化を味わうことが出来ました。
作業するに至った要因を見直してみると、
これ以外に、CVTの変速時のショックが緩和されました。「D」レンジに入れっぱなしでの市街地走行では、変速ショックが気になる場面は現在ありません。
また疑似マニュアルモードで手動シフトした際には、ショック自体はありますが滑らかさがアップした印象です。
このマークXジオはトヨペットディーラーにて複数回のECUプログラムアップデートを行っています。ECUのどの部分に関するプログラムかは教えて貰えませんでした。総合的な、とのこと。
新車時のフィールをハッキリ覚えているわけではなく、途中でアップデートも行っているため、新車時に近づいたかどうかはわかりません。
ただただ、作業労力や金銭的負担に対して、非常に高い効果が期待できるメンテナンスだと思います。
全てディーラーにお願いした場合は、1万円程度の料金が予想されます。3万km4万km、もしくはそれ以上走行し、「なんか発進しにくいな」と感じたら、ぜひ試してみて下さい。
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マークXジオ・スロットルバルブ清掃「1」取り外しなど準備
意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。